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世界最難関級の券売機

サンフランシスコの空港から市街まではBARTという鉄道に乗る.

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この鉄道の券売機がくせ者であった.見かけは特に異常なし.

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画面どアップ.

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どやって使うんだ? とりあえず日本式に現金を入れてみるが,中心街までの切符はどうやったら発券されるのかわからない.どうやらテンキーで額を入力する方式のようではある.しかし,なかなか思うような切符を発券できるような状態にならない.試行錯誤してわかったその結果は…

…テンキーで「おつりの額を入力する」であった.

上の画面をよく見ると,「Max Change $4.95(=おつりは$4.95まで)」と書いてある.こんなところにヒントがあるとは.

わかんねぇよ.

#さらにその後,切符はチャージ式であることがわかった.

空港の乗り物(SFO編)

SFO,つまりサンフランシスコの空港である.

大きな空港に行くと空港内のターミナル間や駐車場棟へと変な乗り物が走っていることがある.このサイトではCDG-VALを紹介したことがあるが,日本でも成田とか関空にある.成田は止めちゃったんだったっけ?

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ここのは中央案内方式のようである.

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羽田は,国際線乗り継ぎだと空港構内をバスで延々連れ回されるが,将来的にはこういう乗り物も必要かも.

都構想の陰で進行する大阪長期衰退の始まり(第3話-他の交通網編)

以下の話の続きである.
第1話-新幹線偉大なり編
第2話-産業振興vs交流編

地域間のつながりが非常に重要だというのが前回までのお話しであるが,残念ながら大阪はこの点についてはあまり得意でない印象を受ける.つまり,自らが前へ前へと出ようとすることにはたけているのだが,大阪以外の地域とうまくやって行くのはあまり得意ではない地域性のように思われる.北陸方面で何度も何度も大阪に対する恨み節を聞かされた.(…と指摘したからと言って,逆ギレしないでね)…そういえば,四国でも聞いたっけ.

さて,地域間交流のハードウェア的装置と言えば,まず最初に浮かぶのが新幹線よりも高速道路網であろう.産業政策と高速道路整備は切っても切れない関係にあり,自動車を円滑に通すための道路は,バイパス整備なども含めて他のインフラに先んじて整備されてきた.

ならば,高速道路整備状況は地域の発展に直結しているはずである.そうして作ってみたのが次の図.だが…

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高速道路整備が直結しているのなら,もう20年以上前につながっている北陸自動車道沿いの富山や金沢の地位はもう少し向上していそうなものであるが,そうでもない.和歌山への高速道路も,関空整備の時点ではつながっていたが,今や和歌山市の商店街は全国的にも寂れた商店街の典型のようにテレビで取り上げられる始末である.徳島はどうした,鹿児島は? 貨物トラックが円滑に走れるようになったからといって,新幹線のような明瞭な関係があるわけではなさそうである.

じゃぁ,次は飛行機だ.プロペラ機じゃ遅いので,ジェット機の発着だ.空港のジェット化は長らく地方空港の主要課題であった.新幹線が無くても飛行機でひとっ飛びすれば,問題ないはずであった.だが…

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全国あちこちに飛行場が整備され,大都市と結ばれたはずだったが,やはり新幹線ほどのインパクトはないように見える.

いやいや,重厚長大産業こそ基幹産業だ.そのためには大規模な港湾が必要だ.港湾整備は産業振興に重要なので,公費を投入だ.だが…

重要港湾程度では,あまり関係はなさそうである.特定重要港湾の状況は高速道路や空港よりは関係がありそうだが,やはり新幹線のインパクトには欠ける.

じゃぁ,あらためて新幹線について見てみると…

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やはりこれかな. だが…まだ第3話.まだまだ話は続く.

 つづく

パイロット不足→年齢上限延長よりも,鉄道で!

ちょっと前にこういうニュースがあった.

パイロットの年齢上限、67歳に 不足解消へ国交省が制限緩和 – 産経ニュース.

LCCが増えて航空便の増加にパイロット供給が間に合ってないらしいが,確か記憶が定かなら,パイロット養成に費用がかかるので,民間航空会社が自社養成をあまりしなくなってきたことも関係してそう.少子化で若い人材供給そのものも少なくなってきていることも関係していそう.

ならば年齢制限を緩和して,という話になるのは自然な流れと言えばそうなのだが,パイロットというと巡航時はかなり自動化されているものの,離発着時には人間の高度な技能が要求される職種であったかと思う.

そういう職種なので,上限引き上げてOKというのは,あんまり良い策ではない.もちろん健康調査は厳密にするだろうが,過去にはパイロットの健康状態が原因での事故もあったので,不安が無いではない.

パイロットにしろ,トラックドライバーにしろ,運転操作をする人の不足が問題になるのは輸送単位が小さいからであって,1人でたくさん運べればさほど問題は起きにくい.それなら列車は最適で,短い編成の特急でも飛行機の中型機くらいの輸送能力がある.東海道新幹線なんぞは列車1本で(もう退役してしまったが)ジャンボ機3便分も運べてしまう.

さぁ,仕事だ,関係部署の皆さん,総合交通政策はどこに行った?大事なパイロットには国際線を運行してもらおう.

※サボってる?>関係部署殿

初夢鉄道(鉄道航空融合編)

こんな夢を見た.第七夜である.

