去年の夏あたりに京大の藤井先生にメールで送った件で,SNSに書き込んでたみたいなので,すでに知っている人もいるかもしれない話.
毎度欧州に来るたびに思うが,高速鉄道の工事を見る機会が多い.明確な高速新線工事でなくても,在来線改良で200キロ運転対応工事なんてのもざらにあって,そういうところではローカル列車と特急列車の運転を分けるように,複々線化工事をしている.
改良工事であって,新線工事ではないので,当然,日本では気づいている人はほとんど居ない.けれども,欧州に来る度にだんだん所要時間が短くなってきているのは実感できる.空港から直接高速鉄道乗り,空港に直接高速鉄道で乗り付ける,なんてのも当たり前.
ローカル急行列車でも160キロ運転は当たり前,ぼろい客車列車でも200キロは出す.200キロ超運転の通勤電車まである.
ホテルでテレビつけてみると,中国から西ヨーロッパまでの貨物鉄道のお話しの番組が流れているし,ロシアの高速鉄道の話も流れている.
残念ながら,日本の鉄道行政は完全に遅れている.日本が鉄道先進国だというのは過去の話になった.ただいま,遅延拡大中.