大阪の人がボーッとしているうちに,中央新幹線の工事は進行中である.
2037年大阪開業で満足しているのかねぇ.10年のタイムラグは結構長いぞ.
毎月最終金曜日は「プレミアム・フライデー」というらしい.
今日がそのようだったらしいが,そんなことは全く気付かず,「今月中」の期限つきの仕事が一段落したので,やや早めに仕事を切り上げて,その足で懸案だった超地味な映画を見に行った.
チケット買って,コーヒー買って,もぎってもらって入ろうとすると新聞記者のお姉さんに声をかけられた.
記者「お仕事帰りのようですが,今日はプレミアムフライデーということで,いらしたんですか?」
はと「? プレミ……? あぁ,そう言えばそうでしたねぇ.まったく気付いてませんでした.」
記者「職場ではプレミアムフライデーは導入されてますか?」
そんな話は聞いたことない.金曜だから授業は3限目まで,などとやっていたら講義が終わらない.
はと「全くそんな話はないですねぇ.特に出勤時間が決まっているわけではないので,各自,自主的に調節してます.」
記者「そうなんですか? どうして,ここに?」
はと「斯く斯く然々…(と,駅が近いことなどを説明)」
だいたいやねぇ,月末の金曜ってのは普通は忙しい人が多いので,日程設定間違ってると思うのは私だけ? 「金曜に早引けしよう」というキャンペーンする前に,土休日はちゃんと休みを取って,潰れた場合は確実に代休取るようにするキャンペーンの方が先じゃ無いかと思う今日この頃.
#駅直結の映画館マジ便利.「公共交通指向の開発」だな.
久々のシリーズである.今回は日本の京都だ.
今回は世界的大メーカーのCMである.Drive in Japan 自動ブレーキ篇と言うらしい.
我が家での反応をそのまま書くと…
「京都いいよねぇ. まだまだいっぱい行ったことがないところあるし…」
https://www.youtube.com/watch?v=pHbxMo2HBCY
…とまぁ,前半はすこぶる好評であった.前半はね.
後半に入ると…
「うわっ,こんなとこ走ってる.鬱陶しいよね.自動車進入禁止にしてほしいわ.最悪!」
トヨタさ〜ん,商品PRになってませんよ.むしろ企業イメージ悪化CMになってますよぉ.
ついでに書いておくと,京都市では「歩くまち京都」という都市政策をしており,自動車交通の分担率を下げようとしているので,京都市にもケンカを売っていることになる.知らないって怖いよね.
なお,CMで出てくるような場所をCMの走行イメージのような速度で走った場合,数年前に運転手が急病で歩行者数名をはね殺したのと同じような状況になるような場所を走っていると思うので,念のため.
ということで,2017年になった現在でも,自動車メーカーは商品の正しい使い方を消費者に伝えることが出来ないようである.
なお,この手の指摘は10年前にもしており,このときはスズキだったけなぁ.その後も定期的に主に欧州の石畳の上で車を走らせるのが日本のメーカーは好きである.
2006年3/19号:また、クルマが石畳を走ってる(無知ほど恥ずかしいものは無い編)
2006年2/17号:石畳を走るクルマ
JR○州:「フリーゲージトレインて,導入するのヤダなぁ.メンテ費用は高そうだし,そもそも,もし事故があったら人柱や.非難されるのは我々や.やめとこっと.」
J□西:「うちも…」
マスコミ:「JR○州が長崎新◇線へのフリーゲージトレイン導入を見送る方針」
鉄○局:「なんだとぉ.勝手に見送られたら,俺たちの立場がねえ無いじゃねえか! 財△省にも顔向けができん!! (会計検査院に目ぇ付けられたらどうするんだ) 許さん!!! JR○州が非協力的ならこっちにも考えがある!! 少しはSONTACしろ!」
JR○州:「ひえぇぇ〜」
J○西:「ひょぇ〜」
国○交○大臣:「JR○州から『フリーゲージトレインの導入を断念 する方針を固めたとの事実はない、評価委員会に向けて引き続きフリーゲージトレインの 開発に協力する』との回答があった」
#登場人物や団体は実在するものかどうか不明です.話の流れは想像です.
最近,基礎的財政収支を黒字化することを目標にすべきか,それとも,GDP比を下げるべきか,といった議論が見られる.
前者は,国の会計についての差,つまり引き算についての議論である.後者は比率なので,割り算である.判断には考え方により,2とおりの基準があるということであろう.
一方,事業を実施するかどうかを決める際の判断基準として費用と便益を比較する方法があり,費用便益比という割り算が使われることが多く,B/Cが大きいほどいい事業だと見なされる.こっちにも費用と便益の差分をとって比較する方法もあり,2とおりの基準がある.
引き算を使うか,割り算を使うか,流儀があるようだが,どちらを使うかについては目的によりけりだろう.
「昨今は公共事業を増やしても乗数効果はそんなに増えません」などとテレビで発言する経済学者もいるようだが,じゃぁPBを黒字化すれば経済効果が発揮されるかというと…それにはナゼか言及しないのね.支出を削れば乗数効果が例え1でも確実にGDPは下がるよねぇ.
公共の支出を占める割合が最も大きいのは福祉関係である.これは人口が減らない限り減りようがない.じゃぁ減らない食い扶持をどうやって稼ぐかという議論があってしかるべきなのだが,使わないことを美徳とする経済学者がいるようである.「使わない」戦略は,基本的には蓄えがなくなったら終了である.日本経済の場合は,「メシの種」が無くなったら終了と言うこと.適切な投資は必要だよね.
サラリーマンは入ってくる給料は基本的には定額なので,使わないことは美徳になるのかもしれないが,国の経済活動は使わないと停滞すること必死である.サラリーマン経済学者は自分の周囲3mの範囲で考えてみたのだろうか.
経済学者を名乗りながら,こっそり会計学を語る人が多い今日この頃.どうやったら経済が活性化するのか経済学者の積極的意見を聞いてみたいものである.本来は経済学って,そこらへんに関する学問じゃないのかなとは思う.
#IMFから「消費弱すぎる 構造改革を」などと言われているようだが,PBを黒字化すれば消費が増えるのか? 発想が老人化している人が多くないかい? 家でじっとしているのがベスト,なのかい?
#いつまでも,あると思うな,メシの種
例のフリーゲージトレインであるが,JR九州があきらめたようなので,どうやら当面実戦配備は無さそうになってきた.
九州新幹線長崎ルートの佐賀県下については,長崎本線を改軌するか新線を建設するか,何らかの対応を早急に考えた方がいいだろう.
さて,せっかく開発してきたフリーゲージトレインであるが,何がいけなかったかというと,技術的な問題もさることながら,技術の投入手順が最大の問題だったかもしれない.
これまで新幹線には様々な技術が投じられてきているが,200km/h超運転,ATC,CTC,車体傾斜,etc…いずれも別の局面で使用されてきた技術の延長であり,新幹線に投入されるのが日本初,という技術はあまりなかったのではないかと思う.
その点,フリーゲージは今までのものとは異なっており,初の実戦配備を新幹線でしようとするものであった.誰か(あるいはどこかのセクション)の功名を気にした行動が招いた悲劇かな.
でもまぁ,せっかく開発した技術は勿体ないといえば勿体ないので,使い道を考えてみよう.
条件としては,1)狭軌と標準軌の直通運転,2)重い電車でもOKな重軌条の路線,ということなので,例えばこんな感じか?
実績を積んで,問題点を洗い出して解決して,そして始めて新幹線への実戦配備,というのが本来のスジだよね.