海外出張の帰路である.航空搭乗券は現実世界では正式な紙券が廃止されているが,夢の中ではさらに進んでおり,ICカード搭乗券になっている.顔写真等の個人情報とともに搭乗便および座席が書き込まれており,券面には感熱式の概要表示もある.ICカード登録の顔情報と旅券の写真情報と実際の顔の三つが一致しないと飛行機に乗せてもらえない.

今回の帰路の経路は,FRA->HEL->KIX->KYOである.つまり,独フランクフルト発,ヘルシンキ乗換,関空着,それからそのまま鉄道に乗って京都まで.昨今の鉄道と航空の有機的結合政策によって,国内大都市主要駅にも空港のレターコードが割り当てられ,ICカード1枚で乗れるようになっている.予約情報は旅行会社のカウンタか,自宅のPCに繋いだカードリーダでICカードに書き込める.

関空から京都までは,特急はるか,ではなくて新幹線である.毎時4本が関空から大阪経由京都まで走っており,その先は2本が東海道新幹線直通,残りが山陰新幹線方面と北陸新幹線方面である.大阪経由の山陽新幹線直通と,向きが逆であるが四国方面行きもある.これら列車の運行会社は航空会社と提携しており,通常の列車便名とともに航空便名もついている.いわゆる共同運行便である.

関空以外にも高速鉄道が乗り入れいる国際空港があり,成田空港にはスカイアクセス線経由で,ミニ新幹線タイプの新幹線電車が各方面から乗り入れている.羽田空港は東北方面から東海道新幹線の車両基地の横をかすめる線路を経由して新幹線が乗り入れている.もっとも実現が早かったのは福岡空港の国際線ターミナルであり,第二滑走路開業に合わせて博多駅から単線の新幹線が乗り入れ可能な線路が建設された.

・・・と,ここまで見たところで目が覚めたが,寝てばっかりのうちに,完全にお正月は終わってしまっている.寝正月.そろそろ本格的に仕事しよっと.

#なお,一連の夢が正夢か逆夢かは定かではない.

空港の変な乗り物

空港に行くと,いろんな変な乗り物に出会える.新交通システムの変種でターミナル間が結ばれているのは珍しくないが,写真のようなナゾな乗り物もある.
どう見てもボーディングブリッジにしか見えない.クロスしている部分が可動式で,バスのボディーのような部分が上下する.そして,タイヤを使ってバスのように移動する.
ボーディングブリッジ+バス+リフトというナゾな乗り物である.
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水陸両用ホバークラフト

空港は都市の近くにあった方が便利だが,都市の近くだと騒音の問題があったり事故の心配があったり何かと問題が多い.ということで,空港の設置場所はホストとなる都市から結構遠いこともあり,アクセス交通機関が利便性の鍵を握ることも多い.
さて,写真は国東半島にある大分空港と大分市を結んでいた水陸両用のホバークラフトである.昔は宇高航路などにもあったので,小学生時代などは乗船したやつが自慢してたなぁ・・・という懐かしい乗り物である.今は残念ながら日本にはない.
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水陸両用,といいながら,道路を走れるわけでもないので,結局は港に相当する部分が平らな地面になっているだけであり,実質的には船である.機械的には空気で浮き上がるので飛行機の一種かも.
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おもしろい乗り物だが,波には弱く,レーダーで常に進行方向を監視しながらの運行であった.荒天時には欠航になり,陸路で代行便が出ていた.・・・なら,バスでいいじゃん,ということになり,道路が立派になった昨今では運行会社自体なくなってしまった.
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羽田乗継ぎ便を試してみた

羽田空港が近年再び国際線が発着するようになったので,(大阪からパリへの直行便があるのは承知で)伊丹空港から羽田経由の乗継ぎ便を試してみた.実に久々の羽田空港利用である.十数年ぶり?
乗り継ぎ時間は十分取ってあり,休憩たっぷりかと思いきや,そうでもなかった.原因はこのバス連絡.国内線ターミナルと国際線ターミナルの間がバス連絡になっており,10分程度毎に往来してはいるものの,空港内をくねくねと走り回り,結構時間を食う.国際線ターミナル内もそこそこ歩行し,結局,概ね搭乗開始時刻にゲートに到着.
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一方,到着側のパリでは,ターミナル間にVALが走っており,そこそこ便利.
IMG_5832羽田空港の課題は,ターミナル間の迅速な移動かな?

鉄道後進国ニッポン(長距離列車の「車内食」)

北米にせよ,欧州にせよ,長距離列車に供食サービスはつきものである.この点では日本の新幹線はTGVやICEほか数々の長距離列車に負けている.駅弁があるって・・・? やはり弁当と温かいちゃんとした食事は違う.コンビニ弁当があれば街の定食屋は絶滅かというとそうでは無い.
例えば,北米西海岸の長距離列車.シアトル→バンクーバーのAmtrak.
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ちゃんと食堂車が付いている.
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食堂車の内部.
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出てくる食事自体は,豪華,というわけではないが,航空便の機内食と同程度かそれ以上のものは出てくる.Amtrak0326-046
乗降の激しい新幹線では難しいという意見があるかもしれないが,この手のサービスはちょこちょこと停まるドイツのICEでもある.(しかも,1等なら座席まで持ってきてくれる)

空港内鉄道のデザイン

大きな空港に行くと,電車のようで電車でない乗り物があったりして,しかも,特定のゲートの乗客だけが乗れるようなシステムになっていたりして,なかなか興味深い.
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こういうデザインがなされていることもあり,なかなか凝っている.
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通常の一般の鉄道ではなかなかできないデザインでも,採用されていてなかなか楽しい.
(10年以上前の米国オーランド空港)