関空に日々1便来るだけの海外航空会社の来週の方針

今回の欧州調査も,運賃が微妙に安いことから”関空に日々1便来るだけの海外航空会社”を使うわけだが,関空の被災の影響で9/10までは運休になってしまった.

航空券を持っている人は払い戻しか他空港便への振り替えになっている.webmasterもそのうちの一人.

では9/11以降はというと,まだ関空に降ろしてそうな雰囲気でも無く,伊丹や神戸空港も準備ができているわけでも無いので…

「名古屋(中部)発着便として臨時運航することが決定いたしました」

…だそうな.9/17まのでの措置.

快速宝塚行きが快速京橋行きになるのを見たことは何度もあるが,ヒコーキの行き先が変更になるのはあまり経験が無い.まぁ,ある程度予測できたことではある.

なお,webmasterの帰国便はさらにその後なので,果たしてどこに戻ってくるのかは,まだ不明.

関空連絡第2ルート

台風21号によるタンカーの関空連絡橋アタックで露呈したのが,関空島の連絡ルートに冗長性が無いことだ.関空の復旧作業が進むにつれ,おそらく「関空へ渡るルートが橋1本だけでいいのか!」という議論が沸き起こるんじゃ無いかと思う.

もう1本橋を…という話は当然出ると思うが,関空連絡第2ルートを作るのなら海底ルートにするという手もある.海底トンネルというと青函トンネルや関門トンネルを思い浮かべがちであるが,浅い海なら「沈埋函」という方法もある.

港湾部に行くと道路と鉄道を同時施工した沈埋トンネルというのも存在しているので,この際,道路と鉄道,それも新幹線サイズの電車の通過を考慮した沈埋トンネルを建設して,将来の四国新幹線から分岐する関空アクセス高速線にしちゃうという方法もありそう.

写真は大阪港の夢咲トンネルであるが,道路の上下線間には地下鉄用の空間が既に準備されている.

#沈下し続けている関空島に地下トンネルをつなげるには技術的検討必要という話もありそう.

関空使えないと不便

台風21号のせいでタンカーが関空連絡橋にアタックするとともに,滑走路が水浸し…だけなら比較的早期に関空は再開したのかもしれない.だが,報道ではあんまり出てこない機器類の水浸しの方がおそらく影響がデカい.

↑この防潮堤を高潮が乗り越えちゃったわけね(…と書いたが,たぶんこれは被害の少なかったB滑走路の方だな).単なる泥水なら,電源を完全に切って,きれいな水で丁寧に洗い流し,完全乾燥させると結構な確率で復旧するらしいが,今回の水浸しは高潮災害の水浸し.つまり塩水である.

小学校の頃に理科の実験で,”電気を通すものを調べてみよう”みたいなのがあったと思うが,意外な導電体が”塩水”であった.へぇ…という感じ.

ということで高度な機器類には塩水は御法度である.ちょっとでも塩分が残っていれば,通電すれば即回路を破壊するし,鉄分は塩分で腐食するし,塩水の水浸しは再起不能の水浸しだと思う.

関空ターミナルビルの地下には機械室があるらしいが,機器は総取っ替えだろうなぁ.空港内を走り回っていた”働くくるま”も総取っ替えだろうなぁ.ビル内1階にあった各種機器類も総取っ替えだろうなぁ.鉄道施設の機器類もかなりの部分が取り替えだろうなぁ.

ということで,完全復活までには数ヶ月単位の期間がかかりそう.

昨日も書いたが,あいにく来週関空発の国際便のチケットを持っており,見事に運休確定.なんとか別空港発のチケットを手配してもらえたが,かつての悪夢が脳裏をよぎり,実際に離陸するまでは安心できない

関空なら朝,自宅を出て2時間ほどすれば到着するが,関西以外の空港に向かうには前泊がいる.机上の試算では始発電車に乗って向かえば間に合わないことも無いが,途中のどれかの電車が遅れればMission失敗になる.そもそも,本当に座席があるのか?

