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BRTの乗り心地

あくまで個人的な乗り心地に関する感想だが…

LRT(*1) >日本の新交通システム > 連節バス(*2) ≒ TVRのバスモード(*3) > TVRのトラムモード(*4) ≒ トランスロール(*5) > 三連節バスの1両目(*6) > 同2両目 >> 同3両目

*1:ストラスブール,etc…多数
*2:ナントほか
*3:ナンシーの終点近くの末端部分
*4:ナンシーやカーンの中心街部分
*5:クレルモンフェランなど
*6:メスなど

形が似ていても,だいぶ違います.あくまで個人的経験に基づきます.

LRTが基本的には加減速時の前後方向の揺れが大きいのに対し,バス系が乗り心地が悪い理由はハンドル操作による左右方向の自由自在な動きによる揺れが加わること.

TVRやトランスロールの乗り心地が悪いのは,ガイドに案内されて走行しているので,同じ路面を踏みしめて路面が痛みやすいことと,車両のサスが悪いこと.

三連節バスは,バス系の基本的な揺れに加えて,後ろに行くに従って,なんだか上下動が増幅されているように感じであること.

見かけだけで「おんなじようなもの」と思わない方がいいです.

マンハイム駅の駅前広場の使い方

マンハイム駅の駅前広場の夜景.

手前の大面積を占めているのは,路面電車乗り場兼バス乗り場.同じホームにトラムとバスがやってくる.バスはもちろん,長いバスである連節バスもある.あ,いや,国交省風にいえばBRTかw

奥はタクシー乗り場であるが,実は1/3くらいはバス乗り場である.ということで,”日本の国交省基準では”,広場の全面積が公共交通に割り当てられており,私的交通は駅前広場には入れない.

じゃぁ,一般車はどこに寄せるのかというと,この広場の地下が駐車場兼車寄せになっている.

上下移動のない一等地は公共交通というポリシー,見習いたいもんだねぇ.

 

ドイツの不通区間でバス代行に乗ってみた

件の不通区間は全く人ごとではなく,自らの行程の一部にもなっている.

当初予定ではフライブルクをICEで昼前に出て,カールスルーエに正午頃到着の予定であった.

Freiburg(Breisgau) Hbf(1057発)→ICE370→ Karlsruhe Hbf(1158着)

ところが,この区間にBaden-BadenとRastattの不通区間が含まれている.

そこで,こういう計画を立てた.きっと臨時ICやそれに接続する代行バスは混んでるだろうから,ローカル列車乗り継ぎコースにしよう.具体的には…

Feiburg(1003発)→ RE →Offenburg(1053着)
Offenburg(1102発)→ RE →Baden-Baden(1127着)
Baden-Baden(1133発)→ 代行バス →Rastatt(1154着)
Rastatt(1202発)→ S7 →Karlsruhe(1226着)

…最後の「S7」が微妙で,ドイツ鉄道が運行している列車なら乗れるのだが,カールスルーエの場合は黄色い路面電車が幹線の上を走るという代物である.基本的にはレールパスの使用対象ではなく,「アブタール鉄道」という会社が運行している.けれども「非常事態」なので,乗せてくれる可能性もある.Rastatt駅で聞いてみよう.

さて,実際はこうなった.まずは,予定通り出発.

Feiburg(1003発)→ RE →Offenburg(1053着)

Offenburg(1102発)→ RE →Baden-Baden(1127着)

ここまで,予定通り.そして,バーデンバーデンに到着.

人の流れにくっついてゆくと,電車のマークが表示されたバスがあった.3台待機しており,2台目に乗れた.「普通の連節バス」だ.検札も何もないが,ええのか?

そして,走ること約20分.Rastatt駅に着くと,本来は既に出発しているはずのベルリン行きICEが待っていた.

ということで,カールスルーエにはほぼ当初予定通り到着.バスの迂回コースはこんな感じであった.見事にあの区間を迂回している.

