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マンハイム駅の駅前広場の使い方

マンハイム駅の駅前広場の夜景.

手前の大面積を占めているのは,路面電車乗り場兼バス乗り場.同じホームにトラムとバスがやってくる.バスはもちろん,長いバスである連節バスもある.あ,いや,国交省風にいえばBRTかw

奥はタクシー乗り場であるが,実は1/3くらいはバス乗り場である.ということで,”日本の国交省基準では”,広場の全面積が公共交通に割り当てられており,私的交通は駅前広場には入れない.

じゃぁ,一般車はどこに寄せるのかというと,この広場の地下が駐車場兼車寄せになっている.

上下移動のない一等地は公共交通というポリシー,見習いたいもんだねぇ.

 

「質より量」からの転換か?

かつて,カイザー通りのマルクトプラッツ交差点では,12系統×各10分ヘッド×往復=毎時144本の電車が通過し,LRTの交通渋滞が発生するとともに,トランジットモールであるにもかかわらず,電車の隙を縫って街路の向こう側にわたるのが難しかった.

当時の市役所の担当曰く「ウチは質より量ですから」とな.確かに低床電車はほとんどなく,高床式電車に自動で出てくるステップをよじ登る形式が多かった.

それから15年.カールスルーエの電車も郊外鉄道に乗り入れる系統は相変わらずだが,市内で完結する系統は低床式電車が増えてきた.

停留所でホームとの隙間が大きいところでは…

ちゃんと板ができてきて隙間を埋めてくれるし…

出発するときには収納される.

(このタイプの電車は前からあったけど)新しい電車が増えている.

 

この誘導ブロックの色

京都駅の駅舎2階に設置された視覚障害者用の誘導ブロック.

通常は黄色一色のところ,赤黄赤黄赤黄赤黄…

デザイン的な配慮だろうと思う.

しばしばデザイン的な配慮のもとに,黄色ではなくて白あるいは黒の単色の誘導ブロックが使用され,バリアフリー的観点から「分かりにくい」と指摘されるのだが,この「赤黄赤黄赤黄赤黄…」は,アリやナシや?

 

惜しいなぁ〜あと一歩

休日の京都嵐山.

一般車両の通行がかなり抑えられているのだが,完全に止め切れていない.

そんなわけで,多数いる歩行者は依然として歩道上だけしか通行することができず,今一歩,のびのびできない.

休日の午後だけでいいから,完全にクルマ止めちゃえよ.(除くバス)

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ドイツの「命がけの電停」

欧州の路面電車というと設備が行き届いているイメージがあるが,中にはあまりいただけないないものもある.

例えばこの電停.どこが電停かって? よく見ると右側の歩道上に電停の標柱があり,ご丁寧に液晶式の小型の接近案内まで付いている.

そして電車は客を見つけるとこの道路に停まり,客は車が来ないかどうか気にしながら電車に乗り込む.

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もっともこの道路,このまま奥に進むとトランジットモールになっており,交通量そのものは非常に少ない.

まぁ,全部が全部,日本の交通の教科書に載っかっているような状態だというわけではないという一例.

 

きびだんご屋の前の電停

岡山の有名なきびだんご屋さんの前の電停である.

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どこが停留所かって? 道路上の緑色に塗った部分.ここが電停である.

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もちろん,車道の一部を緑色に塗っただけなので,車が通る.交通量がやや少ない道路だということが救いか?

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その次の電停も,車道の一部を緑に塗ったタイプだ.欧州のLRTに見慣れると,まだこんな危ない電停があるのが奇異に見える.だが,これが日本の現実である.

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バリアフリーじゃ無いけどバリアスモール

低床式電車が各地で導入されているが,まだまだ「高床式」も少なくない.そんな場合,車内でかなり大きな段差をよじ登らないといけないことも多いが,よく見ると,そう言えば小さな台が設置されていることも多い.

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こういった踏み台はよくよく見てみると段差が大きいステップにはよく設置されているんだが,この電車は「踏み台」と明記してあるのがミソだ.

ここを使ってね,と分かるようにするかどうかで,使い勝手が違ってくるかも.

クルマは地上,人は地下…で,いいのか?

今や世界的観光地の広島の宮島.駅に着いて…

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船着き場に行こうとすると,地下に降りろという.

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一応エレベータもあるが,目と鼻の先なんだから渡らせろよ,と思う.

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地上に上がって,船着き場着.

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歩行者を地下に降ろして,エンジンつきの自動車を地上にという発想は,日本独自の発想だ.観光地に来てまで自動車がぶんぶん走ってるのは見たくないぞ.

欧州なら間違いなく,車道を地下化して,歩行者は地上を歩かせる.こういった超有名観光地なら駅から船着き場までは歩行者専用になっていると思う.

「国道2号線は重要な幹線道路で…」という声が聞こえてきそうだが,自動車優先の交通政策は,そろそろ政策転換した方がいいぞ.

特にこういった観光地では外国からの旅行者が多く訪れるので,恥さらし状態だ.

 

安全(?)地帯

日本の路面電車の設備で,「安全地帯」というものがある.事実上,路面電車の電停のことを指しているのだが,今となっては「いったい,どこが安全なんだ,こんな狭いホーム」と思ってしまう.

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まぁ,元々の「安全では無い地帯」がこういうものなので,確かに程度問題としては安全にはなっている.

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でも,こういうのをいっぺん見てしまうと,日本には安全な電停が無いんじゃないかと思ってしまうよね.

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(写真は,すでに紹介したミュールーズ)