こういうややこしい状況の場合,早めに空港に行ってカウンターにしがみつくのが鉄則である.ということで,前日のスケジュールをいくつかゴメンナサイして,前夜のうちに土管と急須で有名な都市に向かうことにしたのであった.

なお,帰りの便は「KIX着」のままだが,JALでもANAでもない関空に1日1便だけやってくる海外航空会社便は果たしてどこに降ろされるんだろうか?

  1. 帰りの便も欠航になって他空港便への振り替え
  2. 関空に何とか降ろしてもらえる
  3. 二十数年ぶりに伊丹空港に計画的ダイバート
  4. 史上初の神戸空港へ国際便着陸&入国

3番4番だと,入国スタンプは結構レアものになるかも.

 

今年も行くぞ,欧州調査2018

サーバの調子がすこぶる悪く,書き込みや設定変更をすると数日後にデータベース接続エラーになるという不可解な状態.いろいろチェックしてみたが,どこが悪いのかわからず,結局リセットしてしまった.

データは一応全部待避させたので,そのうちにちょっとずつ復旧させることにしよう.(→今回は,割と簡単に復旧できました.しかも記事番号も変わらずそのまま引っ越し.9/7)

さて,今年も行くぞ,欧州調査2018年版である.今年の行き先はスペインだ.段々と長距離移動が億劫になってきたので,今年はどこにも行くつもりが無く,資金確保もしてなかったが,旅費が棚からぼた餅状態でやってきたので行くことになった.

昨年はヒコーキの中で「お客様の中に○○はいらっしゃいませんか?」の”探される側”になるという経験をしたが,今回も早速トラブルである.

台風21号襲撃で,9/4以降関空が当分使用不能になってしまった.マンション10階住まいのwebmasterとしては,久々に怖い思いをした台風21号.風速計は持ってないが,今までに吹いた強風の倍くらいの風速が窓の外を吹き抜けていたのではないかと思う.

…ということで,案の定搭乗予定の便が欠航確定してしまった.関空会社のサイトは相変わらず一体いつ再開しそうなのか,全く情報が無いが,航空会社は早々に1週間の欠航を決めてしまい,それに引っかかってしまったわけだ.

なので,まぁ,しょうが無いかなあというあきらめ半分.

あの貨物線がLRTに!?

「あの」とか言われても何のことがわからないと思う.個人的な驚きである.

18年前に1年ほどお世話になったカナダのWaterlooというオンタリオ州の地方都市.隣接するKitchenerと合わせて約30万ほどなので,LRTがあればちょうどいい規模ではある.

さて,そのKitchener-WaterlooにLRTの新線ができるらしい.

Kitchenerの中心部では路面走行もするようだ.

ここが…

こうなっている模様.

 

Waterloo大学の近くでは,ここが…

こうなっている模様.

LRT化する前の線路敷はこんな感じ.複線電化された模様.

現在はこんな感じの模様.

わからないものである.

 

…そんで,日本はどうなんだい

 

新幹線長崎-関西直通困難-導入費も大幅増

 九州新幹線長崎ルートの整備方式を検討している国土交通省が、開発中のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)では山陽新幹線への乗り入れによる関西直通が実現できないとする初めての見解をまとめたことが28日、分かった。FGT導入の追加事業費が佐賀県の想定を大幅に上回る1千数百億円規模に膨らむ試算結果も出た。県が新幹線計画に同意した前提の「関西・中国方面からの『人の流れ』の実現」がFGTでは困難になったことで、厳しい対応を迫られることになる。

情報源: <新幹線長崎ルート>フリーゲージ関西直通困難 導入費も大幅増 佐賀新聞ニュース

1千数百億円を払った上で,ずっと維持費という「追加」費用を払い続けるFGTか,最初に5-6千億を払うだけで山陽新幹線にも直通できる新線か,さあどっち.

ちなみに新大阪駅では数年前から「鹿児島」「熊本」という地名は毎時連呼されているが,「長崎」「佐賀」は聞こえてこない.「鳥栖って熊本やったっけ? あ,違うわ,福岡やなぁ」という関西人は多い.サッカーが好きな人は「サガン鳥栖」でようやく佐賀かと思い出す.

