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第2青函トンネル「ホンキの見積書」

2017年元日の北海道新聞で、第2青函トンネルの建設構想が報じられました。総工費は3900億円、建設期間は最低15年と具体的な数字も上がりました。

情報源: 青函トンネル建設OBが作った第2青函トンネル「ホンキの見積書」 その内容は(1/5) | 乗りものニュース

だいぶ前にパンフレットもらっていたけど,どの程度の扱いをしていいのかよくわからんかったが,web記事になるレベルなら話題にしてもいいのね.

現在の青函トンネルの上下線間に隔壁を設置する費用が1250億円らしいし,重心が高そうで大丈夫かと思うあのトレインオントレインが1810億円だということを考えると,結構安いんじゃないかと思ってしまうのは,イケないことかしら.

現トンネルは260km/hと言わず,騒音の心配もないので,可能な限り高速運転できるだろうから,悪くない案だと思ってしまうのは,イケないことかしら.

あと,この新トンネルは単線は単線でも,サイズを標準軌のフルサイズ列車が走れるように設計しておけば,いざという時(大規模修繕など)に現トンネルのバイパスルートとして使えるので,輸送の安定性向上にも寄与しそうだけど,そんなことを考えてしまうのは,イケないことかしら.

#これとは別に,とりあえず160km/h運転始めるのね.

北陸新幹線の敦賀以西ルートの概略が決まりつつあるわけだが…

いくつか,つぶやいてみる.

  • 新大阪駅は東西方向にホームが設置されるだろうが,山陽新幹線も東西方向なので,連絡線をつくれば直通運転できちゃうかもね.高低差をどうやって埋めるかという問題はちょっとありそうだけど.
  • 「松井山手駅」「京都駅」くらいは16両編成対応でつくっておくと,何かと便利かも.
  • そう言えば,山陽新幹線の電車の車庫は鳥飼の車庫を間借りしてるんだったっけ? 自前の車庫があると,何かと便利かもねぇ.京阪間の淀川の南側って,今のところ,割と空き地は多いよね.
  • 京都駅の次の駅は「小浜市付近駅」のつもりだよね.その間ほとんどトンネルなので騒音の心配する必要もないだろうから,260km/h運転を律儀に守る必然性もないよね.あっ,でも,そうすると京田辺経由案が「B/C<1」ではなくなってしまうかも.

【祝】可部線が一部復活

 JR西日本は4日、広島市内を走る可部線を延伸し、新たに可部-あき亀山間(1.6キロ)の営業運転を開始した。この区間は利用者の減少で2003年に廃止された可部-三段峡(広島県安芸太田町)間46.2キロの一部。いったん廃止されたJRの路線が復活したのは全国で初めて。

情報源: 廃止路線が一部復活=全国初、広島の可部線延伸で-JR西:時事ドットコム

可部線が一部復活した模様.可部駅の先で線路が終わっていたが…

Google Mapをよく見ると,工事中の様子が…

こういう獣道はどうしたんだろうかねぇ.

本日実現した模様.

新しい終点はこの写真の奧のゼブラの柵のさらに向こう側あたりの模様.

そのうち,様子見に行こう,っっと.

 

山陽新幹線における新ATCの使用開始について

このたび、導入に向けた工事が完了し、使用開始のめどが立ったことから2月19日(日曜日)の始発列車より、新ATCの運用を開始いたします。

情報源: 山陽新幹線における新ATCの使用開始について:JR西日本

ほぉ〜.ようやくデジタル化か.これも山陽新幹線ローン払い終了の効果か?

東京〜新大阪〜博多〜鹿児島中央の全区間でデジタルATCの使用を開始するということで,東京〜新大阪〜博多で併用していたアナログATCを止めても大丈夫だという状態になったわけかなぁ.

アナログATCが止まると,今まではアナログATCとデジタルATCとで整合がとれるように速度制御してたと思うんだけど,アナログを気にせずに一段制御できるので,さらに列車間隔を詰めたり,駅停車時のブレーキ開始位置を駅寄りにしたりできるのかなぁ.

