北陸新幹線京都駅付近の「地上案」(桂川の西側編-1)

続きである.ライン取り最終局面に入ったが,難所は過ぎたと思う.だが,まだヤヤコシイ話は続く.でも京都特有の話ではなく一般的なヤヤコシイ話である.

桂川を渡った先は西京区の住宅地である.

既成住宅地を新幹線が通るとなると,東京の北部〜埼玉県にかけてのここを思い出す.色々もめて,埼京線を併設したり緩衝地帯を作ったり,新交通システムを作ったり.東北・上越新幹線が一気に上野まで開業せず,しばらく大宮発着だったのはこの辺の工事の影響でもある.

東北新幹線西側のナゾの空間(歩いてみた編)

最初から地下線にでもしておけば,その後の東北・上越新幹線の複々線化も容易だったかもしれない.

ということなので,桂川を渡った先の住宅地については.そのまま用地買収して,高架橋を建設してという方法ではなくて,地下線を考えてみる.桂川から西山の端っこまで約3km.御土居の外側の桂川のさらに向こう側の地区なので,さすがに1000年の歴史が,とは言われないと思う.桂川の氾濫原.昭和初期までは京都市ですらなかった.

さて,住宅の直下工事はなるべく避けて,3kmのうちの1.8km程度はこの道路の下を通ることを考えてみる.

東の方で,幅員15m程度,左の水路を含めて21m.上下水道等の地下埋設物はある模様.

一部は拡幅されていて,幅員30m程度.西の方は再び15m程度.

地下線のまま西山の端っこに到達してそのまま山岳トンネルへと言う作戦だ.(つづく)