なお,当面単線にしておけば3割くらい安くなる模様.ミニの試算結果が異様に高い理由は書かれていないが,おそらく新鳥栖駅などでの高架の新幹線線路と地平の在来線線路をつなげる連絡線路の工費が比較的高く付くからじゃないかなぁ.

またまたデータベースファイルが壊れたわけで…^5

とりあえず復旧しましたが,記事番号(p=xxxx)はむちゃくちゃになってしまいました.自動バックアップの設定はしていたものの,中途半端で1月半ば以降の記事はGoogleのキャッシュから復旧.

あかん,復旧させても2-3日しか保たない.どうするかなぁ…

困ったな.

3/30現在,「時々,データベース接続エラーが出る」という何とも原因究明しにくい状況.

3/31現在,再びエラーでアクセス不能.バックアップから復旧させたが何日保つかわからないので,近々サーバごとリニューアルすることにする.記事をXMLで書き出そうとしたが…何かおかしい.ファイルサイズが小さすぎる.ということで,webブラウザで画面を片っ端からアーカイブとして保存してゆくという原始的な方法でバックアップ完了.

中国の高速鉄道建設が爆速な理由

まぁ,とりあえずこの動画でも見てみるがよろし.

規格化されたコンクリート製の橋梁を機械で並べてゆくので,工期がすごく短そう.

日本は着工から全線開通まで20年くらいかかっていて,工期長過ぎ.資金制約があるので,ちびちび供給される資金にあわせて,その中での最適化を図っているのかもしれないけど,工期長過ぎ.

「同じ方法は日本ではできない!」などという意見が聞こえてきそうだが,ローコスト化 & 工期短縮の方法はいろいろありそう.

三葉の乗った列車はどこに向かうのか?

ファンタジーにいちいち突っ込んではいけないとわかってはいるものの,気になるものは気になる.ただでさえ時間軸がずれた上に入れ替わりがあるので,話の筋がややこしい.その上に鉄道関係の描写がいい加減なので,訳がわからなくなってくる.

ということで,例の人気映画の鉄道関係気になる点いろいろ.

(その1)
2013年10月3日,三葉は東京に日帰り往復するが,最初に乗る列車が「美濃太田行き普通列車」.つまり,高山線を南下するわけだ.
ところが,車内で三葉がたたずむ様子では,三葉は画面左側の席(進行方向右側)に座っており,陽光が窓から差し込んでいる.
高山線がいくら曲がりくねっているからと言って,朝日が西から差し込むわけはないので,この列車は北に走っている.富山駅方向に向かっているのか?

(その2)
上の続き.三葉は新幹線に乗車し,三列席に座っている.つまり海側だ.車窓はなぜか山が画面左から右へと動いている.もちろん,海側に座っても三島-熱海間あたりでは山が左から右へと動くこともあるが,なんか変だ.

(その3)
さらにその続き.東京が近づいてきて,東京タワーが車窓に登場.ただし,風景は左から右に動いている.逆だろ.

(その4)
最後の方の場面.三葉がすぐ隣を併走する電車の方を見ていると,瀧の姿が目にとまる.その電車は隣で併走していたかと思うと,徐々に間隔が開き,その瞬間,逆方向の電車が視線を遮る.その「逆方向の電車」は一体どこの線路走っているのか? 謎である.

(その5)
上の場面の直前の場面での三葉の乗った電車の走行方向と,その直後の電車の走行方向が逆になっている.同じ電車のはずだが,謎である.

(その6)
瀧と友人2名が飛騨を訪れる際に乗車した新幹線.3名は三列席に座っているが風景が後方に流れている.東京に戻っているのか?

(その7)
名古屋駅での乗換時,通路をなぜか乗換口方向に歩いている.歩く方向が逆では? 弁当買うためにいったん改札外に出て,在来線用の改札から入り直したのか?

#気になる点いろいろ天文編も書いてみたいが,やめとく.