そうだとすると,東京〜新大阪〜博多の「ブラッシュアップ」が近々あるのかなぁ.

 ・こだま747号 岡山~博多間 38分短縮

これはすごいな.でも,まだありそうだな.

「乗変」マーク

山形から東京駅で乗り継いで大阪まで.山形新幹線が雪で遅れたときのために,東京駅での乗り継ぎ時間をいつもより長めの約30分に設定.

…で,「つばさ」は何事もなくほぼ定時に東京駅に到着.少々の雪はどうってことないのが雪国の列車,ということか.

さて,東京駅で30分も時間が開いていても,特にすることもないので,もうちょっと早い列車に変更することにした.券売機に特急券を突っ込んで,この辺の列車かなぁ,などと,ボーッと考えながら操作して,新しい特急券が出てきた.

ところが,よく見ると「乗変」マークが付いていない.??

確かにさっき操作した通りの列車と座席が印刷されている.まぁ,いいか,と思いながら改札IN.

んんん??

出発まで20分以上ある.あれ??

よく見ると,新大阪への到着時刻が元々の計画と変わってないではないか.つまり,券売機をいろいろと操作して,同じ列車の別の座席に移っただけ,といいうことのようだ.

ボーッとしてると,いろいろ間違うということの例か.

別列車に予約変更した場合は乗車変更になるので切符に「乗変」マークが付くが,同じ列車の別の座席に予約が変わるのは乗車変更ではないので「乗変」マークが付かない,ということのようである.

あまり役に立たないトリビアかも.

#「乗変」マークが付いていないので,さらに別列車に予約変更することが可能ということかな.

雪の降る季節に敢えて山形から新幹線で

新幹線で山形に行ったら,今度は新幹線で帰ってこなくてはならない.往路は「なーんだ,雪,大したことないじゃん」と思ってたら,帰りはそうでもなかった.

山形の人の話では,この程度大したことないそうであるが「山形新幹線は大雪で運休になることは割とある」「運休にならない場合でも,各駅停車の電車を運休にして,山形新幹線の電車を雪かき車代わりにして運行が続けられることはたまにある」「落ち葉でスリップしたこともあるよぉ.獣はねて止まったことも.(県知事談)」などと聞くと,段々心配になってくる.ミニ新幹線恐るべし.

さて,東京行きに乗ろうとすると,こんなホワイトボード表示が…

東京行きの「つばさ」は止まってないけど,秋田-山形県境のローカル列車運休じゃん.大雪で.

カラー写真です.

雪国恐るべし.

#東海道新幹線が関ヶ原越えたら110km/h運転になってしまった.OTL
#米原駅過ぎて,ちょっとだけspeed up.ただいま160km/h運転中.
#さらにspeed-up.通常運転に戻った模様.(→訂正:230km/h制限)
#京都駅過ぎても120km/hくらいで徐行運転してる.京都駅で降りればよかった.OTL

気の早い構内案内表示

さて,何が「気が早い」のかわかるかな?

ヒント:東京駅の東海道新幹線から東北新幹線への乗り換え改札付近.

 

答え:北陸(長野経由)新幹線

長野経由じゃない北陸新幹線のい存在を前提にしている,ということ.米原-敦賀経由で北陸方面へと行く経路と間違わないようにということだと思う.現状でも米原から「しらさぎ」に乗って,さらに金沢から北陸新幹線という経路も無いではないが,まだちょっと気が早いよね.

その標記が効果的になるのは,オリンピックの後になりそうなんだけど…

 

雪の降る季節に敢えて山形まで新幹線で

昨年の今ごろ,山形県の庄内に呼んでいただいたが,当日始発で自宅を出て列車を乗り継いで行こうとしたら…天気が信用ならないので前泊してくれとのこと.じゃぁ,前泊するとして鉄道と飛行機とならどっちが天気を気にせずに到達できるのかと聞いたら,どっちかといえば飛行機の方がマシとのこと.冬の鉄道は信頼性が低いらしい.

