スペイン南部のハエンという都市.市内中心部には新設LRT用線路がある.
ところが,どうも使われている様子がない.
レールも錆び放題.
人工芝もめくれ上がり…
券売機はゴミ箱と化している…
州政府が主導で整備したものの,市に運営能力が無いようで,設備が完成したものの使われないままの模様.
現在は2025年を目標に運営開始したい模様.
ターミナル1も旅客面ではほぼ復旧し,どこに降ろされるかわからなかった帰国便も関西空港に戻ってきた.機内は空いており,3列席をフルに使って横になって寝ている人多数という状況.座席管理の徹底している昨今では珍しい状況.先々週の欠航や先週の中部空港への代替発着等で旅行自体を見合わせた人多数ということか.
そんでまぁ,電車で帰宅するわけだが…
…例の連絡橋の破損部分である.2径間分撤去されてますね.鉄道橋部分も南側は破損している部分があって,応急復旧状態だな.
撤去した部分の橋梁は,どこかの工場で同じものを急遽製造中なんだろうか.同じものを作れば,元通りに戻せるのね.撤去された橋梁2つのうち,1つは海南市にあるらしいが,実家最寄りの橋梁工場かな.
JR西日本は7日、和歌山線・桜井線で運用している105系・117系の置換えとして、車載型IC改札機を搭載した227系を導入すると発表した。
情報源: JR西日本227系、和歌山線・桜井線に投入 – 車載型IC改札機を搭載 | マイナビニュース
大半の人には新しい電車が導入される話など,どうでもいい話だろうと思うが,この路線の電車は…
電化開業はいつだったかというと,1984(昭和59)年なので,34年前だ.そんでもって,その電車はというと,当時東京で余っていた電車を改造して持ってきたものなので,元々は1970年頃の製造だ.ほぼ50年もの.
新車導入,めでたし.めでたし.
ところで,この新しい電車には「車載型IC改札機」なるものが搭載されると書いているが…
https://news.mynavi.jp/photo/article/20180307-596457/images/003l.jpg
これって,もしかして「バスのICカードリーダー」そのままじゃん.
モノは言い様だなぁ.
#学研都市線や京都線神戸線の普通電車には,使われていない運転席つき車両が2両ずつ挟まっているので,きっとこれを寄せ集めて仕立てるんだろうなぁ,と思っていたが新車を準備するのね.
琵琶湖疎水というと,京都の(そして明治期の)一大インフラ事業であり,琵琶湖から導水トンネルを使って水を琵琶湖から京都盆地に導くとともに,高低差を利用して水力発電が行われた.
電力は日本初の路面電車の動力源として使われたことは有名である.
さて,その琵琶湖疎水を使った観光開発が京都市で進みつつあり,お試しツアーに参加させていただいた.
琵琶湖側の疎水はこんな感じ.
ここを小さな船で川下り,ならぬ疎水下りをするわけだ.
行程のかなりの部分はトンネルで,ほとんどこんな風景.
案内のお兄さんの説明が楽しいので,退屈はしない.
この琵琶湖疎水ができたのは明治なので,後から出来た湖西線が一部でルートが交錯する.このため,湖西線建設時に疎水には新しいトンネルが掘られている.
https://www.google.co.jp/maps/@34.9944013,135.8231731,17z
山沿いの疎水公園というところが旧水路跡地であり,南端部分で湖西線の線路と重なっている.
…とまぁ,ここまでは案内のお兄さんが教えてくれるお話.
実は疎水と湖西線はもう一カ所でも交差している.地図の上で確認すると…
直線で結んでいるのが琵琶湖側からの最初の疎水のトンネルで,トンネル内で湖西線と交差している.水には動力源はないので,導水トンネルはほぼ水平であり,湖西線と疎水の高低差もあまりないはずなので,トンネル内でごく近接した状態で立体交差しているはず.
ということで,トンネルの内壁をよーく観察してみると…
小さなプレートがあった.おそらくこの直下を線路が走っているはずだ.
