「新幹線」は走っているが・・・

東京方面への「新幹線」は走っているのだが・・・
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ここは田沢湖駅で,「新幹線」の駅である.ただし,「ミニ」なので,在来線列車と線路が共用でる.・・・というか,在来線そのものである.
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さて,「新幹線」以外の在来線列車はどうかというと,時刻表は真っ赤っか.つまり,「新幹線」だらけで,それ以外の列車はほとんど走っていない.盛岡駅の隣の駅とほぼ事情は同じである.
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「新幹線」の議論は多いが,ローカル列車をどう維持するのか,という議論は少ない.かといって,ローカル列車のために新幹線をはじめとする幹線鉄道をあきらめろ,という議論では将来の発展がないであろう.
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札幌市営地下鉄

札幌市営地下鉄はゴムタイヤ式なので急加速急停止.速い.
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地下鉄,というよりは新交通システムの地下版である.タイヤ式なので,雪に降られると困る,ということで地上部分でもシェルターが付いている.
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建設費高そう.
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通常の鉄輪式じゃぁいかんかったのかしら.阪神電車は結構速いぞ.DSCN1180

盛岡市内なのに・・・

岩手県の県庁所在都市の盛岡.その盛岡駅の隣の駅の時刻表である.もちろん,ご存じのとおり,盛岡は新幹線がある.その駅の隣の駅.今から10年以上前であるが,6往復.
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今は片道8本あるので,ちょっと前進.
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人が住んでいないかというと,マンションいっぱい.そういえば,似たような風景をどこかで見たなぁ・・・富山港線の沿線もこんな感じだったっけ.
DSCN1727元々は上下列車の交換ができたようだが,設備が撤去されている.
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ちょっと古い写真(2002年)だが,あんまり変わってないと思う.もったいないインフラだなぁ.過疎地帯というわけではないので,やりように依るかも.

水陸両用ホバークラフト

空港は都市の近くにあった方が便利だが,都市の近くだと騒音の問題があったり事故の心配があったり何かと問題が多い.ということで,空港の設置場所はホストとなる都市から結構遠いこともあり,アクセス交通機関が利便性の鍵を握ることも多い.
さて,写真は国東半島にある大分空港と大分市を結んでいた水陸両用のホバークラフトである.昔は宇高航路などにもあったので,小学生時代などは乗船したやつが自慢してたなぁ・・・という懐かしい乗り物である.今は残念ながら日本にはない.
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水陸両用,といいながら,道路を走れるわけでもないので,結局は港に相当する部分が平らな地面になっているだけであり,実質的には船である.機械的には空気で浮き上がるので飛行機の一種かも.
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おもしろい乗り物だが,波には弱く,レーダーで常に進行方向を監視しながらの運行であった.荒天時には欠航になり,陸路で代行便が出ていた.・・・なら,バスでいいじゃん,ということになり,道路が立派になった昨今では運行会社自体なくなってしまった.
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手宮線LRT?

小樽市内には手宮線という貨物線が,かつてはあった.LRT化しようという話があったが,その後はさっぱり話を聞かない.海外には観光専用LRTというのもあるので,観光専用手宮線LRTというのもあったもいい気がするが,日本ではカネのハードルは高いようである.
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小樽築港から線路は始まり・・・
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廃線跡をたどって行くと・・・
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所々は観光遊歩道となっている.
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かつての踏切跡も残っており・・・
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ここも遊歩道化.
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中心街付近を過ぎると再び廃線跡然とし・・・
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終点は,鉄道の博物館.なので,観光ルート化はしやすそう.
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よーく見ると

夜景を撮ってみた.

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よーく見ると…
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明石海峡大橋が写っていた.その距離約70km.淡路島側のメインタワーである.
肉眼ではわからない.もちろん,毎日見えるわけでもない.
すいません,どーでもいい話です.

