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自転車ヤッホー

ケルンから例の「Inter City 2」に乗って1時間半ほど.ミュンスターに到着.この街,あっちもこっちも自転車だらけである.ぼやぼやしてると,チーンと鳴らされる.

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中央駅前には自転車駐輪場兼自転車貸し出し所があり,旅行者でも貸してくれるらしい.(…が今回の調査目的は歩行者空間なので,パス)

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交差点の「自転車専用レーン」はもちろんのこと…

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自転車専用道もある.幅員構成は「歩道+自転車道+歩道」である.日本の某役所が見たら「自動車道」の間違いじゃないか,と言われそうな幅員構成だ.

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他の道路とは基本は平面交差だが,交通量の多い車道との交差は一部立体交差になっている.

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あちこちに駐輪場があり,自動化された立体駐輪場もあったりするのだが,こういう変わった駐輪場もある.

何が変わっているかというと,自動車がすれ違えるだけの幅員のある道路の半分を使って,それもわざわざ交差点近くに駐輪場を設置しているのである.

「自動車交通の静音化+駐輪場」の一石二鳥やね.

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現地の自動車にはこういう金具?も付いている.自転車キャリアだ.

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よく見ると,このキャリアには自動車本体とは異なるナンバープレートが付いている.牽引車両扱いなのかもしれない.

廃トランジットモール?

Düsseldorfのトランジットモールの調査に出かけた.U-Bahnの出口を上がると,そこにはトランジットモールが…あれ? 無い.

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線路はあるが,架線がない.なんかおかしいぞ.

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レールの溝にゴムでフタがされている.廃線? 少なくとも運転はして無さそう.

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線路をはがすようなことまではしていないので,廃線ではなくて休線かもしれないが,営業はして無さそう.

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現地調査に出かけると,行ってはじめて分かることも多い.この都市では地下鉄(U-Bahn)の整備が進行中のようなので,この区間の路面軌道はこのまま廃線なのかもしれない.

自動運転の自動車

自動運転の自動車が話題になっているが,忘れてはいけないことアリ.

運転が自動になるだけで,都市空間の利用効率が劇的に上昇したり,エネルギー効率が飛躍的に上がったり,環境負荷が顕著に下がったりするわけではないです.

以上,念のため.

Birmingham延伸開業 Before & After, SnowHill駅編

バーミンガムの延伸開業区間のBefore & Afterである.いずれも,Beforeが2013年3月下旬,Afterが2016年9月上旬である.今回はSnowHill駅.

この工事をしていた場所は…

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現在こうなっている.

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トラムが走ってくると,こんな感じ.

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ビルの下側に移動すると,まるでビルの中庭を電車が走ってくるようだ.

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教科書的交通静穏化

英国のコベントリ.街路関係では古典中の古典で,最近はこれと言って話題になることも少ない.…が,行ったことがないので行ってみた.

まずは,ゾーン30ならぬゾーン20,いやいや,速度の単位がmphなので,時速に直すと32km/hで,ゾーン30相当.ちゃんと区域外からの入り口は狭窄(きょうさく)にしてある.

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英国なので,もちろん横断歩道は黄色いランプつき.この黄色のランプがチカチカして,ここが横断歩道であることを知らせる.この程度の施設,日本でも導入すればいいのに,やらないね.

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別の横断歩道では,狭窄を兼ねて「石」を置いてある(奧の横断歩道).日本なら邪魔だとすぐに苦情が来そう.手前の石は速度を抑えるためにあえて進行方向の正面になる位置に置かれており,びゅーんと走り抜けにくいようにしている.

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下の写真は上のアーチに目が行きがちだが,下の舗装が変化している部分に注意.

左奥から右手前の道と,左下から右奥への道が交差する十文字が基本だが,舗装が変化している部分は十文字の交差点の斜め方向である.

