軌間可変電車のお話し.最初に見たのは神戸の車両工場だったっけな.10年ほど前のこと.1-2年前に台車だけ,山口県の車両工場で見たっけな.でも,まだ完成していない模様.完成すればかなり便利なはずだが,高速走行性能がやや足らない&在来線走行するときの軌道への負担が大きい等々でなかなか完成しない.
開発費は次年度28億だそうだが,開発に何年かかってる?
軌道強化にカネがかかるのならば,その程度,公費の改良スキームつくろうよ.高速新線つくるより安いだろ >MLIT殿
地下鉄から郊外線そして路面軌道へ
京都市営地下鉄東西線.ホームドア付きの最新型である.1997年開業なので,もう17年になる.昔は路面電車の京阪京津線で,沿線に住んでいたことアリ.そのうちに地下鉄になることを期待していたが,転職したので地下鉄化を見届けることも無く転居.
京津線の発展的解消になっているので,御陵駅から西側には京津線の電車が乗り入れている.ただし,昔の電車そのままでは無理なので,新しい電車を付くって乗り入れている.地下鉄なので,京都の都心は地下鉄として走る.
山科方面に走ると、御陵駅を過ぎたところで地上へ.地下鉄→郊外鉄道.
ミニ郊外鉄道線として昔からの線路ほぼそのままの路線を走る.車両も小ぶりで,やや大きめのLRTサイズ.駅のホームはそれぞれ延伸されている.
山科駅を過ぎて,大津市内に入ると,結構な上り坂である.たしかこの辺は,もと東海道本線の跡地利用だったっけ? 逢坂山トンネルの西側ポータルは名神高速に転用されたんだっけ.郊外鉄道→山岳鉄道?
そして峠を越えて大津市街に入ると路面軌道走行.山岳鉄道→路面軌道.
そして,交差点を曲がって終点の浜大津駅到着.
地下鉄→郊外鉄道→山岳鉄道→路面軌道.走行形態だけならLRT.
あとは,相応の交通政策が組みあわされればいいんだが.
2002年の福井
大鳴門橋
今さらながらのお話しであるが,本州と淡路島を結ぶ明石海峡は,コストダウンのために道路単独になってしまい,鉄道を通す部分はない.
淡路島から四国への大鳴門橋については,瀬戸大橋と同じく,鉄道を通す空間が最初から作られており,若干の改良を施せば道路鉄道併用橋になる.
これは,その鉄道用の空間.新幹線が複線で通せるようになっている(ただし,実際に走る際には信号制御で同時に橋の上ですれ違わないようにするらしい).瀬戸大橋の空間と同じく,もったいない話である.通常なら会計検査院から大目玉の案件である.
これは横から見た様子.
四国新幹線用の空間であるが「四国新幹線をリニアで」という話があるのだが,もちろん,ここを通過することを想定していると思う・・・が,この鉄製の橋を磁石の塊であるリニアは果たして通れるんだろうか?
確か,リニア用の橋は普通の鉄製の橋ではなくて,いろいろと特殊だったと思うが.
大阪の交通科学館の植樹
自動列車停止装置のご先祖
列車を安全に運行するには,保安装置が不可欠である.保安装置が高度で信頼性が高ければ時速300キロで走っても安全だが,保安装置がいい加減だともっと遅くても危なくてしょうがない.
列車は一定区間毎に信号機で管理されるのが基本だが,特には間違いで赤信号を無視して先に進んでしまって事故を起こす.事故を起こさないためには,保安装置で自動的に列車を停止させることになる.
最近はデジタル式だとか,速度のパターンを発生させて,とか,いろいろあるが,昔はもっと原始的であり,赤信号を無視して進んでしまうと,機械的にブレーキの非常弁を操作して非常ブレーキを掛けてしまうというものであった.バイクのキルスイッチみたいなものである.
下の写真は打子式という保安装置で,赤信号でなければ下の写真のようになっており・・・
赤信号だと、次の写真のように白いレバーが立ち上がる.ここに列車がやってくると車輪付近にある非常弁が引っかかり,急ブレーキがかかるという至ってシンプルな装置.
残念ながら現存するものは国内にはもうなかったと思うが,かつては名古屋市営東山線や営団丸ノ内線などにあった.保安装置の始祖鳥のような存在.これが発展して新幹線の自動列車制御装置などに発展した.
宗谷海峡大橋,だと?
あれ?何かいた!?
大阪モノレールに乗っていると,大阪の鳥飼というところにある新幹線の車両基地のすぐ近くを通る.
古い写真なので,懐かしい車両が多い.はじめて270km/h運転をした300系,今やのぞみ号で出会うことも少なくなった700系,ゆったりしていて乗り心地がよかった100系,それから,なんだあれ?何かいた.
これだね.いたいた,ここにいた.今から13年前の風景.浜松の車両整備工場.
試験運転とはいえ,営業線でリニアに近い速度を出していた.東海道新幹線はリニア建設でスピードアップされるが,その他の新幹線はこういう速度を目指して速度向上してくれないかなぁ.東海道新幹線では無理でも,それ以外の路線は,線形だけは300km/hとか350km/hとかにも対応できるんだけどなぁ.
今,この車両は名港にある鉄道の博物館で見られるとともに,米原駅のすぐ南側の鉄道総研の敷地内にも飾られている.