 

臨時インターシティBaden-Baden行き

ドイツ西部では幹線の不通区間の影響でICEが運休して代わりにIC(インターシティ)が走っている.トラムで有名なフライブルク駅の電光掲示板にも「IC99xxx」というインフレナンバーのインターシティの時刻が見られる.他の列車も臨時ダイヤじゃないかと思う.結構珍しいかも.しかも温泉地のBaden-Baden行き.サンダーバードで金沢に向かおうとしたら,「芦原温泉」と行き先表示された列車が来たような気分か?

…で,こういう列車が走ってくる.

今ではICEに取って代わられてずいぶん少なくなった機関車牽引の10両編成のインターシティである.最後尾には運転席もあるので,そのまま逆方向にも200km/hで走れる.

車両は古いが,そもそもFrankfurt-Karlsruhe-Rastatt-Freiburug-Baselを結ぶ路線は高速新線ではなくて改良線なので,200km/h運転でもICEに比べて速度自体はそんなに大きくは変わらない.

問題はやはり不通区間で,バスとの乗り換え×2回+バス走行によって,1時間以上余分に時間がかかるわけで,そこを通らないと空港まで行けないわけで,…めんどくさいなぁ.

 

市内交通「一日券」いろいろ

ヨーロッパに来てよく使うのが,市内交通の一日券.ところが若干都市によってクセがある.

主なポイントはこのあたり.

  • 買った瞬間から有効なものと,買ったあと,電車に乗る際にバリデーション(有効化)作業が必要なもの
  • 有効な期間中は持っているだけでいいものと,乗車の都度,検札機に通す必要があるものがある.
  • 買った瞬間もしくは有効化した瞬間から24時間有効なものと,その日の終電まで有効なものとがある.
  • 磁気カード方式か,ICカード方式か,はたまた単なる紙か.

だいたいの場合,細かな説明は現地語だけで,英語の解説のないことが多い.

時にはどうやら取扱が微妙に間違っていて,検札員に罰金を払えとまでは言われないものの説教されることもある.でも,わかんねぇよぉ.

ホテルの乗り放題券@マンハイム

大阪の自宅から22時間かけて,ようやくドイツのマンハイムに到着.

チェックインを済ませると,ホテルのルームキーとともに,ホテル宿泊者用の「市内交通乗り放題券」をくれた.

本日含めて2泊3日なので,3日券である.今までに宿泊者用の乗り放題券をくれた都市は,知ってる限りでスイスのバーゼル,ジュネーブ,そしてドイツのマンハイム.

日本の都市交通政策は,はてさて,何年遅れているんだろう.

#マンハイムは泊まるだけで市内調査は今回は予定がなかったんだが,この乗り放題券を使わないのはもったいないなぁ.どうしようかな.

今年も行くぞ欧州調査2017

今年も欧州に調査に出かけるわけだが,テロ怖いよぉ.

先日,バルセロナでテロがあったが,そういえば5-6年前に行ったなぁ.最近のテロ対象都市は行ったことのあるところばかりだ.

調査方法も段々と選択肢が狭まっている.ちょっと前はビデオ調査してたが,街中で長時間ビデオを回せる雰囲気では無くなってきた.そんなわけもあり,ここ2-3年は調査用紙持ってまちの中を歩き回る方式に変更.

これもやりにくくなりつつあり,今回からはほぼ一日中,電車やバスの中だけで済ます方法を構想中.今のところ,トラムやバスが直接狙われたことは無さそう(でも,Thalysで自動小銃ぶっ放し未遂事件てのもあったな).

そろそろ現地調査しばらく止めようかなぁ.

ついに来たか,という資料

2月〜3月は行政の委員会が多いんだが,今日出た会議の資料がなかなか印象的であった.

LRTやBRTの海外事例を紹介したものだった.この手の紹介資料は欧州の事例が多いんだが,今日のは…中国.

ついにキターーーーーーーーー.

