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ATC & ATO

地下鉄というのは基本的にずっとトンネルを走行しており,そのトンネルも曲がりくねっていたりするために見通しが悪いことも多く,安全に気を遣う鉄道である.

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写真の神戸市の地下鉄にもATCという自動ブレーキ装置が搭載されているようである.さらにはボタン一つで加速から減速まで自動運転させるATOという装置まで積んでいるようだ.ATOは最近できた鉄道だとつくばエクスプレスにも載っている.

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この電車のスピードメーターには,走行速度を表示するためのメーターの外側に,出しても良い速度を電光表示するための数字が「0,15,25,45,60,75,90」と並んでいる.新幹線ではないので,ATCとは言えども90キロまでしか指示できない.

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そんなわけで,駅の構内には通常あるはずの3色の信号機が見当たらない.赤色に光っているのは入替用の信号機であり,営業運転する電車用ではない.

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4+3=7

片町線(学研都市線)では,次の3月から列車本数削減をすることで輸送力調整をすることになったが,ちょっと前までは列車の長さを調整することで輸送力調整が行われていた.乗客にとっては列車の長さは利便性と直接の関係がないので,こちらの方が輸送力の調整方法としては優れている.

10年くらい前の京田辺駅の風景.

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7両を4両に減車すると,4÷7=0.57,つまり43%減.四條畷以東で本数削減じゃなくて,普通列車か快速列車だけ4両に減らせればちょうど良いかもね.面倒なことはやりたがらないね.国鉄も面倒なことはやりたがらなかったけど.

(まぁ,ガチャンこすると車両が傷みやすいんで,あんまりやりたくないらしいという話は聞くけど,近鉄とか南海はやってるよね.阪神電車もしてたっけ.)

さようならゲロしお君

汚い話で申し訳ない.初めて,地元の紀勢線の特急に乗っけてもらった際,母は乗ってからしばらくしてトイレ方面に行って・・・そのまま降りる直前まで帰ってこなかった.あれから三十数年.さすがに,そろそろお別れの時期が来たようである.

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通常は窓際席は外が見えて気持ちの良いものだが,この車両はなぜか窓際足下にダクトのようなものが通っていて狭かった.座席によっては垂直に立ち上がるパイプの横の席があって,さらに狭かった.曲線でもないのに,車体が傾いたまま走っていることも珍しくなかった.

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当初は大阪方面は「天王寺」しか行き先がなかったが,今やほとんどが「新大阪」か「京都」で,隔世の感がある.反対方向は「白浜」「新宮」,たまに「周参見」なんてのもあったっけ.電化する前は「名古屋」も.

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今年の秋までかな? 代わりに北陸線からサンダーバード用のが来るのかな?昔からこの路線は他路線のお古が多いな.

#写真の新宮駅と言えば,タモリが「駅前の喫茶店に入っても,誰も気付かないんだよね.まさかこんなところにいるなんて誰も思わないから」と何かの番組で言ってたと思うが,寿司屋の二階くらいしか該当するのがなさそう.

京阪神JRの色使いが破綻している件について

京阪神のJR線のお話し.一応,各路線ごとにラインカラーが定められており,駅名標の下部のラインの色はそれに合わされている.http://www.jr-odekake.net/eki/pdf/ubn.pdf

ところが,いくつかの路線にまたがって運転されている電車の行き先表示の下線の色は,路線のラインカラーに合わせようとしているものの,郊外側路線に合わせるのか,都心側路線に合わせるのかの統一された基準は無く,ごちゃごちゃ.乗客としては行き先側路線の色に合わせるのが案内上は分かりやすいと思うのだが,そうでもない.

電車のボディーカラーは,かつてはラインカラーに合わされていたものも多かったが,今やラインカラーとボディーカラーは合わないことが多い.最近投入された電車に至っては,ボディーカラーが基本的に銀色で,電車に巻かれた帯の色は路線の色とは全く無関係である.

路線名 路線図上の色 駅名標 電車の色/帯の色 行先表示の下線
神戸線 青色,青色,桃色  青色  ,,白  青色,桃色
京都線 青色,青色,黄色  青色  ,,白  青色
琵琶湖線 青色,青色  青色  ,,白  青色
大阪環状線 青色,橙色,朱色,緑色  朱色  橙色,黄緑,,白  朱色,橙色,緑色
学研都市線 桃色,黄緑  黄緑    桃色,黄緑
大阪ひがし線 紺色  紺色  黄緑,  紺色
JR東西線 桃色,紺色  桃色    桃色
宝塚線 桃色,黄色  黄色  ,  黄色,桃色
大和路線 紺色,緑色  緑色  黄緑,白  緑色
阪和線 青色,橙色  橙色  ,,空色  橙色
嵯峨野線 紫色  紫色  ,  黒色
奈良線 茶色  茶色  黄緑,白  茶色

