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4+3=7

片町線(学研都市線)では,次の3月から列車本数削減をすることで輸送力調整をすることになったが,ちょっと前までは列車の長さを調整することで輸送力調整が行われていた.乗客にとっては列車の長さは利便性と直接の関係がないので,こちらの方が輸送力の調整方法としては優れている.

10年くらい前の京田辺駅の風景.

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7両を4両に減車すると,4÷7=0.57,つまり43%減.四條畷以東で本数削減じゃなくて,普通列車か快速列車だけ4両に減らせればちょうど良いかもね.面倒なことはやりたがらないね.国鉄も面倒なことはやりたがらなかったけど.

(まぁ,ガチャンこすると車両が傷みやすいんで,あんまりやりたくないらしいという話は聞くけど,近鉄とか南海はやってるよね.阪神電車もしてたっけ.)

野田と海老江と玉川と・・・

ここに限った話ではないが,実質的な乗換拠点なのに,鉄道の駅が異なっていて接続していることが分からないというケースが少なくない.

DSCN7115大阪市内の福島区の駅.地下鉄千日前線の駅が「野田阪神」で,阪神電車の駅が「野田」,そしてJR東西線の駅が「海老江」.すべて「野田阪神前」交差点に面しているか,その地下である.「野田阪神」駅は単に「野田」と通称されることもあり,「野田」駅は「阪神野田」と呼ばれることもある.併設のバスターミナルは「野田阪神」である.

そしてヤヤコシイことに,この地図の下側(南側)にあるのがJR大阪環状線の「野田」駅であり,その駅との乗換駅は地下鉄千日前線の「玉川」である.

それぞれ事由があって,それぞれの駅名を名乗っているとは思うが,もうちょっと何とかならんかな.

#なお,阪堺電車では「南霞町」から「新今宮駅前」に改名した模様.

地震動予測地図とリニアの中京圏サブターミナル

全国地震動予測地図2014年版の観察を継続中.このファイルのp.72やp.108を引き続き見ている.今回は中京編.
リニア名古屋駅は地震のリスクが高いが,一応地下駅なのでその点はクリアできる.しかし,名古屋人ならよく知っていると思うが名駅周辺は大雨で浸水しやすく,先日も市営地下鉄東山線が水没しかけた.名古屋駅へのアクセスは新幹線,JR在来線,名鉄,近鉄,地下鉄であり,地下鉄2系統あるので品川よりはマシである.名鉄と近鉄は駅は地下だがすぐに地上に出るので,地下鉄ではない.大地震で地上走行の鉄道が使えなくなると,リニアと地下鉄2系統だけが生き残るという可能性はありそう.

 地下鉄が動けば名古屋市の窓口として機能しうるが,市外を含めてのサブターミナルとしては隣の中津川になる.地震リスクは名古屋より幾分マシ.ここからは何とか中央線,太多線,高山線経由で岐阜や日本海側にアクセスできないこともないが広域アクセスは弱そう.
名古屋以西のルートについては明らかになっていないが,下馬評ではリニア名古屋駅の西隣駅は亀山あたりではないかということになっている.地震リスクは名古屋とあんまり変わらないか幾分マシ程度.濃尾平野は遠く,もはや中京都市圏の代理窓口にはなり得なさそう.広域的な幹線も無い.
もしも名古屋駅から新大阪駅までほぼ真っ直ぐにリニアが敷かれた場合は,勝手に員弁あたりと想像してみるが,道路網はそれなりに使えるものの,他の鉄道との連携はほとんど期待できない.広域アクセス拠点にもなりにくい.
ということで,中京圏については岐阜県駅(中津川)はある程度中京圏の臨時ターミナルにはなり得るが,三重県駅にはあまり代替機能は期待できず,名古屋市営地下鉄をどうやって動かすか考えた方が良さそう.こういう事態になれば東海道新幹線には期待できないので,広域アクセスはリニア以外なくなり,広域鉄道網の結節点機能は無くなる.(ということは,名古屋暫定開業状態では,東西間バイパス機能は発揮できないということ.)

地震動予測地図とリニアの首都圏サブターミナル

全国地震動予測地図2014年版の観察を継続中.このファイルのp.72やp.108を引き続き見ている.
リニアは首都圏,中京圏,近畿圏を結ぶことが大きな目的であるが,同時に東海道新幹線の代役でもあるので東海道新幹線途絶時においても三大都市圏を何とか結ぶとともに広域鉄道網の要の役割を継続しなくてはならない.これが三大都市圏結節鉄道のBCPの要求水準である.
さて,首都圏のターミナルはご存じ品川駅であるが,(地下なので地震に対しては大丈夫ということになっているが)海岸に近くて浸水の心配がされる地区でもある.一応,高潮津波は多少防潮堤を整備すれば大丈夫ということにはなっている.リニア品川駅が無事でも,そこへのアクセスはインフラが古いJR在来線が主体であり,リニア品川駅が無事でも地上の品川駅付近の線路が地震動で使えないということが起こりうる.

