Metzの3連節バス.全長が長いと内輪差ができる可能性が高まるが,どうやってるかというと…
右に曲がります.まずは第1軸が右に舵を切り…
2両目は1両目に引っ張られて若干曲線の内側をまわり…
時間差で最後軸が右に舵を切ることで…
特に問題なく曲がってゆく.
そして最後の車軸も元に戻る.
内輪差が無いように1両目の走行した軌跡を2両目がなぞり,3両目もなぞる…かというとそうではなさそうだ.特に乗車中に観察するとよくわかる.通常の2連節バスの後ろに3両目がぶら下がる構造であり,3両目がひどい内輪差にならないように最後軸が操舵されている.要するに,内輪差は通常の連節バス程度には存在するようだ.
車道が狭い割に連節バスが自在に走っているのは,1つは運転士が慣れていること.もう一つは,内輪差で少々歩道の端っこを踏んづけても気にしないこと.このあたりが理由のようだ.バスが曲がってきたら,歩道の端っこから離れた方がが良さそうであった.