まだ「次の人」がどう判断するのかは確定的ではないが,通せんぼの張本人が退場されるようである.
「某工区」の工事自体はまだ静岡県内に達していないようなので,工事の中断なしに掘削工事が続けられそう…ということか.
まぁ,それ以外の工区の遅れも気になるが,全般的に工事の遅れは長年にわたって地元対応が天狗状態が続いていたことが影響しているかも,と思う今日このごろ.
みどりの窓口の閉鎖がどんどん進んでいる.
「業務の効率化で人件費削減&儲けup」狙いかと思いきや…そうでもないらしい.
窓口要員の人が集まらないので,窓口を閉めざるを得ないらしい.
…が,サービスダウンは明らかなので,客に操作をさせる「みどりの券売機」(※1)じゃなくて,券売機の前で”普通に”しゃべるだけで発券してくれる「AI みどりの券売機」にしてくれんかのう(※2).
※1 みどりの券売機の「完全取り扱いマニュアル」をちゃんと公開すべき.こんな中途半端な使い方説明じゃぁ,わかんねえよ.「その後は画面の案内に沿ってお進みください」の中身が「ボクの考えた便利なシステム」状態の中途半端なシステムなので問題なんだよぉ.web上でいいので「みどりの券売機”完全”シミュレータ」を公開してくんないかな.
https://www.jr-odekake.net/railroad/midori/ticket/
※2 「みどりの券売機プラス+AI」というのがあるらしい.かつてのMS-Officeのイルカ君を思い出してしまった.
「45秒に1本のシャトルバス」に唖然…万博の人員輸送計画は「机上の空論」国費投入 “青天井” で1620億円
情報源: 「45秒に1本のシャトルバス」に唖然…万博の人員輸送計画は「机上の空論」国費投入 “青天井” で1620億円 – ライブドアニュース
・・・質問してる方も,答えてる方も,それを記事にしている方も,焦点ボケてる感が・・・
まず答えてる側.
45秒に1本で十分だという主旨の返答のようであるが,1時間に80本のバスで運べる人数はせいぜい5-6千人(70人✕80本=5600人)である.バスは電車と違って詰め込みがあまりきかないので,この数字.この5-6千人というのは,満員の地下鉄中央線4本分くらい(定員820人✕180%✕4本=5900人)にしかならないので,ドヤ顔できるほどの輸送能力ではない.
次に質問している側.
45秒に1本という頻度のバスをさばけるのかという懸念をしているようだが,1日に1000本のバス(ピーク1時間あたりだと100本以上)が通る街路というのは存在する(しかも,さほど珍しくない).45秒間隔は,ちゃんと対策すれば捌ける.論点はそこじゃない.
それから,それを記事にしている側.
都市交通の実態も知らずに45秒間隔は無理だとして机上の空論と切り捨てている…いや,そもそも実態知ってるの? 論点はそこじゃない.
論点は,このあたり.
1)その程度のバスの輸送能力で大丈夫か?
2)本当は,その2-3倍のバスが必要じゃないのか?
3)そのバスの運転手は確保できるのか?
全体の6割を地下鉄で,残りの4割はバスで運ぼうとしているようなので,バスは地下鉄の2/3程度の輸送能力が必要なはず.とすると,必要なバスの運転頻度は45秒間隔じゃなくて,10-15秒間隔程度になると思うが…
西九州新幹線、佐賀空港北ルート案が浮上 未着工区間を巡り与党内で
ルート図はこちら(↓)
情報源: 西九州新幹線、未着工区間 佐賀空港北側、新ルート案 政府・与党 | 毎日新聞
岐阜市に対する岐阜羽島駅と同じポジションになりそう.リニア山梨県駅にも似たロケーション.ええのか? これで? これでええのなら,長崎の人は喜ぶと思うけど.
駅はこの辺?
佐賀市街からは新幹線駅にゆくのが面倒で,広域利便性はあまり上がらない.佐賀空港駅としても中途半端.
建設費は正札で全額払ってね.