 ということは,実はリニアのバイパス機能を有効に働かせるためには,各都市圏においてサブターミナルが重要ということになる.サブターミナルは各都市圏に対してのアクセスが十分に可能であるとともに,広域アクセスの要になっている東海道新幹線の代役という点では,一時的にであっても広域アクセスが可能であることが求められるということになろう.

さて,首都圏ではリニア品川駅の西隣はリニア神奈川県駅で,相模原市の橋本駅付近ということになっている.地震リスクは品川より幾分マシ.

 JR横浜線と相模線で南北方向に,京王線で東方向に移動できるので,品川付近だけが使えない場合は首都圏の代理窓口として機能しうる.広域アクセスについては,新幹線を含むJRの幹線が遠く,難ありである.八王子まで出れば中央線があるが,リニアできた人がここから中央線で甲府方面に行くことは考えにくいので,あまり意味はない.

ということで,広域アクセスに難アリなので,全国的鉄道網としては首都圏そのものを迂回するルートを確保した方が良さそう,という結論になる.

パノラマグリーン車ってビジネス向きじゃないよね

在来線特急には,時々「パノラマグリーン車」なるものが連結されている場合がある.こういうやつ.
DSCN3625・・・写真が古いってか?
けども,このグリーン車に乗ろうとすると,ホームの端までいって待たないといけないため,乗降に余分な時間がかかってしまう.端っこなので,車両を通り抜ける余計な客がいなくて静かではあるのだが,急いでいるビジネスマンにとってはあまりありがたくないロケーションである.
グリーン車でベストな位置に連結されているのは東海道新幹線である.通り抜ける客が多めではあるが,編成中の車両の位置とホームの階段の位置がほぼぴったりで,乗降時の余計な歩行が少ない.
東海道山陽新幹線で,乗り継ぎまでの時間が少なくて急いでいる場合,普通車乗車時には到着前のグリーン車の隣の車両まで移動しておくと階段が近くて便利である.これ,豆な.
#「パノラマ」でなくても,端っこに連結されているグリーン車は多い.グリーン車にはエグゼクティブなビジネスマンは居ないということか? 暇な人だけ?

交通バリアフリー実施以前の認識

交通バリアフリー法が施行されて10年以上経過したが,同法制定前の認識はこんなものであった.
DSCN58422000年の最初のバリアフリー法では子ども連れはバリアフリー考慮の対象ではなかったが,現在有効な新法では対象に入っている.
少子化で日本の先行きが不透明なこの時代,「ベビーカーは他のお客様の迷惑」などと言っていてはこの先おぼつかない.電車の車両を設計する際も,車イススペースを設けるのと同様に,ベビーカースペースを考慮してもいいくらいなものだと思うのだが,どうだろ.

阪神尼崎駅の構内

下の写真は阪神尼崎駅の構内である.近鉄大和西大寺ほどではないが,けっこう複雑である.
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西大寺の醍醐味は線路の数の多さであるが,この駅の構内の醍醐味は変わった分岐器である.狭い駅構内で列車を各ホームに振り分けるために,複雑な分岐器を使わざるを得ないということであろう.(逆にJRの駅構内は広々しており,単純な分岐器の組合せで処理している.)
2方向から入ってきた列車をあらゆる組合せで2方向に分けるダブルスリップスイッチはまぁ序の口.
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最初の写真を拡大下物が下の写真である.まず,中央手前にクロスが見えるが,このクロスの右側にはスリップ用の曲線が併設されている.大きなシングルスリップスイッチ? でもシングルスリップスイッチはトングレールがクロスの菱形の内側なので(上の写真参考),これはシングルスリップスイッチではない.かといって,単純な片開き+クロスでは絶対に構成できない特注品であろう.
そのすぐ奧にはゴリゴリと線を横切るクロッシングが横たわっており,さらにその奧やや左には3方向分岐風の分岐器がある.だが,よく見ると一気に三方向に分岐しているわけではなく,Y字分岐に片開きをくっつけたような,特殊な分岐器が見える.
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メンテナンスが大変そうな駅構内である.
なお,現在は阪神と近鉄が直通運転するために,構内配線は上の写真とは変更されている.

ラストNOステップ

日本に限らず,電車とホームの間には段差や隙間が残っており,交通バリアフリーで市街地も,駅の構内も段差が解消されつつあるのに,最後の1段がなかなか解消されないという話は折に触れてお話ししている.
DSCN5111じゃぁ,新設のLRT以外は望みが無いかというとそうでもなくて,上の写真はフランスパリの地下鉄であるが,電車とホームの間のギャップはエレベータなみである.
日本のバリアフリーもこのあたりを目標にして欲しいところ.

姫路駅前の「トランジットモール」

姫路駅前が「トランジットモール」になるらしいと言うので,立ち寄ってみた.夏以来なので,2度目.若干工事が進んでいる.
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「トランジットモール」なのに,臨時の柵で歩車分離しているのは,工事中だけなのだろうか.そもそも「トランジットモール」に縁石は邪魔だと思うのだが・・・
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最終的にこういう風になるのなら,まぁ理解できる.
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けど,こういう方向もありそう.いずれも同じ姫路駅前.
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やはり,単なる一般車進入禁止区域の歩車分離道路の域を出ないのだろうか.