エジンバラからバーミンガムまで,約4時間の汽車旅である.英国鉄が解体されて,もうワケの分からん状態だが,とりあえずブリットレールパスは特に何でも乗れるようだ.
9時ちょっと前の西側まわりロンドン行き特急.電化区間なのに,なぜか5両編成のディーゼル特急だ.英国鉄系ではなくて,車体にはこう書いてある.
レコード屋さんではありません.今や立派な交通事業者.
1等車のチケットを持っているので席に着こうとすると,こんな感じ.食堂車ではありません.
チケットのチェックが済むとすぐにコーヒーを注ぎに来てくれる.ジュースもいるかと聞かれるが,コーヒーだけでいいと返事する.コーヒー代はチケット代に込み.
さらにしばらくすると,今度は国際線の飛行機のようなメニューを持ってきて,選べという.朝食だ.軽食だ.
オムレツを頼むと,サーモン入り,スモークサーモン入り,なしを選べという.えっ? まさかの車内調理? 「なし」を選ぶと,クレッソン入れてもいいか,と聞いてくる. えっ? やっぱり車内で調理???
待つこと20分ほど.運ばれてきた.
ううううう〜んん.
東洋の島国では,車内販売を廃止して護送車のような列車運転してるんだってねぇ?
さらにその後,飲み物のお代わりはいるか? バナナやパンケーキはいるか? 再び,飲み物のお代わりはいるか? …
バーミンガムに着くころには,お腹たぽんタポンである.
なお,バーミンガムに着く直前にはコーヒーカップとグラスを新しいものに取り替えに来たので,そのままロンドンまで乗ってゆくと,お昼ご飯も出てきたかも.
英国は十分に「おもてなし」の文化があると思った.(一方,「おもてなし」をPRしている国では…)