政策広報誌Vol.8に記載されている都市計画,交通計画がらみの話は妥当な方針かどうかの考察の続きである.
Vol.5編はこっち,Vol.6編はこっち.Vol.8の(1)はこっち,Vol.8の(2)はこっちである.
どうやらプロジェクト構想は大盤振る舞いのように見える.大阪与党の予想する府市統合の経済効果を大幅に超えそうな大盤振る舞いのように見える.大丈夫か?
今回対象とするのVol.8であり,その3である.
5枚目は,主に(新しい)中央区向けの内容である.
なんでもありまっせ,中央区
→まぁ,そやな.
にぎわいと人情のまち中央区
→まぁ,そやな.
わくわくゲートウェイシティ中央区
→「ゲートウェイ」の意味わかってへんやろ.
5つの中長期目標
- 1〜2:コメント略
- より便利で安心できる住みやすいまちへ
- 「なにわ筋線」が導入されれば中央区が大阪の玄関となり,経済成長を担うまちとなります.
→乗り換え無しに関空アクセスできるということを言いたいんだと思うが,通常はゲートウェイというと長距離交通の発着ターミナルを指すので,大阪のゲートウェイは,空港なら関空そのものと伊丹空港,鉄道なら新大阪を筆頭に梅田地区と難波地区の大きな駅を指すと思う.多分にリップサービス的雰囲気の強い表現やね.
→東西線は府市統合しなくても実現したが,南北線(=なにわ筋線)が府市統合しないと実現できない理由は何?
- 3〜4:コメント略.
6枚目は,主に(新しい)南区向けの内容である.
- 南港通り長居公園通りに新型交通システムを導入.
→写真に富山のLRTを使っているが「新型交通システム」と言っているあたりがちょっと逃げの要素あり.連節バス想定か?
→どっちの通りに導入するの?両方?
→旧阪和貨物線の都市交通転用が一番楽で既存道路交通への影響が少なくて安価だけど…
→…で,府市統合との関係がわからないんだが.やはり単なる大阪市の中長期構想か?
まだチラシは続く.が,今回も,府市統合を経ないとできないことは書かれてなさそう.
つづく.