東北新幹線車内で液体漏れ 4人がやけど、軽傷
情報源: 東北新幹線車内で液体漏れ 4人がやけど、軽傷 – 産経ニュース
硫酸を持ち込んだらしいけど,まさか濃硫酸にトイレの水をそのまま注入したんじゃないよね.硫酸に水を入れると盛大に発熱して沸騰することもある…って,中学校の理科で習ったよね.
トラックドライバーの不足で今後、輸送量の大幅な減少が懸念されていることから、国土交通省は、長距離トラックの代替となる船舶や鉄道による輸送量を今後10年程度で倍増させる目標を掲げた上で、輸送手段の振り替えに必要な具体策を新たな経済対策に盛り込む方向で調整しています。
情報源: 「2024年問題」トラック輸送の減少を懸念 船や鉄道の輸送量倍増へ | NHK | 国土交通省
いいぞ,そうだそうだ.倍増だ.自動運転の高速道路隊列走行よりもエコでなおかつ現実的な対応だ.…とはいえ,トラック輸送に荷を長年取られ続けた鉄道が「倍増」しろと急に言われても荷が重い.
機関車倍増,貨車倍増,取扱箇所倍増,電源設備倍増,職員倍増…
「トラックと船舶、鉄道が共同で使えるサイズのコンテナの普及」とあるが,いわゆる海コンを使いやすくするということか?
船舶はともかく,国内では海コン扱えるトラックは元々少ないし,海コン扱える鉄道貨車もあるにはあるが,運転できる線路が限定的(盛岡-東京-福岡)で,汎用の貨車は開発途上のようだ.
情報源: 海上コンテナを鉄道輸送、低床貨車で実証へ…「物流2024年問題」対応 : 読売新聞
トラック輸送はドアtoドアで鉄道よりも早くなることも少なくなく,コンテナサイズの問題もさることながら輸送速度も課題だ.
時間を気にする輸送品対応として,航空コンテナを新幹線の車内に積載可能にしてしまう,というソルーションがあっても良いと思うがどうかな?
このお話.
新幹線フル規格化“県負担1400億円程度か” 県立大学設置は「座談会」開催へ【佐賀県】
情報源: 新幹線フル規格化“県負担1400億円程度か” 県立大学設置は「座談会」開催へ【佐賀県】|佐賀のニュース|サガテレビ
これに関して,こういう話もある.
佐賀新聞:西九州新幹線(武雄温泉―長崎) 佐賀県負担額は約360億円 県が見通し
武雄温泉-長崎間のうち,佐賀県下での路線延長は17.2km程度であり,これの佐賀県負担が360億円(交付税措置前)なので,単純計算20.9億円/Km.建設期間が2007-2021年であるが,2015年の建設物価指数を100とすると,現在は125程度のようなので,20.9✕1.25=26.2億円/Km.
新鳥栖-武雄温泉間のJRの路線延長は50.4kmなので,これを使ってかけ合わせると1318億円になる.
つまり,「佐賀県の負担1400億円」というのは,交付税措置前の値と推定できる.
ところで,「交付税措置前」の件だが,新幹線の地元負担については,その額の9割を起債することが認められている.
起債の50-70%については交付税措置という国からの穴埋めをしてもらえるので,最大限穴埋めしてもらうとして,実質負担はこうなる.
1318億円✕90%✕(100-70%)+1318億円✕10%=488億円
ということなので,「新幹線負担1400億円」というのは,政治的メッセージの強い数値のようである.実負担は500億円程度以下のようである.
まぁ,県知事はこう発言しているけど,県職員は知ってるよね.
タクシーもライドシェアも選べる社会を作っていくことが、われわれがこれからやらなければいけないことだ
情報源: 小泉進次郎氏「ライドシェアを選べる社会を」実現に意欲
をぃをぃ,これが元環境大臣の発言かよ.
ライドシェア推進の前に,
「環境負荷の少ない公共交通の利用促進を」
「それが無理ならライドシェアを」
だろ?