大阪の交通科学博物館には新幹線の第一号編成が保存されていた.
その新幹線第一号編成の先頭車両の先端部分の下はこうなっている.
鉄板が何枚も重ねられ,少々の障害物が線路上に落ちていても,はね飛ばす仕組みである.以前にも書いたとおり,新幹線は目視で線路に異常を発見しても,ブレーキを掛けて停止するまでの距離が長いので間に合わない.そこで,少々のものははね飛ばしてしまおう,と言う発想である.
何度も言うが,「新幹線は目視で線路に異常を発見しても,ブレーキを掛けて停止するまでの距離が長いので間に合わない」ので,事前の対策によって安全が確保されている.決して運転士の超人的な精神力によって運転されているわけではない.
#技術的な話に対して直感に頼って記事を書くと,後で恥をかくだけである.