熊本駅の新幹線ホームの線路.
高架橋の床面からレール上面まで,ずいぶんと高低差がある.雪の降る地域ならここに雪が貯まって…なんだが,熊本が豪雪地帯だという話は聞いたことがない.
どーして,こんなに高低差があるの???
ホーム下の作業スペースの確保目的?
それとも,アホな奴がこっちのホームからあっちのホームへと線路を横断しないようにするため??
それとも,線路が載っかっているのは,実は高架橋の梁であって,究極に合理的な設計の高架橋???
んんん???? わからん.
最近,基礎的財政収支を黒字化することを目標にすべきか,それとも,GDP比を下げるべきか,といった議論が見られる.
前者は,国の会計についての差,つまり引き算についての議論である.後者は比率なので,割り算である.判断には考え方により,2とおりの基準があるということであろう.
一方,事業を実施するかどうかを決める際の判断基準として費用と便益を比較する方法があり,費用便益比という割り算が使われることが多く,B/Cが大きいほどいい事業だと見なされる.こっちにも費用と便益の差分をとって比較する方法もあり,2とおりの基準がある.
引き算を使うか,割り算を使うか,流儀があるようだが,どちらを使うかについては目的によりけりだろう.
「昨今は公共事業を増やしても乗数効果はそんなに増えません」などとテレビで発言する経済学者もいるようだが,じゃぁPBを黒字化すれば経済効果が発揮されるかというと…それにはナゼか言及しないのね.支出を削れば乗数効果が例え1でも確実にGDPは下がるよねぇ.
公共の支出を占める割合が最も大きいのは福祉関係である.これは人口が減らない限り減りようがない.じゃぁ減らない食い扶持をどうやって稼ぐかという議論があってしかるべきなのだが,使わないことを美徳とする経済学者がいるようである.「使わない」戦略は,基本的には蓄えがなくなったら終了である.日本経済の場合は,「メシの種」が無くなったら終了と言うこと.適切な投資は必要だよね.
サラリーマンは入ってくる給料は基本的には定額なので,使わないことは美徳になるのかもしれないが,国の経済活動は使わないと停滞すること必死である.サラリーマン経済学者は自分の周囲3mの範囲で考えてみたのだろうか.
経済学者を名乗りながら,こっそり会計学を語る人が多い今日この頃.どうやったら経済が活性化するのか経済学者の積極的意見を聞いてみたいものである.本来は経済学って,そこらへんに関する学問じゃないのかなとは思う.
#IMFから「消費弱すぎる 構造改革を」などと言われているようだが,PBを黒字化すれば消費が増えるのか? 発想が老人化している人が多くないかい? 家でじっとしているのがベスト,なのかい?
#いつまでも,あると思うな,メシの種
例のフリーゲージトレインであるが,JR九州があきらめたようなので,どうやら当面実戦配備は無さそうになってきた.
九州新幹線長崎ルートの佐賀県下については,長崎本線を改軌するか新線を建設するか,何らかの対応を早急に考えた方がいいだろう.
さて,せっかく開発してきたフリーゲージトレインであるが,何がいけなかったかというと,技術的な問題もさることながら,技術の投入手順が最大の問題だったかもしれない.
これまで新幹線には様々な技術が投じられてきているが,200km/h超運転,ATC,CTC,車体傾斜,etc…いずれも別の局面で使用されてきた技術の延長であり,新幹線に投入されるのが日本初,という技術はあまりなかったのではないかと思う.
その点,フリーゲージは今までのものとは異なっており,初の実戦配備を新幹線でしようとするものであった.誰か(あるいはどこかのセクション)の功名を気にした行動が招いた悲劇かな.
でもまぁ,せっかく開発した技術は勿体ないといえば勿体ないので,使い道を考えてみよう.
条件としては,1)狭軌と標準軌の直通運転,2)重い電車でもOKな重軌条の路線,ということなので,例えばこんな感じか?
実績を積んで,問題点を洗い出して解決して,そして始めて新幹線への実戦配備,というのが本来のスジだよね.
久々の「みどりの券売機プラスとの闘い」である.
今回は初級編レベルの「片町線沿線→新大阪→岡山→松山」である.ただし,岡山駅でメシを食いたいので,乗り継ぎ時間を長めにとりたい.
発着駅と着時刻を指定して検索するが…出ない.
相変わらず,ルート候補がイマイチである.部分的に列車を変更する方法もあるようだが,即座にはわからないので,PCソフトの方が賢いことこの上ない.次回の「みどりの券売機プラス」のソフトウェアのバージョンアップの際には,乗換案内とか駅すぱあととかのソフト屋さんと組むことをオススメする.あんまり彼と戦っているヒマが無いので,今回は初級編敗退である.
#1 窓口だとあっという間に発券.
#2 パンフレットを手に入れたが,使い方に関して大したことが書かれていない模様.
…ということらしいが,ほとんど北陸新幹線米原ルートと同じ特徴を抱え込むことになる.つまり,「JR東海が東海道新幹線に乗入れを認めるか」という難題に直面することになりそう.もしJRがこっちには「理解」を示すとすると,そりゃぁ二枚舌だ,ということになってしまう.
それから,「米原ルート」は関西と中京の両方の客を取り込めたが,「中京」は名古屋方面だけなので,「米原ルート」に比べると客数は20-30%程度になってしまい,「B/C」が基準だと着工にこぎ着けるのは厳しそう.ほかの基準を考えた方がいいかも.リニアが開業した後は北陸の一部から東京へは北陸中京経由の方が早いと試算しているようだが,試算では乗換抵抗を無視しているようにも見えるので,その一部に該当するのは,ほぼ福井だけかも.過度な期待は禁物.
でもまぁ,毎時1本の在来線特急が走るような路線は今後どうすべきか,というのは,重要な議論なんだよね.
#国が調査予算2億8千万円計上しているらしいが,「調査しましたけどダメですね」といわれてしまう可能性もあるので要注意ですよ.(北陸中京以外も同様)
「無人トラック」実現へ、未来投資会議で方針提示 成長戦略素案
情報源: 「無人トラック」実現へ、未来投資会議で方針提示 成長戦略素案 | ロイター
(まぁ,「技術開発」を意識しているんだとは思うが)
運転手不足のことを考えているのなら,鉄道貨物でいいじゃん.
確かに技術開発って大事なんだけど,行政って往々にして妙な新技術に飛びついて,数々の失敗してんだよなぁ.特に交通分野.
英国マンチェスタでテロ発生.
欧州は最近テロが多いが,多くの発生場所が行ったことのある場所ばかり.
有名都市の路面電車の走っているような中心市街をひねもすウロウロしてればそういうことになってしまう模様.
つまり,昨今のテロの発生場所は中心繁華街は繁華街でも,LRTが走っているような地方中核都市レベルのところが標的にされていることが多いということか.
怖いよぉ.今年はどこに行けば安全なんだろうか.都市の選定が年々難しくなってきている.加えて,数年前ならさほど気に留める人も少なかった街路でのビデオ調査やレーザー距離計を使っての幅員調査などは何となくやりにくくなってきているし,調査方法の選定も難しいねぁ.
どうする,今年の欧州調査.