商店街を東に抜けると,おや? 市役所?
なんか書いてあるぞ?
舞鶴のスローガンとはちょっとニュアンスが違うのね.
「快速鉄道」の方も,色あせてるけど看板下ろしてないのね.
小浜駅には何も書いてないと思ったら,小浜駅を出てすぐの鉄橋を渡るときにこういう看板発見.
駅構内よりも目立つなぁ.
小浜市街をしばし探索.
駅前広場の斜め左方向の商店街を進むと…
…そう言えば,そういう朝ドラあったけど,結構前だよねぇ.
さらに進むと,こういう施設が見えてきた.
うぅうん…なんか,雰囲気的に残念な感じが.手前のレトロな印象と,背後の近代的ビルのアンバランス.景観条例はあるのかなぁ?
西の方を見ると,一生懸命整備した痕跡がうかがい知れるが,ここも何となくちょっと残念な感じが…
時代を感じさせる店舗の雰囲気と,自動車交通処理を重視した立派な街路のアンバランスさが何とも.
景観の専門家ではないが,街路が広すぎの感じがする.
最近観光客でにぎわっている金沢では,こういった感じの商店街にかなりの人が流れ込んでいたが,ここは寂しい限り.
んんんんん…
東舞鶴から小浜までは2両編成の新しい電車だ.舞鶴線からの直通客も少なくないようだが,運転系統が分断されており,遅延が生じても待ってくれないようである.
ゴトゴトと走るが,途中駅ではホームと線路が1本ずつしか無い箇所もある.
よく見ると,元々あった線路を引きはがしているようだ.下の写真は,構内踏切の跡地のようだ.運転本数の減少に応じて不要な線路を撤去したということだろう.臨機応変なダイヤの変更,などというものは,もはや望むべくもないのだろう.
沿線人口の減少+高速道路の整備+対抗意識なしというトリプルパンチ.
小浜駅到着.
敦賀方面,東舞鶴方面とも毎時1本が基本のようだが,東舞鶴方面については9時台,10時台,11時台の運転がなく,8時47分を逃すと12時04分まで無い.ひでぇ.
敦賀方面も運転の無い時間帯が複数ある.
これじゃぁ,「おでかけはお車で」と言っているようなものだ.
積極的な営業をしたくない,という気持ちがひしひしと伝わってくるダイヤだ.これを北陸新幹線の並行在来線というのは無理がありすぎだ.すでに地域間輸送の機能を失っている.営業する気力が無いのなら,はっきりそう言って議論すべきであり,見え見えの方便は止めるべきだろう.
小浜線は北陸新幹線建設とトレードオフの関係にはありませんね.
東舞鶴の街路を港側から駅方向に行ってみる.しばらくは往復2車線の街路だが,途中から立派な駅前通になる.
所々歯抜けになっているが,感覚としては西舞鶴よりは若干マシかなぁ?
交差する方向にもアーケード街が広がっている.探索したいところだが,ビンボーエクスカーションなので,時間がない.
再び駅方向へ.商店街であることを無視した建て方をしたマンションもある.…が,西舞鶴よりは少ない印象.
正式名称は「朝日通り」というようだ.都市規模の割には商店街が大きい.自衛隊の「城下町」ということかな.自衛隊以外だと観光も産業だが,この規模の都市を維持するほどの活性度は無さそう.近隣に例の巨大ショッピングモールがないというのも大きいかも(”鳩が2羽のショッピングセンター”は駅南側にある).
駅前のホテルが廃墟になっている.
こういういい雰囲気の建物もあるが,特に積極的な利用はされていない模様.
歯抜けになっている部分も少なくないが,割と商店街は生きている方かなという印象.
ところで,駅前広場に面して家電量販店が立地しているってのはどうなんだろ.
東舞鶴駅を降りて右方向,NTTや共済病院のあるところへ歩くと,遊歩道の入り口がある.
なんだか匂う.この微妙な曲がり具合.通常の道路じゃぁ,わざわざこんな緩い曲線にせずに,真っ直ぐに道路を敷いて,必要に応じて割と急角度で曲がる.
さらに歩くと,あったあった.トンネル.ここまでに沿道には玄関をこの道路に向けている建物がほとんど無い,というのも,「なんだか匂う」原因だな.
どう見ても鉄道トンネルです.
遊歩道化しているので,現役時代にはなかったであろう街灯がついている.
トンネルを抜けて振り返ると,こんな感じ.どう見ても鉄道トンネルです.ここにたどり着くまでに通ってきたトンネルと,構造やサイズがほとんど同じじゃないかな.
まだ遊歩道は続く.ここは踏切跡か?
そして終点.病院横の入り口から800m,ぶらぶら歩いて15分ほど.
地下道を抜けると…レンガ倉庫跡地利用の商業施設であった.
久しぶりの青春18切符の使用3回目である.今回は家に帰るという単純な行動だが,8/11という帰省ラッシュピークの中でどうやって席を確保しながら乗り継ぐかというのが課題である.単純に乗り継いでゆくだけでは立ちん坊になる可能性高し.
