ずいぶん前に,新聞にこういう全面広告が出たことがある.
文字部分を拡大すると,こう書いてある.
株式が完全に民間放出されて,特殊な会社であることを規定した法律の適用外になったことを喜ぶ広告である.現時点では本州の3社はいずれも同じ状態で,「純粋な民間会社」になっている.
まぁ,確かに商法上は「純粋な民間会社」であり,鉄道業以外にも各種の事業は自由にできるようになった.日本の民鉄方式の利益回収システムを構築することも可能であるし,鉄道とは関係のないことをすることも可能であろう.
じゃぁ,昔からの「純粋な民間会社」はどういうスタンスで事業をしているのかというと,(会社によっていろいろあるが,優良と言われている会社だと)沿線の利用者の利便を考え,沿線イメージの向上に気を配り,顧客第一ということが徹底されている.まさしく,沿線経営である.
さてさて,新たに「純粋な民間会社」になった各社は確かに以前に比べて事業は旺盛になったが・・・どういうスタンスで事業しているのかしら.本州三社の沿線とは,ほぼ日本の中心部そのものなので,沿線経営=日本国の中心部経営,といった意気込みがある・・・と信じたい.そうした場合の「純粋な民間会社」ってどういう役割なんだろうね.
国や自治体の言うことなんて,いちいち聞いてられねぇ・・・てか?