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リニア工事の湧水「全量川に流す」

リニア中央新幹線の建設工事に伴って、静岡県内を流れる大井川の水量減少が懸念されている問題で、JR東海の金子慎社長は19日、都内で開いた記者会見で「利水者の心配を解消する。(トンネルから)湧き出る水の全量を、川に戻す」と述べた。静岡県には「原則として全量を流す」との方針を文書で伝えた。

情報源: リニア工事の湧水「全量川に流す」JRが妥協案 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 

センタくんのこうげき:けんのきょかが なくても ほれるんじゃー !
おちゃちゃは ひらりと みを かわした.

センタくんのこうげき:げんしょうりょうだけ もどすんじゃー !!
おちゃちゃは ひらりと みを かわした.

センタくんのこうげき:げんそくとして ぜんぶ もどすんじゃー !!!
おちゃちゃのこうげき:げんそくとして とは なんじゃー !!!!

センタくんは おどろいて たちすくんだ
おちゃちゃは まだ しんろを ふさいでいる

センタくんは ほうりつどおり では はなしが すすまない ことを しった.
センタくんの けいけんちが 1ふえた.

おちゃちゃは まだ たちはだかっている.

かみさま 「おお センタよ まえに すすめない ようだな」
      ▼
かみさま 「ひみつの ふっかつの じゅもんを おしえよう」
      ▼
かみさま 「これは げきやくだ つかいかたは きを つけるように」

 

コマンド

はなす ▶じゅもん
つよさ  どうぐ
そうび  しらべる

 

センタくんの ふっかつのじゅもん

う よ し  ま し う  と ん け を
つ せ ん  け の き  え う こ う
く か お  ず し に  ん か わ が
け か か  お ず し  の ん せ ん
か ん し  う ど い  か う と

 

ふっかつのじゅもんを いれてください

だ ま れ  お ち や  ち や お ま
え の き  よ か が  な く て も
ほ う り  つ て き  に は な ん
の も ん  だ い も  な い ん じ
や そ ろ  そ ろ む  し し て こ
う じ を  は じ め  る ぞ *
じゅもんが ちがいます

関西空港「海底トンネル構想」推進へ

関西国際空港と対岸を海底トンネルで結ぶ「第2のルート」整備計画が日の目を見るかもしれない。9月の台風の影響で連絡橋が破損し、利用客らが一時孤立。周辺自治体はこの事態を懸念し、30年以上前から整備を求めてきた。巨額の資金がネックで計画は動かなかったが、懸念が現実になり、リスク管理や関西経済への側面からも首長らは来月、国土交通省や総務省に構想推進を直談判する。

情報源: 地元自治体:関西空港「海底トンネル構想」推進へ  – 毎日新聞

当サイトの最近1ヶ月のアクセスベスト10は以下の通り.

1位:関空連絡第2ルート
2位:高速鉄道の単線運用
3位:Metzの3連節BRT(曲線通過編)
4位:あの貨物線がLRTに!?
5位:関空に日々1便来るだけの海外航空会社の来週の方針
6位:この踏切が閉まるのは列車通過の●分前
7位:中国の高速鉄道建設が爆速な理由
8位:新幹線長崎-関西直通困難-導入費も大幅増
9位:三葉の乗った列車はどこに向かうのか?
10位:三葉の東京滞在可能時間

関空アクセスについては,気になる人が多かったワケやね.

国交省の担当者は「(施設を所有する)新関西国際空港会社は多額の負債を抱え、すぐに新ルート整備に着手するのは現実的ではない。まずは地元自治体で建設費の試算や需要予測など具体的な計画を立ててほしい」としている。

…ということらしいが,「需要予測」がこのプロジェクト構想の適切な判断基準かというとそうではないよね.冗長性とか信頼性の問題であり,量を捌く問題じゃ無いから.国土交通省,大丈夫か?

今や成田空港並みに成長した日本国の西の玄関に関する話を「地元」にまず任せるというのは当事者意識薄すぎると思うが,国土交通省,大丈夫か?

今回の件での反省点はまだ出てこないが,運営を民間に任せていたので「関係ナイモン!」なのか,もしかして?

どっち向いて仕事してる? 民営化したら仕事が終わったと思ってない?

仙岩トンネル整備構想行き詰まり

秋田新幹線の秋田、岩手の両県境で検討されているトンネル整備構想が行き詰まっている。課題は総額700億円もの財源確保で、JR東日本は国や周辺自治体の負担を望む。ただ「JRの全額負担が筋」との意見は根強く、人口減少率が全国ワーストの秋田県を中心に、税金が原資の公費も使う巨額投資には賛否両論がある。国土交通省は費用対効果や負担割合を含めた再協議を、JRと自治体側に求めている。

情報源: 【ZOOM東北】秋田発 新幹線トンネル整備構想行き詰まり 巨額公費に賛否 – 産経ニュース

この手の話があると必ず揉めるのが金銭負担.