ああぁぁぁ・・・

新幹線公園

大阪モノレール南摂津駅からモノレールに沿って北上すると,例の車両基地の横を通る.おっと,今日も何かいた.山下達郎のクリスマスイブが聞こえてきそうだ.(写真が古いってか?)
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さらに北側には大阪貨物ターミナルがあるが,幹線道路に接するとともに新幹線にも接しているという「新幹線貨物輸送」構想の名残でもある.
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その隣に「新幹線公園」がある.
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新幹線以外にもこういうのが展示されており・・・これは阪和線や紀勢線で走っていた貨物用機関車だな.ガキの頃によく見た記憶がある.
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そして,初代新幹線お出まし.
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場所はここですね.

京阪特急

古い特急の写真が出たついでに,こういう写真もある.
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古すぎるってか?
京阪特急(ただし超昔の)である.厳密に言うと,かなり昔走っていた特急用車両がその後一般用に転用され,それがいよいよ廃車される直前に元の特急色に戻された際の写真である.(そして,この車両がこの系列で最後に解体された車両の模様)
#これに限らず,在阪私鉄は物持ちが良い.手入れが行き届いているので,古いということを知らずに乗っている人も多いと思う.

パノラマグリーン車ってビジネス向きじゃないよね

在来線特急には,時々「パノラマグリーン車」なるものが連結されている場合がある.こういうやつ.
DSCN3625・・・写真が古いってか?
けども,このグリーン車に乗ろうとすると,ホームの端までいって待たないといけないため,乗降に余分な時間がかかってしまう.端っこなので,車両を通り抜ける余計な客がいなくて静かではあるのだが,急いでいるビジネスマンにとってはあまりありがたくないロケーションである.
グリーン車でベストな位置に連結されているのは東海道新幹線である.通り抜ける客が多めではあるが,編成中の車両の位置とホームの階段の位置がほぼぴったりで,乗降時の余計な歩行が少ない.
東海道山陽新幹線で,乗り継ぎまでの時間が少なくて急いでいる場合,普通車乗車時には到着前のグリーン車の隣の車両まで移動しておくと階段が近くて便利である.これ,豆な.
#「パノラマ」でなくても,端っこに連結されているグリーン車は多い.グリーン車にはエグゼクティブなビジネスマンは居ないということか? 暇な人だけ?

京都市電まだ走ってます

京都市電は1978年の9月末限りで全部廃止されてしまって,現在京都市内に走っている路面軌道は市営ではない嵐電だけである.だが,京都市電の「電車」は今も毎日現役で走っている.
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これは,広島電鉄の車両として走っているものであるが,広島電鉄の紋章などが加えられ,車内もICカード対応料金箱などが設置されたりはしているものの,ほぼ原形を保って走っている.
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広島電鉄で「動態保存」されている車両はこのほかにも何都市かある.

新幹線第1号車・・・のスカートをのぞく

大阪の交通科学博物館には新幹線の第一号編成が保存されていた.
DSCN3651その新幹線第一号編成の先頭車両の先端部分の下はこうなっている.
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鉄板が何枚も重ねられ,少々の障害物が線路上に落ちていても,はね飛ばす仕組みである.以前にも書いたとおり,新幹線は目視で線路に異常を発見しても,ブレーキを掛けて停止するまでの距離が長いので間に合わない.そこで,少々のものははね飛ばしてしまおう,と言う発想である.
何度も言うが,「新幹線は目視で線路に異常を発見しても,ブレーキを掛けて停止するまでの距離が長いので間に合わない」ので,事前の対策によって安全が確保されている.決して運転士の超人的な精神力によって運転されているわけではない.
#技術的な話に対して直感に頼って記事を書くと,後で恥をかくだけである.

ICEの「特等席」

新幹線やTGVには無くて,ドイツのICEにだけ「特等席」がある.
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上の写真がICEであるが・・・割とレアな「ICE-T」である.最高速度はICEにしてはちょっと遅めの230km/hだが,カーブに強い車両である.日本でいえば四国や九州の特急とか ,紀伊半島に向かう特急とかが似たようなシステムを持っている.
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そんなわけで,台車はちっとゴツい.
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で,話を元に戻すと,日本の新幹線やフランスのTGVでは「運転席かぶりつき」ができないのだが,ICEについては旧式の一部のICEを除き,運転席直後に座席があり,間仕切りがガラス張りになっている.もちろん,予約可能.空いていれば予約が無くてもレイルパスなどでも座れる.
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ガラスには液晶が仕組まれており,「ヤバイ場面」になると曇りガラスに一瞬で変わる.
あ,そうそう,以前青函トンネルの話を書いた際に運転席側からの前面展望の写真を載せたが,北海道新幹線が完成するとこのような光景は簡単には見られなくなる.