日本の大都市には「開かずの踏切」があり,何かと都市計画上の大きな門痔になったりなんかする.抜本的に解決するには,何百億円もかけて立体交差にするわけで,結構やっかいだ.
さて,ドイツのザールブリュッケンから郊外方向に近郊電車S1で15分ほど乗ると,Kleinblittersdorfという小さなまちの駅に達する.試しに降りてみる.
近郊電車と言っても路面電車がそのまま郊外鉄道線を走るTram-Trainだ.終点まで乗り続けると,国境を越えてフランスのサルグミヌまで行ってしまう.
写真には踏切が写っており,橋を渡った向こうの奥の教会はフランス.こっちはドイツ.そんな場所である.この踏切,警報器が付いているものの,音は一切発することなくいきなり赤ランプが点滅して遮断機が降りる.
さて,何がやってくるのかなぁ…私の乗る電車まではまだ6〜7分もあるのに.
何も起こらない.
2〜3分経過.
何も起こらない.
仕方がないので,電車に乗るべくホームに向かうと電車がやってきた.
そして,電車がホームに着くと,電車の後方に位置するあの踏切が上がった.
こんな場所で,数分も前から遮断機を下ろしているわけだな.んんん〜