脱線ポイントの近くで待っていると,来た来た.
通過に要した時間,約10分.機関車3両+貨車70両.まぁ,短めだな.
Canadian Pacificとか,CN (= Canadian National)の文字が書かれた貨車があったり,積み荷が木材の貨車が多かったのでカナダから来た貨物列車かな.
脱線ポイントの近くで待っていると,来た来た.
通過に要した時間,約10分.機関車3両+貨車70両.まぁ,短めだな.
Canadian Pacificとか,CN (= Canadian National)の文字が書かれた貨車があったり,積み荷が木材の貨車が多かったのでカナダから来た貨物列車かな.
集合時刻の決まっている一畑電車,電車そのものもちょっと変わっている.
ヘッドマークが「木」?
電車の内装が木である.燃えやすい木を内装材として使っているのがミソだが,確か最初に使い始めたのは夜行寝台電車のサンライズエクスプレスだったっけ? 木材を難燃加工する技術を住宅メーカーとともに開発できたのがきっかけだったかと.
コンパートメント?
島根の一畑電車.残念ながら本数は多くない.路線網は,松江と出雲大社を結ぶ路線と途中駅からJR出雲市駅へ伸びる枝線とからなる.松江から出雲大社に行きたい人もいれば,JR駅から出雲大社に行きたい人もいる.JR駅から松江方面に行きたい人もいる.ということで,ちょっと悩ましい.
出雲市駅から分岐駅の川跡まではこの電車.内装が独特である.奧のピンクの電車も他の追随を許さない.車両の話はまた後日.
出発して数分で速くも終点の川跡駅.前方に出雲大社方面からやってきた電車が川跡駅に侵入しようとしているのが見える.
そして,向こう側の松江方面からも電車がやってきた.
そして,川跡駅で全方向乗り換えOK.少ない便数ながら,最大の効果.
ダイヤ編成上のポイントは,乗り継ぎ駅に同時刻に全方向から電車が集まってくるようにダイヤを組むこと.これなら参考にできる地方鉄道線も多いはず.
米国の高速道路の入り口である.日本のように料金所があるわけではないが,代わりに信号機が付いている.
信号機には「青信号につき1台だけ」と注意書きがあり,左の標識には「赤信号の時にはここで停まれ」とある.


前方の高速道路が渋滞しないようにするための流入制御であるが,見たところ渋滞そのものはまだ発生していないようである.
日本でも都市高速の入り口でランプ閉鎖によって流入規制をしていることがあるが,日本の場合はそういうときには,たいてい渋滞がひどくなっている.
この信号機では渋滞しないように制御しているようである.
…だが,よく考えてみると,道路というのはみんなが使おうとすればするほど不便になる交通システムである.こう言うのも何だが,人口密集地域には向いていない,田舎向けの交通システムである.使う人が増えると利便性のブレーキがかかるネガフィードバックつきの交通システムである.
ここ20年,30年,日本でも高速道路を作りまくってきたが,未だ高速道路によって地域発展を遂げ,(IC附近だけ多少の賑わいはできたかもしれないが)疎な状態を脱したなどという話は聞いたことがない.
そして最近になって,あちこちで新幹線整備をという声が大きくなってきつつある.高速道路と空港だけではダメだということに気づき始めた地域が多いということだろうか.
300km/hで通過する新幹線.曲線にはカントというレールの内外高さの差を付けてある.
山陽新幹線以降の新幹線ではスラブ軌道というコンクリート板に金具を介してレールを取り付ける方法が採用されており,砂利でできた銅賞を調整する必要が無いのでメンテナンスの手間が少ない.
逆に,カントのようなレール位置の微調整が面倒なのだが,どうやっているかというとレールとコンクリート板の間に挟む金具で調整しているようである.
下の写真には線路が2本写っているが,奥の線路はホームに面したせいぜい70km/h運転できれば良い線路,手前が300km/h運転対応の線路である.両者とも曲線上なのだが,明らかに両者違っている.