インフラ整備って既存インフラへの影響を最小限に抑えながら整備するので,結構面倒なことも多そうだな,と感じた瞬間である.
なお,お試し乗船客でこんなことに気づいている人は他にはいなさそう.
琵琶湖通船事業は,今のところ関係者だけしか参加できないが,そう遠くない将来に一般参加も出来るようになる模様.
またまた札幌に行く機会があったので,札幌駅を観察してみる.
相変わらず終着始発便が多く,この駅を出発してゆく列車の半分くらいは「回送列車」ではないかと思うくらい多い.長距離特急は致し方ないとしても,快速列車や普通列車までこの駅を終点にする理由はあんまり無いように思う.
ホームの利用効率は悪そうだが,もはやそれを改善できる人材もいないのではないかという話もあるようだ.
回送列車はともかく,このディーゼル機関車1両だけで一体何をしに来たのだろう.昭和時代ではないので客車列車は存在しないし,札幌駅を通過する貨物列車もなかったと思うし…
ううううぅぅ〜ん.
さて,札幌駅観察の目的は,今回は1番線2番線である.前回訪問時は主に西側からの観察だったが,今回は対面の3番線の東側からの観察だ.
1番線2番線を新幹線に転用する場合,建築限界の関係からそのまま転用するのではなく,いったん取り壊して新幹線用の効果を建設し直すことになっているらしい.
2番線と3番線の両方に在来線列車が停車した状態ですでに車両間隔にさほど余裕は無く,ここに幅が40cmも大きな車両が入るのは無理がありそう.
(回送列車のツーショット ↓ )
1番線2番専用ホームは高架橋上の台座のような上に乗っかっているだけなので,ホーム自体は幅の縮小が可能そうに見えるが,ホームに立っている鉄柱の上には屋上駐車場が乗っかっているので,それがやっかいだ
提言では4県県庁所在地を全国初の単線で結ぶ。概算事業費は複線の1.57兆円から1兆円に減る。四国には単線技術の蓄積があるうえ、日本の経済界にはインフラ輸出の競争力が高まる期待がある。本州側の山陽新幹線・岡山までは複線仕様の瀬戸大橋があり、有効活用する。新大阪と2時間圏内になる。
情報源: 四国新幹線「単線で早期着工を」 輸出の新モデルに提言 :日本経済新聞
…ん? もしかして,これの影響?
単線新幹線の建設費は,あくまで構想段階の目安で,具体的な区間が想定されるならば,想定ダイヤをもとに交換可能駅の設定と複線区間の設定を行い,トンネルや高架橋の位置を具体的に想定し,インフラの整備費用を工費積算した方がより正確.
最近,列車の遅れや不通の理由として「線路トラブル」「架線トラブル」「信号トラブル」「車両トラブル」などという表現が散見されるようになった.
まぁ,間違いではないけれども,ちゃんと「橋が落ちました」とか「盛り土が崩れました」とか「配線間違えて電力線ショートさせちゃいました」とか「一斉に電車を動かそうとして変電所のブレーカー落としちゃいました」とか「レールが破断しました」とか「落雷で機器が燃えました」とか「整備不良で動けなくなりました」とか,正直に言おうよ.
客の不安を煽らない配慮かと思うが,事態を矮小化して正確な状況を見えなくしてるよね.「○○トラブル」と言っておけば自然現象に聞こえちゃうけど,準備不足が原因のことも多いよね.
#最近「車両トラブル」が多いような報道があるが,本当に「車両トラブル」が増えてるのなら,”なんちゃらマネジメント”に従ってメンテナンスの量を減らしたことが原因じゃないかな.”なんちゃらマネジメント”は目標とする確率水準を満たすにはどの程度メンテナンスを減らせるか,だったかと思うが,メンテナンスを減らしてもトラブルは一切増えないとは一言も言ってないと思うぞ.ヤバいと思ったら,すぐに元に戻した方がいいと思うぞ.その確率計算,確実か?