鉄道で国づくり」カテゴリーアーカイブ

バス路線を共同経営「運賃プール」解禁へ

運行本数などに応じて各社に運賃収益を再分配する「運賃プール」制度を認める。

情報源: バス路線を共同経営 政府「運賃プール」解禁へ  :日本経済新聞

バスだけじゃなくて,バスと電車,地下鉄,etc.とか異種混合でもOKにしようよ.

そうでないと,MaaSは誰かが一括して料金を集めて,それを元に各社と個別の契約をするような形態になってしまい(都市内交通を対象とした一種の旅行業),IT事業者の独壇場になるぞ(≒交通事業者はITの下請け状態).

パンデミックへの国内準備・続^4

もはや中国の死者数増加は,日本国内では話題になりにくくなっているが,若干増加はマイルドになったものの毎日100人以上亡くなっている状態である.

日本国内でもあちこちで新規の感染者が見つかる状態であり,1週間以内に感染ルートを追うのが不可能になるだろうと思う.

こうなると感染拡大を防ぐ方法は半ば強制的に人と人との接触機会を減少させるしかない.集会等を主催者の責任で開催/中止の判断してねと言うだけでは防ぎきれない.お役人の頭の中ではこれで防げることになっているんだろうか? あれだけ強権的に封鎖しまくっている中国でもひどい状態なのに,強権発動が難しい日本ではどうするんだ?

集会等の人混みが生じる催しの開催条件を「人と人との間隔が○m以上,全体での人数が○人以内,継続時間が○分以内,換気は○分ごと」などと明示しなければ,公衆衛生の専門的基礎知識がない人たちが正確に判断できるわけがない.感染拡大が発覚した後で「ほら,言った通りにしていないから拡大したじゃないか」などと言っても,あとの祭りだ.

交通機関についても,国内の感染状況がどのような段階になったらどの交通機関を止めるのか,どの交通機関をどのような方法で乗車制限をするのか,などのわかりやすい基準数日程度内で決めて示し,国民に準備を促さないともう間に合わないんじゃないの?

会社等の事業所についても「経営者の自己判断で」では良好な公衆衛生を保つのは難しいはずだが.社畜状態が標準の日本の多くの企業では「出勤は社員の自己判断で」などと経営者の判断を避けて従業員に押し付けて,結果として何も有効な策が実現しない状態になりそうだ.

学校についても授業休止の条件を明確にして,今月限りで春休みに突入させたほうがいいのでは? 卒業式や入学式も開催するかどうかを考える時期に来ている.新年度の授業開始時期はどの程度遅らせることが可能だろうか.夏休みを潰せばGW明けくらいまで延期も可能ではないか? 授業日数が足らないのなら,2020年度限定で「休日」の返上,半ドンの復活でさらに半月分くらい捻出できないか? (初動の失敗で,もはや「オリンピックがー」と言ってられる時期は過ぎてしまったんじゃないかな)

中国で初の死者が出てから100人死ぬまでは約3週間,1000人死ぬまでは約1ヶ月,さらに1000人増加して2000人に達するのが約5週間目,約6週間目で累計2500人になろうとしている.

日本では初の死者発生からまだ1週間ほどだが,中国でも1週間程度までは死者数は2〜3人程度だった.もしかして,この国の政府も国会も,何も判断できない状態に陥っているんだろうか? ”インバウンド客” が気になって何もできなかった現政府は,第二第三の過ちを冒すのか? (経済失策も含めると第四,第五の過ちかも) 国民の生命と財産を守れるか?

※新型肺炎は国家公務員には忖度して感染しないらしい.すごいな.科学的な判断能力が欠乏しているんだな.当事者意識が無いってのはエリートの要件を欠いてるんだが.(→その後,ポロポロと感染者が発覚した模様で,当事者意識はなかった模様.)
※テレビでは次から次へと感染者がみつかった速報が出るようになってしまった.

※(追記)相変わらず「季節性のインフルエンザでも感染者が毎年多数出て,死者も出ているので,慌てるな」というような旨のことを言っている政治家がいるようだが(今日23日だけで二度見た),季節性のインフルエンザは抗体を持っている人が少なからずいるので感染の規模が一定レベルで止まるのに対し,新しい感染症は誰も抗体を持っていないので,放っておくと際限なく感染する.感染者数が医療機関のキャパを超えたら,そこから後は放置状態&やられっぱなしになるので「負け確定」.同じじゃない.指導者層の認識としては大きな誤りである.

「軽症者は医療機関に来るな」という医療関係者もいるが,軽症なのか,死に至る病の入り口なのか判断できるのは医者だけである.(特に高齢者や持病のある人&その家族は)心配なので,結局は医療機関に押し寄せる.最初から感染させないようにすることが最重要だ.

※(追記)2/23現在,日本での死者4名(初の死者確認から11日目).ちなみに,中国で死者4名は初の死者確認から12日目.中国はここから1週間ちょいで死者100人に達した模様.
※日本人お断りの国がで始めた模様.

パンデミックへの国内準備・続^3

2月や3月は通勤以外の移動が多く,新型肺炎が拡がりつつある今日この頃,あぁやだなぁ〜.

かつて東北の震災の後,発電所事故の際に「直ちに影響はない」という言葉の裏にいろいろと ”隠し事” が一杯あるのを感じてイヤな気分だったが,今回もそんな感じなのか?

https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds&feature=emb_logo

(…削除されちゃったよ.代わりに “偉い人” がいろいろアピールしてる.死者出ちゃったんで,もう遅いけど.)