さて,今年も冬場に呼んでいただいたのだが,今回は山形市内である.大阪からなら飛行機で向かう人は少なくない距離だが,新幹線で向かうことにする.

東北新幹線でも冬場に雪などが原因で遅れることがある.原因はほとんどの場合,東北新幹線そのものではなく秋田や山形からミニ新幹線路線経由で直通でやってくる新幹線が原因である.

ということで,冬場のミニ新幹線はどんなものかという興味がちょっとあって,飛行機ではなくて新幹線乗り継ぎで行ってみようかと思う.

#東海道新幹線は関ヶ原付近で160km/h運転中の模様.名古屋駅は約5分遅れで出発,東京駅にはほぼ定時に到着.N700A系すげぇ.
#山形新幹線は,沿線に積雪はあるものの,特に何事もなく山形に到着.

パリをバイパスしてフランス旅行

フランスの鉄道網はほとんど完全にパリを中心に組み立てられている.地方都市間はほぼ全てパリで乗り換えなければ到達できない.ところがごく少数ながらパリを無視した列車が走っている.

例えば,フランス東部のアルザス地方のストラスブールからパリの北側にあるリールに行く場合,パリ東駅まで行って東駅〜北駅間を徒歩か地下鉄で移動し,北駅からTGVというのが標準コース.

ところがこういう列車もある.シャルルドゴール空港経由リールヨーロッパ駅行き.



ゴトゴト.到着.リールはリールでもユーロスターの発着駅の方.旧駅とは徒歩でも10分ほど.

リールで一夜を過ごした後,次の日は逆コース.

リールからシャルルドゴール空港までTGVで移動.パリを無視した移動だね.

なぜこういう系統があるかというと,国際空港アクセスとしてTGVが機能しているから.チケット類も統合されたサービスもあるので,異種交通機関を結合した有機的ネットワーク,とでも言うべきか.

一方東洋の島国では,いまだに手を結ぶことができずに,相変わらず(国際交通であっても)有機的ネットワークを築けない国があるんだってさ.

#パリは宿泊費が高いので,うまく旅程が組めれば費用節約.

デジタルATCの流儀の違い

JR東系のデジタルATCは,「ボクにぶつからないように,●●●までに止まってね」と後ろの電車にメッセージを送る.

JR海系のデジタルATCは,「ボクは×××あたりを走ってるので,ぶつからないようにしてね.どこで止まるかは自分で考えてね.」と後ろの電車にメッセージを送る.

通常の使い方だと優劣はさほど無いように見えるが,将来的な高密度運転には後者の方が優位かな.

この流儀の差は微妙なものだが,少なくとも一旦立ち止まって頭を切り換えれば混乱は無い.走りながら,しかも安全側で判断しながら,両方の流儀に対応するのは少々面倒そう.車両側についてはある地点を境に判断基準を切り替えればいい.

だが,後ろの電車に送るメッセージは変換しないといけない場合がある.「ボクにぶつからないように,●●●までに止まってね」は,「●●● = ×××」と単純変換すれば「ボクは×××あたりを走ってるので,ぶつからないようにしてね.どこで止まるかは自分で考えてね.」とは(効率はともかく安全側の判断で)簡単に整合がとれる.

ところが,「ボクは×××あたりを走ってるので,ぶつからないようにしてね.どこで止まるかは自分で考えてね.」というメッセージについては,「××× = ●●●」と単純変換するだけだと「ボクにぶつからないように,●●●までに止まってね」と解釈すると前の新幹線に追い付いてぶつかってしまうかもしれない.なので,後続電車の性能を地上に教えた上で適切な停止位置を地上で計算した上で新たに「●●●」の位置を後続電車に教える必要がありそう.

…というふうに,異なる2つのデジタルATCを走りながら切り替える際の課題の対象法を考えてみたりして.