今回も実際の経路に沿って正規料金を支払うと…
横川-西広島:140円
西広島-岡山:3020円
(ここで岡電に乗るという寄り道して)
岡山-播州赤穂-自宅最寄り駅:3670円
合計:6830円
ということで,元は取った.
さて,広島から東に向かって乗ろうとすると3〜4両編成の電車で席を確保する必要があり,かなり競争率が高い.そこで,ホテルから広島駅に向かうのではなく,少し手前の駅に向かうことにする.
広電とJRの乗り継ぎ駅に成長した横川駅,広電の比較的大きな拠点駅になった己斐(西広島)を訪れた後,西広島駅から三原駅に向かう.乗車したらなるべくドアから離れた奥に入り込むのがコツだ.
広島駅でかなりの人数が降車するので,通路の奥まで入り込んでいれば広島駅から乗ってくる人よりも前に空席を確保できる.昔,山科駅から大阪駅まで通勤していたときに京都駅で席を確保していたノウハウだ.
三原駅からは特に問題なく乗り継いで岡山駅へ.
岡山からが問題である.三原方面からの列車が毎時2本であるのに対し,相生・姫路方面への列車は毎時1本になり,混雑しやすい.この区間が隘路だ.そこで,山陽本線ではなくて赤穂線の播州赤穂行きに乗る.山陽本線まわりよりは少し時間がかかるが,終点の播州赤穂で東に向かう新快速の始発に接続するので着席ほぼ確実である.
ということで,今日も疲れたなぁ.
久しぶりに買った青春18切符の使用2回目である.今回は研究会への出席(もう資金がないので出張申請していない.単なる個人旅行だね.)で大阪から広島の宮島までである.
実際の経路に沿って正規料金を支払うと…
自宅最寄り駅-相生-岡山-宮島口:6480円
相生-岡山間新幹線自由席特急券:970円
宮島航路:180円
合計:7630円
実際に払ったのは,18切符1日分:2370円
相生-岡山間自由席特急券+乗車券:2110円
合計:4480円
まぁ,一応元は取った.
山陽本線を西へ西へと向かう場合,姫路か相生で岡山方面の電車へと乗り継ぎ,岡山で広島方面へ,そして糸崎で岩国方面へと乗り継いでゆくのが標準であるが,今回は待ち合わせ時刻に間に合わないため,「オプション」を使ってみた.
あまり長距離の「オプション」では安価な移動ではなくなってしまうので,新幹線特急料金が隣接駅間の特例が使える範囲で,なおかつ列車本数が少なく,時間がかかる区間が効果的である.
山陽本線なら相生—岡山間(新幹線オプション),東海道本線なら米原-大垣間(特急オプション)かな.
なお,大都市を早朝に出る18キッパーの移動の大波に身を任せてゆくと,結構な人数があるにもかかわらず西に向かうにつれて,8両or12両編成→(姫路or相生)→4両編成→(岡山)→4両編成→(糸崎or三原)→3両編成などとなり,次第に阿鼻叫喚状態になりかねない.
その点,わずか15分ほどの乗車であるが相生—岡山間の新幹線オプションを使うと,西に向かう18キッパーの移動の大波よりも1時間分ほど前に出ることができ,移動が快適になるという副次効果もある.
ということで,今日も疲れたぁ.
さてさて,街歩きをしてみよう.まずは西舞鶴の商店街.アーケードつきで…
お昼前からは歩行者天国である.が,無視して走り去るクルマも多い.
シャッターを閉めている店が多いが,営業している店もそれなりにある.まだまだ機能はしているようである.
下の写真,よく見ると右側の建物がアーケードの屋根を無視して建てられている.1回が駐車場になったピロティー形式だ.
こっちはアーケード街に面する駐車場つきの民家.
あちゃぁ,割とまとまった土地が完全に駐車場と化している.宮崎駅付近ほどでもないが,かなり蝕まれている.
こっちも.
こっちは,両側とも.
駅から遠い方の入り口.
モータリゼーション+地方部の人口流出のWパンチか?
比較的最近になって電化した区間に,古いトンネルがあるとこんな感じになっていることが多い.
以前,予讃線のトンネルを紹介したことがあるが上の写真の舞鶴線のトンネルも同じような感じだ.
高度成長期頃までに輸送力増強の一環として電化するような場合には,狭小トンネルは掘削し直すなどの対応がとられることが多かったが,近年の電化では線路の下の地面を掘って高さを稼ぎ,上部の電線についても高さがギリギリになるのでパンタグラフの押し上げの力が強くてそれに対応できるようにトンネルの部分だけ別の電線が添えられている.
上の写真もよく見ると,本来の給電用の架線の左右にパンタグラフの押し上げ対応の電線が添えられている.
まぁ,一応は電化という所期の目的を達成しているが,かつてはそれに合わせて行われることの多かったインフラそのものの更新が行われなくなってしまったわけであり,この先,いつまで使えるのかといった点が少々心配ではある.
もっと鉄道のインフラ投資しようよ.
#今日は「架線」の話でした.