今年も行くぞ欧州調査2016

今年も欧州調査に行くわけだが,立ち寄り先がその後暴動現場になったり,テロ現場になったりすることも多くなっており,ちょっとビビってる.基本的には貧乏旅行の一種なので,必然的にそういう場所に近づくケースは少なからずある.

大学の事務方からも「行くか行かないかは先生の判断ですけど…云々」というような注意喚起とも『事務方として責任を果たした!』的証拠づくり的注意ともとれる連絡を受けているが,まぁ結局行かないわけにも行かないので,今年も行く.

今年の訪問都市はこんな感じ.ただし天候によっては近隣都市に急遽変更する可能性あり.

  1. Edinburgh(英)
    • 特に何も考えずに行程に入れてみたが,よくよく見るとトランジットモール(もどき?)がある.なんだか中途半端な雰囲気が漂っているが,日本でトランジットモールをすると,こういった感じで中途半端になりそう.…という点で参考になるかも.
  2. Birmingham(英)
    • 3年前に訪れた際よりも路線が中心街側に延びている模様.3年前に写した写真を見ると,当時は「この工事,何をしているんだろう」と思っていた箇所がトランジットモールになっているではないか.もうちょっとたくさん写真を撮っておけば良かった.
  3. Coventry(英)
    • 都市交通というよりは歩行者優先の街路という視点で訪問.
  4. Münster(独)
    • ここも都市交通というよりは歩行者優先の街路という視点で訪問.自転車政策が確か有名だったような気が…
  5. Düsseldorf(独)
    • ちょっとだけトランジットモールがある模様.Googleのストリートビューを使って”予習”していると,繁華街付近の高架道路に対して何やら工事をしている模様.
  6. Bremen(独)
    • トランジットモール等あり.3年くらい前に行ったが,雨で調査不能になった都市.さてさて,今年のお天気はどうかな?
  7. Kassel(独)
    • 3度目? 4度目? そう言えば中心街の自動車交通の取り回しについて調べてなかったので,調べなきゃ.
  8. München(独)
    • ゾーンシステムのようなのが導入されてたっけ? 4年くらい前の訪問時は大雨に降られて写真の撮影すらままならなかったので,再訪.

という,なるべくややこしい都市を避けたつもりだが,行程確定後にMünchenのショッピングセンターで銃乱射.

どうぞ,何事もありませんように.

きびだんご屋の前の電停

岡山の有名なきびだんご屋さんの前の電停である.

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どこが停留所かって? 道路上の緑色に塗った部分.ここが電停である.

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もちろん,車道の一部を緑色に塗っただけなので,車が通る.交通量がやや少ない道路だということが救いか?

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その次の電停も,車道の一部を緑に塗ったタイプだ.欧州のLRTに見慣れると,まだこんな危ない電停があるのが奇異に見える.だが,これが日本の現実である.

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バリアフリーじゃ無いけどバリアスモール

低床式電車が各地で導入されているが,まだまだ「高床式」も少なくない.そんな場合,車内でかなり大きな段差をよじ登らないといけないことも多いが,よく見ると,そう言えば小さな台が設置されていることも多い.

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こういった踏み台はよくよく見てみると段差が大きいステップにはよく設置されているんだが,この電車は「踏み台」と明記してあるのがミソだ.

ここを使ってね,と分かるようにするかどうかで,使い勝手が違ってくるかも.

退化する電車の1日券

広電の問題というよりは,一日券等への対応をあんまり真剣に考えていないソニーのフェリカシステムの問題なんだけどね.

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広島電鉄に乗って一日券を買うと,以前は磁気カードだったはずだが,昔と同じスタイルの紙の一日券が出てきた.

広電とは別の事業者の方に聞いた話だが,磁気カードの乗車券システムは,カードへの磁気情報の記録装置が製造中止のようで,発行できなくなりつつあるらしい.

ICカードシステムに移行したいところだが,いちいち高額なシステム改修費用を取られるとか,そういった理由で一部の事業者を除いて一日券の発行が難しくなりつつあるそうだ.

バスや路面電車はその点,必ず乗務員が乗っているので,時代を逆行するようだが紙タイプの一日券に先祖返りせざるを得ないそうな.…という話を聞いたのは先月末のことだったが,早くもその先祖返りの紙券に遭遇.