新幹線などの都市間交通では,「新幹線は世界一」などとほくそ笑んでるのは日本人だけで,もう何年も前からドイツやフランスなどに比べて遅れていると専門家の間では言われていた.

LRTやBRT,あるいは歩行者交通関係についても,欧州に対しては30年以上遅れていると言われていた.

そしてついに,キターーーーーーーーー.

中国の都市交通を参考にしなければならない時代が…キターーーーーーーーー.

日本の行政各方面や政治家の皆さんが,もっともらしい「合理的なできない理由」を何十年も述べ続けている間に,ついに,キターーーーーーーーー.

もう,都市間交通も都市内交通も,アジアの中でも後進国ニッポン.

#確か,台湾にも遅れてたかなぁ.

 

鉄道バスに不満68%内閣府調査

内閣府が11日発表した「公共交通に関する世論調査」で、鉄道やバスの利用頻度を尋ねたところ「ほぼ毎日」「1週間に数回」「1カ月に数回」と答えた人は計35・2%だった。このうち居住地域の鉄道やバスに不満を感じている人は68・3%に上った。不満の内容を複数回答で問うと「運行本数が少ない」32・3%、「遅延する」17・7%、「車内が混雑」15・7%の順に多かった。

情報源: 鉄道、バスに「不満」68% 公共交通の内閣府調査|高知新聞

まぁ調査結果自体は,そうだろうなぁ,という感じ.

問題は,この手の調査(C)をして,有効なアクション(A)につなげられるかどうか.調査だけして仕事したつもりになってはいけないわけで…で,どうする?

C → A → P → D → C → A → …

 

枚方の隅っこから高槻まで往復500円

何年か前,舞台挨拶もあるし見に来てちょ,と誘いを受けたので,当時小学生のガキンチョを連れて梅田ロフトの地下にある映画館に行った.

まぁ,映画の内容的にはガキンチョが見るにはギリギリかなぁ,という感じだったが,特に何事も無く帰宅.

ガキンチョには映画の内容そのものよりも,小さな映画館に連れて行かれたことが印象的だったようだ.確かにテアトル梅田ってちっこいよね.

さて,その後が困った.「ボクはおとーさんの行きたい映画につきあってやった.今度はおとーさんがボクの行きたい映画につきあうべきだ」という主張.確かに一理ある.仕方がないので,彼の主張通り,映画につきあうことになった.

ガキンチョ向けの映画で,封切りからずいぶん経っていたので,やっているところが少ない.最寄りは高槻の駅前のようだ.枚方市と高槻市は地図上は隣同士だが,枚方市内の隅っこから高槻の駅前の映画館まで行くのは少々骨が折れる.車で行ったら駐車場あるのかな.電車乗り継いで梅田経由で…などと考えていたら,嫁から京阪バスの一日券を渡された.大人500円也(当時).

京阪バスを2路線,始発から終着,乗り継いで,始発から終着と合計1時間あまり乗れば高槻に着く.帰りもバスを乗り継げば500円ポッキリで高槻まで往復可能.主婦の感覚恐るべし.

斯くして高槻の映画館までたどり着いたのであった.ガキンチョにはどの辺の席からが見やすいですか,などと聞きながら席を選び,ふかふかのシートに陣取ったものの……

……あぁぁぁぁぁぁ,,,,肝心の映画の内容が耐えられん…早く終わってくれぇ.オレにはこの映画の面白さは分からん.ガキンチョは楽しそうだが,始終ドワァー,とか,ガーとか,ナントカの術とかいった感じで,何が何やら分からん.1時間半ほどの長いこと長いこと.

以後,しばらく映画館から足が遠のく原因となったのであった.

なお,昨今はガキンチョも大きくなってしまい,「映画でも行く?」と誘っても,一瞥した後「えぇわ」とつれない返事をされるようになってしまいましたとさ.

#何度もバスに乗ると割高なので,乗り継ぎ料金ちゃんと設定しようよ.