新幹線用地?(札幌駅西側編)

札幌駅から西側に高架橋沿いに歩くと,ほぼ未利用の空き地がずっと続く.高架工事をする際には,側道が整備されることが多いのだが,側道というわけでは無いようである. 新幹線用地?
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沿線のマンションも,この空間を避けて建てられている.この部分は遊歩道化されている.
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用地は,鉄道会社の関連会社が管理しているようである.
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隣の駅のすぐ横の建物も,複線の高架線路程度開けて建てられている.
DSCN1286このへん

プレストレストコンクリート

プレストレストコンクリート,というコンクリートがある.コンクリートというと,「鉄筋コンクリート」が有名で,引っ張る力は鉄筋で,押さえつける力はコンクリートでそれぞれ負担するので,強い材料になる,という合わせ技である.
ところが,線路のまくら木のように,長手方向の横方向から力が加わると・・・「想定外」の方向からの力になるので,ちょっと弱い.そこで,あらかじめコンクリートに圧縮する方向に力を加えておくと,「想定外」の方向からの力が加わってもコンクリートには「圧縮する力−横からの力で引っ張られる分>0」となって,引っ張られることはないので,ひび割れず,壊れない.
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ということで,鉄道用のコンクリートまくら木を横から見ると,あらかじめ圧縮するための力を加えるための鋼材が埋め込まれている様子が分かる.鋼材を引っ張っておいてからコンクリートを流し込み,固まったら鋼材の端っこに抜けないように金具を付けてから引っ張っている力を抜くとあら不思議,鋼材の両端の金具間の鋼材は引っ張られたままになってコンクリートに力がかかる.
DSCN9774大学の土木系の実験でも作成の実験があるが,実験時には「鋼材の向く方向には立たないように」という注意がある.万一鋼材が破断すると飛び出し,体に突き刺さるかも知れないからである.おそろしや・・・

今は無きOTSの電車

大阪港トランスポートシステム,略称OTSという鉄道があった.線路そのものは今もあるが,鉄道事業としてはOTSは事業を終えており,今は大阪市営地下鉄の一部である.
大阪南港の港湾部分の鉄道・・・大阪市営地下鉄中央線の終点だった大阪港から先,コスモスクエアまでの実質的に地下鉄の延伸部分と,コスモスクエアから中ふ頭までの実質的にニュートラムの延伸部分とがOTSの営業であった.地下鉄やニュートラムに乗ると,あともうちよっと,というところで運賃が跳ね上がり,評判の芳しくない鉄道事業者であった.
建設費を運賃で償還,という明確な枠組みの下に「受益者負担」システムを作ったのだろうが,それは役所の都合で,客の利便は考えてなかった.地下鉄延伸部分・ニュートラム延伸部分はともに1997年に開業し,10年せずして市営に移管.今も線路そのものはOTSの持ち物であるが,めでたく通し運賃で乗れるようになった.
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ユーザーのことを考えていなかったので消えた鉄道のお話し.まぁ,廃線になったわけではないけど.

ニュートラム

大阪にニュートラムという乗り物がある.「New Tram」つまり,路面電車のことを指すことが多い「Tram」の新バージョンという意味である.もし,「New Tram」という乗り物が無かったら,LRTと呼ばれている新世代型路面電車のことを「New Tram」といってもよかったのではないかという意見もある.
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さて,出発進行.基本的にゴムタイヤ式の乗りものなので,進路は車輪が自動的にレールをなぞるのではなくて別の案内装置によって決められる.ここは側方案内なので,曲がりたい方向側の側壁をたどってステアリングによって曲がる.
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乗り物としては,バス以上,電車未満の「中量輸送」の乗り物である.もうちょっとスピード出せないかなぁ(事故があったので,無理かな).
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途中,道路と一体化された構造物の部分がある.モノレール同様に,道路の一部として扱われており,整備費用も道路財源が投入されている.別の場所では港湾施設の一部だということで,港湾財源が投入されている.これを整備することで,道路渋滞が緩和されたり,港湾振興が図られるので費用投入が認められているわけである.
都市間交通でも,都市間道路の渋滞緩和や地域振興が認められるのなら,道路財源が投入されたり地域振興費用の一部がもっと認められても良さそうなものだが,今のところシブい財源であることが多い.整備新幹線の公設民営はマシな方である.
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港湾付近のATC附近を過ぎ・・・
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地下鉄中央線との接続駅であるコスモスクエア付近は地下化されている.
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終点.
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