よく見ると,右側の標識に「バス専用」と書かれており,この交差点を真っ直ぐ進めるのはバスだけ.一般車両は強制的に右左折させられる,という交差点である.

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このほかにも,様々な工夫がされており,まさに古典中の古典である.

だが,東洋の某国では,その古典が紹介されて何十年にもなるというのに,いまだにまともに導入できてないんだとさ.

Birminghamの古い路面軌道

単なる郊外鉄道だったトラムが,ここ2−3年で市街地まで伸びてきた英国Birmingham.トランジットモールまでできている.ここはEdinburgh的トランジットモールではなくて,歩行者が闊歩している.

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さて,市内中心市街をウロウロしていて発見したのがこの軌道.

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どこにも繋がっていなくて,20mほどだけ敷かれている.敷かれていると言うよりは「取り残されている」と言った方が正確かもしれない.場所はMuseumの裏側.博物館の展示物?? それともモニュメント?

新品のレールではなくて,すり減ったレール.この写真の奥はNewStreet駅,つまり中心駅である.

奧の工事はオフィスビルの新築工事のようであり,そのビルの向こう側にトラム路線の延伸工事が計画されているようである.

この古い軌道は,新しいトラムの姿を見ることができるんだろうか?

Birmingham延伸開業 Before & After 中心街編

中心街路の一つ,コーポレーションストリートのBefore & Afterである.いずれも,上が2013年3月下旬のBefore,下が2016年9月上旬のAfterである.(Afterは早朝なので,歩行者がほとんどいない.)

なるべく同じように写したつもりだが,同じ機材ではないので完全に同じ絵にはなっていないのはご容赦を.

北向きに撮影.

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横切っている街路側から撮影.

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南向き(NewStreet駅方向)に撮影.

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Birmingham延伸開業 Before & After, NewStreet駅編

バーミンガムの延伸開業区間のBefore & Afterである.いずれも,上が2013年3月下旬のBefore,下が2016年9月上旬のAfterである.まずは,中心駅であるNewStreet駅(Grand Central駅)付近である.

威圧感絶大のこの建物,「目」の部分は巨大ディスプレイでした.

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ディスプレイじゃなくて,大きな窓でも良かったかも.

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そして,延伸区間の終点のGrand Central駅は,このディスプレイの左下から出発してました.

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中心街路のコーポレーションストリートからGrand Central駅に入る部分は,こんな感じで工事してましたが,今は線路が敷かれています.

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もちろん,トラムが走ってます.
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昼間,電車から見るとこんな感じの人通り.

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これもLRTの工事でした@Birmingham

SnowHill駅の隣のガラス張りのビルの下の工事,どうやらLRTの路線延伸工事のようだ.

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当時は,このビルによじ登っている人に気をとられて気付かなかったけどw

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それから,この写真,奧に「HSBC」が見えているので,「コーポレーションストリート」の写真のようだ.

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ということは,ここで行われていた工事もLRTの新設工事のようだ.

さて,その後,どうなったかな?

 

トランジットモールの定義について考えさせられる

エジンバラのPrinces Streetの様子.

奧から,公園,歩道,バス/タクシー専用レーン,バス/トラム専用レーン,バス/トラム専用レーン,バス/タクシー専用レーン,歩道,店舗.

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「トランジットモール」の定義に従うと,ここは公共交通と歩行者だけの通行を許した街路なので,トランジットモールである.しかも約900mもある.

Edinburgh

…だが,だ.

トランジットモールに期待される機能としては,公共交通をスムーズに通すだけでなく,歩行者の視点で市街の分断が解消されていること,自由に街路の向こう側にわたれること,であったはず.

ところがここは,歩行者の横断は信号のある交差点のみが原則で,しかもバス交通が多いもんだからなかなか歩行者用信号が青にならない.

これって,トランジットモール,なのか?

なんだか,単なる長いバスをBRTと称している某国の街路&交通部門が「これはトランジットモールだ」と言って真似しそうで,やだなぁ.