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PiTaPa導入

通勤で使うバス路線の回数カード(磁気)が販売終了になってしまったので,仕方なくICカードを導入した.

回数券のようなボリュームディスカウントのメリットを得るには,記名式のポストペイICカードを導入する必要がある.…ということで,渋々導入.パスケースの中にはFeliCaが3種類(Smart ICOCA,Ica,PiTaPa)も入っている.

バスの6ヶ月定期が55890円だが,このPiTaPaで乗ると,1ヶ月あたり1000円までは割引なし,1000-2000円は20%引き,それ以降は10%引きというややこしいシステム.要するに1ヶ月あたり1000円すら使わない客はボリュームディスカウントの対象外で,2000円以上使うと初期分を含めて10%引きというシステムだ.

これまでの通勤実績的には,1ヶ月あたり4000円のカード2枚消費だったので,8800円分乗車しているわけで,これを10%引きで乗ることになるので,7920円程度の支払いということになる.定期買うよりは安いという状況(PiTaPaが優秀なのではなくて,定期券が不甲斐ないということ).磁気カードに比べても若干割引は増えるが,昔の4650円分乗れる売価4000円のカードには及ばない.

さて,実際に使ってみると…パスケースに3枚もFeliCaが入っているので改札機の誤動作が増えて煩わしい.もちろん,ICOCAとPiTaPaはパスケースの別の所に入れて,改札機にかざす段階では2枚重ね状態にならないようにしている.

そういえば,FeliCaは改札機から出る電磁波(というか電磁結合状態?)をカード内のコイルで電力に変換しているので,コイルに電力が発生しないようにすればPiTaPaは反応しないはず.改札機のカードを触れる面とPiTaPaを直角にすれば電力が発生しない可能性高し.コイルはループアンテナの一種なので指向性があり,直角方向からは電波を受信しないはず.…ということで,現在はパスケースを半開きの90度開いた状態で改札機を通過させるという方法でしのいでいる.

めんどくさいなぁ.

バスカード(磁気)終了

日々使う近鉄バスの磁気カード(4400円分,売価4000円)が切れたので,販売を代理しているペコちゃんが店番をしているお菓子屋で買おうとすると,販売終了だというではないか.ありゃりゃ.

磁気カードに情報を書き込むエンコーダーという装置が何年か前にすでに製造中止になっているそうで,その影響がやってきたわけだな.

さて,このカード,かつては4650円分の度数があり,売価4000円であった.通勤時の利用区間の片道は当時片道240円であったので,毎月20日,40回乗車すると,運賃の支払いとしてはこういう額であった.

240円/乗車×40乗車/月÷4650円/枚×4000円/枚=8,258円/月

まぁまぁ結構な額である.

その後,4400円分,売価4000円となるとともに,片道250円に値上げされたので…

250円/乗車×40乗車/月÷4400円/枚×4000円/枚=9,091円/月

つまり,なんだかんだと10.1%も値上げされている.そのカードが終了となると,月に1万円も払うことになる.バスに乗るの止めようかな.

毎日乗るなら定期券というのが普通の選択かもしれないが,このバス会社,果たして定期券を売る気があるのかどうか疑わしい.

通勤用定期6ヶ月,乗車区間は「2区」という区分になるようで,その値段はと言うと…

55,890円

サイトには料金の計算式が載っており,1ヶ月定期は「運賃×60×69%」らしい.月に約42回乗らないといけないので,年間の全ての週の月−金で往復するような前提だ.うーん.

6ヶ月定期は,「1ヶ月定期×6×0.9」らしい.要するに正規運賃の62%だ.これでも月に約37回乗らないといけない.

年間365日あるが,週休2日を基準とすると土日で104日,祝日等で約20日,盆と正月に例えば計10日,年次有給休暇の5日休むと,出勤するのは226日くらい.約62%だ.正規運賃払って乗るのと定期券買うのとでは,支払額はほとんど同じでは? 売る気あるのか?

しかも,定期はいったん払ってしまうと予定外に使わなかった場合(出張とか…)は無駄になるが,正規運賃はその分支払いが減る.定期は乗り降り自由とはいうが,乗り降りしたくなるような路線でも無いし… 売る気あるのかなぁ?

この件,10年以上前にも書いているが,何の改善もない模様.

1円たりとも損はしたくない,という行動が客を逃がすかもしれないという構図.