まず,そもそものコンクリート板自体が手前の線路のものは少し傾いているのだが,さらに手前の300km/h対応の線路のレールには金具が挟まれており,かなり浮いている.
下の写真だと,その浮いているレールの浮き具合が左右のレールで異なっているのがわかる.この差がカントである.
名古屋市がSLを借りて「あおなみ線」で走らそうとしているらしい.
…ん? そんなSL走れるような路線だったっけ?
とりあえず,名駅で線路はJRとつながっている.
しばらく走ると,沿線に貨物駅があった.少なくともここまでは走れそう.(C56がここまで走ったことはある模様)
この辺から高架へ.登坂できるかな? 電車専用と割り切った設計していると,結構急な勾配があるので,機関車だけならともかく,客車引っ張って登るのはきついこともある.ここは何‰かな?
駅で停止位置そろえる特殊な装置がありそうだが,無くて大丈夫なのかしら.
ここもまぁまぁ坂きつそう.200mで4-5mくらい高低差ありそうなので,20-25‰?
保安装置は,基本は「ATS-ST」みたいだね.
何とも言えねぇ.でも,貸すか貸さないかは貸し主次第だよね.JR西に借りに行った方が確実かも.
それより,そもそも臨海鉄道線なんで,臨港地区の入替機関車連ねて引っ張るんじゃぁいかんのかね? 衣浦から借りてくればええがね(一般受けせんけど).名鉄にも最新鋭の変わった電気機関車あるがね.
こういう話がある.
- 豪雨や大雪による運休、遅れが多い山形新幹線の米沢―福島間に関し、JR東日本は本年度から2年をかけて、抜本的な防災対策の調査検討を始める。吉村美栄子知事が同社の.. 情報源: 山形新幹線・米沢―福島間で抜本的な防災対策 JR東、トンネル化も含め検討
通称山形新幹線こと奥羽本線と東北新幹線の直通特急(要するに「つばさ」)に乗ると,福島を出てしばらくすると割と急な上り坂が延々と続くとともに右へ左へとカーブも続く.
板谷峠であり,かつては専用の機関車があったくらい有名な日本指折りの難所である.ある程度改良されたとはいえ「つばさ」は基本的には昔と同じ線路を走る.山形”新幹線”は線路の幅(軌間)を新幹線に合わせただけで,基本システムは在来線のままである.なので遅い.
峠区間を過ぎても,別の種類の”難所”は続く.単線区間である.新幹線とは名ばかりで,線路が1本しかないので向かいから来る列車と時間調整をすることもある.
記事中の山形県知事の提案は,峠区間の再整備をするなら,いっそフル規格新幹線に準拠したインフラにしようという提案である.これはアリだ.
山形”新幹線”は,日本の厳密な基準では新幹線ではない.だが,欧州に行くと走っているTGVやICEを基準にすると,山形新幹線(および秋田新幹線)は立派な高速列車だ.
じゃぁ,TGVやICEがどうやって発展してきたかというと,実は部分的にまるで国道のバイパスのように高速新線をつくり,そうじゃない部分は古い線路をそのまま使って全体のシステムを構築してきた.日本的基準から言うと,TGVやICEは「ミニ新幹線」である.
ドイツやフランスに2-3年おきに出かけると,同じ都市間の移動でも訪れるたびにTGVやICEの走行経路が微妙に変わり,所要時間が少しづつ短縮している.
どういうことかというと,部分部分,少しづつ高速新線を新たに建設して年々年々少しづつ本物の高速鉄道に近づけているのである.つまり,この方式を「輸入」すれば山形新幹線や秋田新幹線は少しづつ本物の新幹線に近づけるという方法が採用できる.新幹線建設を待ちわびる他の地域とはひと味違った整備手法を導入できるのである.
整備費用の負担方法など,詰めるべき事項はあるものの,良いアイデアである.
#約20年前,とりあえず跡追いで同じシステム入れておけば何かと楽だったかも > 西日本方面各位