国土交通省は「JR東日本と沿線自治体側で、どのようなニーズがあり、どのような計画で建設を進めていくのか、費用対効果や負担のあり方も含め課題を十分に詰める必要がある」と言っているが,つまり「我々は関係ない」というスタンスのようだ.

…けど,日本の幹線鉄道網整備をどうするのか,他に誰が考えるんだい?

整備新幹線が見かけ上は国の2/3補助,実際には実質4/5〜9/10補助になっているのに対し,そうでは無い幹線への国庫補助が1/5.ほんとにその補助率でいいのかってことだね.

そこの区間は奥羽新幹線(基本計画)では無いから我関せず,なのかもしれないけど,だったら奥羽新幹線はしっかりやってゆくんだよね?

それから岩手県と秋田県の負担に対するスタンスは,長崎新幹線の佐賀県と長崎県のスタンスに似ており,こういった負担の温度差に対する問題も解決しなきゃいけないんだけど,解決策は考えたのかい?

どこかの声の大きな人が,ああだ,こぉだと言い始める前にアイデア出さないと,またブツブツ独り言を言うハメになるぞぉ.

 

秋田新幹線-新ルート整備600億円

JR東日本が検討している秋田新幹線の岩手、秋田県境の新ルート整備で、同社が600億円規模の概算事業費を秋田県や沿線自治体に対し提示していたことが7日、分かった。トンネル新設を含む工事区間は県境をまたぐ十数キロになるとみられる。

情報源: <秋田新幹線>新ルート整備600億円試算 トンネルは10キロ超、工期10年見込み | 河北新報オンラインニュース

関連記事もある.

情報源: <ニュース深掘り>秋田新幹線新ルート整備 防災強化へ議論不可欠 | 河北新報オンラインニュース

山形新幹線の福島-米沢間と似たような事情だが,山形新幹線が「新幹線計画路線に並行する在来幹線鉄道」であるのに対し,こちらは事実上都市間の幹線として機能しているものの地方交通線であり,こちらは公式の新幹線計画は無い.

両記事をよく見ると,どちらにもフル規格新幹線電車を通過させるには追加費用が○○○億円という件も無い.

秋田市への新幹線計画は日本海側の羽越新幹線計画,福島から山形を経由して内陸を縦走する奥羽新幹線計画がある.ところが秋田への現状の主たる幹線鉄道輸送はどちらでも無く,盛岡からの田沢湖線ルートだ.

整備費用は山形新幹線に比べると小さいモノの,状況的にいろいろと悩ましい.簡便な整備は現状のルートを強化することだが,公式の新幹線計画が無いのでフル規格新幹線電車を通過させるトンネルを建設するのが難しそうである.このプロジェクトは在来幹線鉄道の改良工事になってしまい,新幹線整備ではないので国の補助制度メニューもしょぼく,補助率も新幹線建設に比べて小さい.

これに加えて,現状のルートをフル規格新幹線化させた場合,奥羽新幹線や羽越新幹線沿線地域はどうするんだという問題もある.

もっとも,奥羽新幹線がもし完成したとしても,現状の田沢湖線ルートは隣県の県都である盛岡とを結ぶルートであることに変わりは無いわけで,少なくとも防災目的の投資は無駄にはならない.

新トンネルは時間短縮にもつながるそうだが,10キロほどのトンネルだと,急加速しても250キロに達するのは難しそう.時間短縮の恩恵も小さく,170キロ運転程度を念頭に設計しておくというのが無難な落としどころか.170キロなら久留米と新鳥栖のわずか数キロでも到達できる速度だ.いずれフルサイズの電車は山形方向からやってくると期待すれば,トンネル径は在来線サイズでもいいかなぁ.

 

朽ちゆく新設LRT

スペイン南部のハエンという都市.市内中心部には新設LRT用線路がある.

ところが,どうも使われている様子がない.

レールも錆び放題.

人工芝もめくれ上がり…

券売機はゴミ箱と化している…

州政府が主導で整備したものの,市に運営能力が無いようで,設備が完成したものの使われないままの模様.

現在は2025年を目標に運営開始したい模様.

カディスのトラム(2)

スペインのカディスのトラムの西側,つまりカディス側である.

