大阪北部地震…電車が近隣の交通を遮断

webサイトが不調だった期間中の出来事のお話.6/18の大阪北部地震時の見たまま.

朝8時前に地震が起こって,震源は高槻で枚方市内も震度6弱だったわけだが,当然ながら我が家も盛大に揺れた.山寄りなので,地盤的にはやや震度が小さめになるはずだが,マンションの上層階なので揺れは元々よく拾う.やはり震度6弱くらいはあったと思う.

家具類は転倒防止してあったので,対策を忘れていたテレビ以外は倒れることもなかったが,宅内のあらゆる物品が15度ほど回転していたことが印象的だった.同じマンション内では家具類が倒れたお宅も少なくなかったようだ.

さて,駅近マンションで大きな地震に遭った場合,その後どうなったかだが…

近隣を走行中の電車はその場で停止.

このまま電車は午後11時過ぎまで動くことはなかった.

電車が止まって2時間半ほどして,線路沿いの道をゾロゾロと人が列を為して歩いてきたので,乗客が電車から降ろされたようだ.こんな中途半端な駅で降ろされても途方に暮れたことだろう.この日は午後も道路際を歩く通勤通学客風の人が多かった.

電車が止まったままなので…

踏切も鳴りっぱなし.閉まりっぱなし.我が家の西側は線路で封鎖されてしまった.東側には国道のバイパスと高速道路があるが,高速道路は閉鎖,国道は大渋滞.事実上幽閉されてしまった.駅が近くて交通が便利な場所だが,こういうときは両刃の剣と言うことか.

大阪市内まで行ってしまった息子を午後になって回収.ただし大阪市内まで車で突っ込んで迎えに行くとひどいことになるので,かろうじて動いていた近鉄線で奈良を回って京都府下の駅まで移動するように電話で指示し,府道を使ってその駅まで車で迎えに行った.

阪神淡路大震災時には,京都市内で震度5を体験.ゆらゆらと大きく揺れ続ける状況は冷静に対応できる限界だと思った.今回の震度6はほぼ震源域の上ということもあり,大きなゆらゆらとした揺れプラス小刻みな揺れで,結局なかなか立ち上がれなかった.5と6の間には明確な差があると思った.

屋根が壊れた家が多かったようで,1ヶ月経過してもブルーシートが見られた.