ちょっと前にこういうニュースがあった.
パイロットの年齢上限、67歳に 不足解消へ国交省が制限緩和 – 産経ニュース.
LCCが増えて航空便の増加にパイロット供給が間に合ってないらしいが,確か記憶が定かなら,パイロット養成に費用がかかるので,民間航空会社が自社養成をあまりしなくなってきたことも関係してそう.少子化で若い人材供給そのものも少なくなってきていることも関係していそう.
ならば年齢制限を緩和して,という話になるのは自然な流れと言えばそうなのだが,パイロットというと巡航時はかなり自動化されているものの,離発着時には人間の高度な技能が要求される職種であったかと思う.
そういう職種なので,上限引き上げてOKというのは,あんまり良い策ではない.もちろん健康調査は厳密にするだろうが,過去にはパイロットの健康状態が原因での事故もあったので,不安が無いではない.
パイロットにしろ,トラックドライバーにしろ,運転操作をする人の不足が問題になるのは輸送単位が小さいからであって,1人でたくさん運べればさほど問題は起きにくい.それなら列車は最適で,短い編成の特急でも飛行機の中型機くらいの輸送能力がある.東海道新幹線なんぞは列車1本で(もう退役してしまったが)ジャンボ機3便分も運べてしまう.
さぁ,仕事だ,関係部署の皆さん,総合交通政策はどこに行った?大事なパイロットには国際線を運行してもらおう.
※サボってる?>関係部署殿