新設の路面電車というと2006年開業の富山ライトレールが有名であるが,それ以前の新設区間というと1982年開業の豊橋鉄道の軌道線の支線(運動公園前)約600mであった.
今は駅前の乗り入れ方法の変更等で全国各地に少しづつ新設・移設の例があるが,当時は参考事例がこの豊橋の事例(この支線と,駅前乗り入れ区間の延伸部分)しかなく,建設単価などでは良く引き合いに出されていた.
一つ手前の井原電停で赤岩方面と分岐し,それまで複線区間であったものが赤岩,運動公園前ともに単線になっている.運転本数も半々である.
駅前は広場まで乗り入れ延伸されている.最近は珍しくなくなったが,先進事例の一つである.
「路面電車」タグアーカイブ
軌道敷内乗り入れ可
路面電車の軌道は,原則「軌道敷内乗り入れ不可」である.しかし,一部区間には乗り入れが許可されているところがある.幅員の関係等で致し方ないといえば,そうなのだが・・・
- 軌道が傷む
電車の走行の邪魔になる
接触事故の危険がある
などなど,あまりいいことはない.モータリゼーションの進行たけなわの時期には,たまにしか来ない電車のために1車線温存しておくのはもったいないので,と言うことで,軌道敷内乗り入れを許可した道路が多く,それが原因で路面電車の定時性が損なわれ,廃止の引き金になったことは有名である.
で,乗り入れを許したら渋滞が解消したかというと,そんな話はあんまり聞いたことが無い.
こういうのが理想やね.
京都市電まだ走ってます
日本のトランジット「寝ーる」
架かっている橋が電車専用なので,この通りにはあまり通過交通の自動車が入ってこない.なので,事実上,歩行者と電車の専用道路に近い使われ方になっている.トランジットモール,と言いたいところだが,法的にはそうはなっていない.でも,ワンコが寝てるくらい,自動車は少ない.
この写真を見れば,だいたいどの辺か見当がつく人は多いはず.
10年くらい前の写真で,乗降用の場所の舗装もいい加減である.今は緑色の舗装が塗り直されて,ちょっとだけ小ぎれいになっている.
夕日がまぶしいぜ.
南側の大通りに線路を付け替えようかという話があるようだが,沿線の方のお話しでは署名活動してでもその話は阻止したいとのこと.どうもこの光景に愛着がある模様.こないだ,長時間カメラを持ってうろうろしていたので,たぶん不審者と思われて話しかけられた際に聞いたお話.
BEFORE & AFTER の写真を撮るのは大変
交通整備のBefore & After の写真を撮るのは大変である.Afterは完成してから祝賀ムードが一段落した頃に訪れればだいたいOKなのだが,Beforeはこれから発生することを予測しながら撮影しなければならないので,実は難しい.予測が外れることも多々ある.
今回はBeforeを撮ったつもりだが,空振りだった写真のギャラリーである.撮影は10年前である.
距離自体は大したことないんだけどねぇ.なかなかこじれると難しいねぇ.
このへん.

BEFORE & AFTER の写真を撮るのは大変
交通整備のBefore & After の写真を撮るのは大変である.Afterは完成してから祝賀ムードが一段落した頃に訪れればだいたいOKなのだが,Beforeはこれから発生することを予測しながら撮影しなければならないので,実は難しい.予測が外れることも多々ある.
今回はBeforeを撮ったつもりだが,空振りだった写真のギャラリーである.撮影は10年前である.
距離自体は大したことないんだけどねぇ.なかなかこじれると難しいねぇ.
このへん.

ただいま路面電車の線路の修繕中
まるで「列車」のような路面電車
海外のLRTは1編成で200-300人以上の輸送力があり,日本のローカル電車2-3両編成相当である.
そのLRTの編成を2編成併結した「列車」のようなLRTも存在しているが,これだと編成定員が倍で500人くらいある.数両編成の地方都市の郊外電車と同程度の輸送能力があり,実際にこれが通常のレール(路面では無い)の郊外線を走っていたりするので,郊外電車そのものである.
じゃぁ,日本の郊外電車で充分じゃないかという話になるが,この「列車」のようなLRT,郊外線と市内の路面電車線を直通運転するので,便利さは格段に違う.長いLRT編成が市内の道路を走っているのである.
もうすぐループ線
手宮線LRT?
小樽市内には手宮線という貨物線が,かつてはあった.LRT化しようという話があったが,その後はさっぱり話を聞かない.海外には観光専用LRTというのもあるので,観光専用手宮線LRTというのもあったもいい気がするが,日本ではカネのハードルは高いようである.
小樽築港から線路は始まり・・・
廃線跡をたどって行くと・・・
所々は観光遊歩道となっている.
かつての踏切跡も残っており・・・
ここも遊歩道化.
中心街付近を過ぎると再び廃線跡然とし・・・
終点は,鉄道の博物館.なので,観光ルート化はしやすそう.