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顧客のニーズを実現してこそ仕事人.仕事してますかぁ? バカ高い費用とってると,そのうちに汎用システムに取って代わられる日が来ますよぉ.

クルマは地上,人は地下…で,いいのか?

今や世界的観光地の広島の宮島.駅に着いて…

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船着き場に行こうとすると,地下に降りろという.

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一応エレベータもあるが,目と鼻の先なんだから渡らせろよ,と思う.

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地上に上がって,船着き場着.

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歩行者を地下に降ろして,エンジンつきの自動車を地上にという発想は,日本独自の発想だ.観光地に来てまで自動車がぶんぶん走ってるのは見たくないぞ.

欧州なら間違いなく,車道を地下化して,歩行者は地上を歩かせる.こういった超有名観光地なら駅から船着き場までは歩行者専用になっていると思う.

「国道2号線は重要な幹線道路で…」という声が聞こえてきそうだが,自動車優先の交通政策は,そろそろ政策転換した方がいいぞ.

特にこういった観光地では外国からの旅行者が多く訪れるので,恥さらし状態だ.

 

ホーム検知センサー

広島にもようやく遅れてやってきた最新型電車.ちょっと長さが短くてやや不評のようだが,最新であることは確かである.保安装置がなにげに最新型であるほか…

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わかりやすい部分では2編成以上併結時における転落防止のための「耳」が最初から装備されている.後付けではないので,それなりに見た目への配慮がある.

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このほかにも,乗務員室にはこういうランプがついていたりなんかする.ホームの無い側のドアを開けてしまわないようにする保護装置のようである.JRではあんまり見たことが無い装置だ.

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誤って開けてしまうと,最悪の場合,乗客が線路に転落→そこに反対方向の電車が進入→事故,となるので,それを防止しようということのようだ.

ドアの誤開閉は,(実際に遭遇したことは無いが)たまにある.

#誤開閉ではないが,子どもの頃には4両分程度しかホームが無い駅に6両とか8両の長い列車が停まると,ドアが開いてもホームが無いという,今では考えられない状態はたまにあった.もっとも,ドアが開けっ放しの列車もあったが.

 

ぐるぐるぐる

敦賀駅から北陸本線で米原方面に出発すると,しばらくして米原方面の線路が金沢方面の線路を乗り越す.この辺は山が険しいので,特に貨物列車が勾配を楽に登坂するために,米原方面の線路が山の中をぐるっと時計回りに1周して高低差を稼ぐ.

ループ線だ.

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半周すると,地図上は小浜線の近くを走っていることになっているが,高低差がずいぶんついており,こんな感じだ.よく見ると眼下に小浜線の線路が見える.

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ここまでは,北陸線をよく使う人なら見たことのある光景.

じゃぁ,下から上,つまり小浜線から北陸本線を見上げると,こんな感じになる.

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結構上を走ってるね.小浜線自体がやや標高高めの場所を走っており,さらに写真に写っている二階建ての家屋は小浜線よりも高い位置にある.その家屋のさらに上,6階か7階相当のところを走っている.これでループ半周.

さらにもう半周して米原方面へ.北陸新幹線が出来ると,このループを特急で通ることも無くなるのかな.

北陸新幹線ただいま工事中(なのか?)

敦賀までやってきた.そろそろ日が暮れそうだ.

敦賀といえば,2022年頃の開業を目指して北陸新幹線の工事がまっただ中になっているはず…だが,駅の南側の車両基地はまだ何も手つかずのように見える.ここに新幹線の駅ができるんだよね?

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市街地を今庄方向に線路と並行に歩いてみる.今は使っていない敦賀港線の踏切があった.新幹線の工事をしているのなら,この辺のはず…だが,工事をしている様子が無い.

工事はしていなくても,主要道路との交点には杭が立っているはず…だが,見当たらない.本当に工事中なのか?

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敦賀港線に沿って,少し敦賀駅側に行ってみる.この写真の方向に新幹線が通るはずなんだが,杭すら見当たらない.どうした?

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もういっぺん戻って,写真の小山のふもとに行ってみると…

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もしかして,これ? 付近には他に工事をしている箇所は見当たらないようだ.これだな.白い覆いがしてあるが,「新幹線工事を行っています」などという類の看板類は見当たらない.

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ほんとにこれなのかなぁ?

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北陸新幹線ただいま工事中(なのか?)