元々,スペイン国鉄の広軌の線路上を走行するトラム-トレインとして計画されており,あちこちの資料によると将来的にはカディスの市街地を路面走行する予定だが,当面は鉄道線上を走行してカディス駅に乗り入れることになっている模様.

セビリアでのトラムに関するヒアリングで聞いた話でも,手続き上の問題が解決すればもうすぐ開通するらしいとの情報は得ていた.

で,行ってみた.

サンフェルナンド市内から国鉄線に軌道が高架で近づき…

段々と下がってきて…

線路がつながって…ない.ん?

終点カディス駅.

構内を見渡しても,日本のものよりもホームは低いものの,低床式電車に対応するような高さではなく…

どこにもLRV用のホームは無さそう.もちろん,サンフェルナンドとカディスの間の小駅も通常の電車用のホームだけ.

駅構内を見渡しても…

それらしき施設はなく,工事もしていない模様.

もちろん,市街地の路面にも軌道は無さそう.

ということで,実施には「手続き上の問題」ではなく,カディス側では全く具体的には事業が進行して無さそう.

うううん…ええのか? これで.

カディスのトラム(1)

スペイン南部のカディス(Cadiz)のトラムの状況を見に行った.今回はそのトラムの東部区間である隣接都市(San Fernando)の現況である.

軌道はできあがっており,電気設備に通電もされているが,レールは錆びている.

どうやら,午後7時以降に「小さな列車(お試し運転?)」されているようだ.運賃2ユーロなり.

本格開業は近い…のか?

関空連絡第2ルート

台風21号によるタンカーの関空連絡橋アタックで露呈したのが,関空島の連絡ルートに冗長性が無いことだ.関空の復旧作業が進むにつれ,おそらく「関空へ渡るルートが橋1本だけでいいのか!」という議論が沸き起こるんじゃ無いかと思う.

もう1本橋を…という話は当然出ると思うが,関空連絡第2ルートを作るのなら海底ルートにするという手もある.海底トンネルというと青函トンネルや関門トンネルを思い浮かべがちであるが,浅い海なら「沈埋函」という方法もある.

港湾部に行くと道路と鉄道を同時施工した沈埋トンネルというのも存在しているので,この際,道路と鉄道,それも新幹線サイズの電車の通過を考慮した沈埋トンネルを建設して,将来の四国新幹線から分岐する関空アクセス高速線にしちゃうという方法もありそう.

写真は大阪港の夢咲トンネルであるが,道路の上下線間には地下鉄用の空間が既に準備されている.

#沈下し続けている関空島に地下トンネルをつなげるには技術的検討必要という話もありそう.

新幹線長崎-関西直通困難-導入費も大幅増

 九州新幹線長崎ルートの整備方式を検討している国土交通省が、開発中のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)では山陽新幹線への乗り入れによる関西直通が実現できないとする初めての見解をまとめたことが28日、分かった。FGT導入の追加事業費が佐賀県の想定を大幅に上回る1千数百億円規模に膨らむ試算結果も出た。県が新幹線計画に同意した前提の「関西・中国方面からの『人の流れ』の実現」がFGTでは困難になったことで、厳しい対応を迫られることになる。

情報源: <新幹線長崎ルート>フリーゲージ関西直通困難 導入費も大幅増 佐賀新聞ニュース

1千数百億円を払った上で,ずっと維持費という「追加」費用を払い続けるFGTか,最初に5-6千億を払うだけで山陽新幹線にも直通できる新線か,さあどっち.

ちなみに新大阪駅では数年前から「鹿児島」「熊本」という地名は毎時連呼されているが,「長崎」「佐賀」は聞こえてこない.「鳥栖って熊本やったっけ? あ,違うわ,福岡やなぁ」という関西人は多い.サッカーが好きな人は「サガン鳥栖」でようやく佐賀かと思い出す.

なお,当面単線にしておけば3割くらい安くなる模様.ミニの試算結果が異様に高い理由は書かれていないが,おそらく新鳥栖駅などでの高架の新幹線線路と地平の在来線線路をつなげる連絡線路の工費が比較的高く付くからじゃないかなぁ.

中国の高速鉄道建設が爆速な理由

まぁ,とりあえずこの動画でも見てみるがよろし.

規格化されたコンクリート製の橋梁を機械で並べてゆくので,工期がすごく短そう.

日本は着工から全線開通まで20年くらいかかっていて,工期長過ぎ.資金制約があるので,ちびちび供給される資金にあわせて,その中での最適化を図っているのかもしれないけど,工期長過ぎ.

「同じ方法は日本ではできない!」などという意見が聞こえてきそうだが,ローコスト化 & 工期短縮の方法はいろいろありそう.