買ってからしばらく読む時間がとれず,そのままになっていた分厚い本を持って京阪石山坂本線に乗った.
…なんか変な色の電車だな.どこかで見たような気が…
記憶をたどってみた.今から20年以上前,京阪京津線の沿線に住んでいた頃,こんな電車が走っていたが,もしかして…
…これか?
オリジナルの色はこれだよね.
トラムトレインというと,カールスルーエという都市が有名であり,市内の路面軌道と郊外鉄道線を専用仕様のLRVが直通し,路面区間は20-30km/h運転,郊外鉄道線では70-100km/h運転,始発駅から終着駅まで2時間も走るというものまである.
さて,カールスルーエ以外もトラムトレインは存在し,例えばカッセルだと市内の路面軌道専用電車が青色なのに対し,トラムトレインは白色である.
市内の路面軌道と郊外の鉄道線をこのまま直通する関係で,車両もちょっと変わったものが走ってくる.
一部の電車は非電化区間まで直通するので,発電機とバッテリを積んだものがあるという話を以前したが,今回は室内の話である.
市内の路面区間だけではないので,乗車時間が長めになる.そんな関係だろうか,3両編成のうち,運転席のある車両は通常の路面電車のような内装,中間車両はボディーサイズが路面電車にしてはやや長めで,イスが進行方向と直角のクロスシートになっている.
ここだけ見ると,路面電車じゃなくて,郊外電車だね.
Düsseldorfの中心街のこの辺は,航空写真では工事中,ストリートビューでは高架道路が確認できる.
2016年夏現在,現地に行ってみると工事真っ最中であり,高架道路は既に撤去されている.その跡地には路面電車が走っている.
上の写真と下の写真,よく見ると,右側にH&Mがともに写っており,中央やや左に各階に赤い張り出し看板が出ているビルが写っている.同じ場所だ.
写真の奥側から反対を向くとこんな感じ.
この線路の横には一方通行地下トンネル入り口(いや,正確には出口か)が口を開けている.まだ工事は完全には終わっていないようだが,一応共用されているようだ.
トンネルの反対側は,ずーっと先で視界に入る範囲には無さそう.
やや東には反対向きの一方通行トンネルの入り口がある.
工事が各所で行われている段階だが,完成すると,付近一帯は自動車が排除されて歩行者と路面電車だけの,公園のような空間になるのではないかと思われる.何年かしたら再訪して完成形を確かめてみよう.
まさしく地面の中の断面のお話.
Düsseldorfでは,あちこちで路面軌道関係の工事をしていたりするが,中心街付近で見つけたこの工事箇所では,軌道の地中の断面構造が見えている.
ここは最新式のコンクリート板にレールをはめ込む形式ではなくて古い軌道,たわみ軌道,つまり通常の線路を舗装材で覆った形のもののようだ.
レールがあって,その下に木のマクラギ,その下は採石,さらにその下は地面.
なかなか鉛直方向の断面が観察できる機会は少ない.
ところで,この軌道も廃線なんだか休線なんだかよくわからない状態だ.だが,廃線ならば工事時に軌道を取っ払うと思うのだが,そうはしていないので,いずれ復活するのではないかと思っている.数年後に再び訪れて観察してみよう.
単なる郊外鉄道だったトラムが,ここ2−3年で市街地まで伸びてきた英国Birmingham.トランジットモールまでできている.ここはEdinburgh的トランジットモールではなくて,歩行者が闊歩している.
さて,市内中心市街をウロウロしていて発見したのがこの軌道.
どこにも繋がっていなくて,20mほどだけ敷かれている.敷かれていると言うよりは「取り残されている」と言った方が正確かもしれない.場所はMuseumの裏側.博物館の展示物?? それともモニュメント?
新品のレールではなくて,すり減ったレール.この写真の奥はNewStreet駅,つまり中心駅である.
奧の工事はオフィスビルの新築工事のようであり,そのビルの向こう側にトラム路線の延伸工事が計画されているようである.
この古い軌道は,新しいトラムの姿を見ることができるんだろうか?