その客船から本日以降多数の客が市中に解き放たれたわけだが,海外の祖国に帰った人々は祖国で再び2週間の観察期間を迎えるのに対し,そうではない人はそのまま日常生活に入るわけやね.

この動画を見た後だと(人権がー,とかいう話はあるものの),「うーん,ええのか?」と感じてしまう.

日々観察している死者数であるが,やはり2000人を超えてしまい,「死者増の増加」が幾分マイルドになったとはいえ,まだまだ二次式や三次式で近似するのが適当な状態.

初の死者から「マイルド」になるまで約1ヶ月.そこから概ね沈静化するのにさらに1ヶ月,最終的な死者数は3000人くらいか? 同じ推移とすると,日本では卒業式シーズンに阿鼻叫喚状態で,そのまま入学式入社式シーズンに突入.概ね沈静化するのはGWくらいか? 隣国の要人の訪問は厳しそうだが,管理が理想通りなら五輪は何とかという感じか?

学内でも,「多人数が集まる集会やイベント等どうする?」という話になってきている模様.

厚労省は「テレワークや時差出勤」と言っているが,首都圏ほどの密度だと時差出勤しても電車内での人と人との間隔がさほど離れるわけでもないので,焼け石に水じゃないかな.(みんな時差出勤すると,別の時間帯に混雑のピークが移動するだけでは?)

#国会中継聞いてると,ようやく桜じゃない話に入った…かと思ったが,誰某が会議に出てたかどうかを追求するというアホな展開に突入.もういいから,具体的な対策の話しろよ.まもなく日々死人が発生するかもしれないという状況なのに.東京という都市は,斯くも危機感を感じさせない,つまりコンディションが整えられすぎた都市なんだろうな.
#(追記)クルーズ船でも死者発生.このまま中国の1ヶ月遅れの推移をたどるのか? もしそうなら,今後1週間は日々数名,そのあと1週間は日々10-30名ずつ死者増加し,3月になる頃には3桁か?
※(追記)桜の次は「コネクティングルーム」らしいが,野党の先生方はコネクティングルームの部屋間の扉が常に解錠されているとは限らない,ということに気づいてないかも.ホテルが鍵を締め切り操作すれば,単なる2つの別々の部屋にもできるのが「コネクティングルーム」(*).そうでないと,隣の知らないおっさんが入ってくるかもしれないので,怖くて寝てられない.隣同士で行き来できるように開けてもらえば1つの大きな部屋.そこがスイートルームとの大きな違い.国会で突っ込むなら解錠されていたことまで押さえておかないと証拠不十分.海外のホテルでは隣あうツインやダブルの部屋が「コネクティングルーム」になっているのは珍しくないし,複数名での出張の際には同行者が隣同士の部屋にしてもらうようにチェックイン時に頼むのも珍しくないゾォ.詰めの甘い質問に時間を費やすより,もっと大事な話があるだろ.死人がで始めてるぞ.
(*)ドアが二重になっていて,ドア間が超短い廊下になっている場合もあり.こっち側とあっち側のドアがともに部屋側から開けない限り1つにはつながらないようになっている.あと,「ツインがー」とか「ダブルがー」とか騒がないこと.欧米だと旧市街の古い安宿でもない限り,シングルのベッドしかない部屋の方が珍しい.

 

進む鉄道の自動運転

近年はJR各社が相次いで自動運転の走行試験を実施。国土交通省も実用化に向け、国を挙げて技術向上を図る。

情報源: 進む鉄道の自動運転 JR各社が相次ぎ試験、人手不足背景(1/2ページ) – 産経ニュース

子供の憧れの職業の一つが,消え始めているということか…?

運転が簡単そうな路線(…といっては失礼だが)は「ちょっと練習すればオレでも運転できるかな」などと思ったりするので,割と簡単に自動運転化できそうだ.

けれども,「オレが運転したら脱線転覆させて列車を谷底に落とす自信がある」的な路線もあり,こういうところは職人技的運転で,当面は自動化無理かも.こういうやつ(↓)

えーと,鉄道の運転を自動化したら,人件費の分,運行経費が低下するはず.タクシーを自動化できたら運賃半分くらいに出来るなんていう話もある.なので,鉄道の運転を自動化したら,その分を列車本数増に充ててほしいところ.

ローカル列車の自動運転化で本数確保が理想だが,ローカル列車は運転の自動化そのものよりも運賃収受の方が問題になりそう.科学技術的な問題というよりは社会的問題に近いかなぁ.

#自動運転に最も近い鉄道は,実は新幹線だったりする.減速→停止時はすでにほぼ自動化されているし,加速も許されている最高速度まで達すれば自動で加速が止まるし,速度を一定に保つ装置もあるし,巡航時の安全確保は人間の神経頼みではない.(寝てても駅まで安全に達してしまったことが何度かある…と書いたら怒られるか)

 

令和の大恐慌到来か?

内閣府が17日発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)が前期比1・6%減、年率換算で6・3%減で、5四半期ぶりのマイナス成長となった。

情報源: GDP年率6・3%減、5四半期ぶりマイナス成長…19年10~12月期 : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン

すでにマイナス成長かもという話があったが,どうやら年率換算-6%超の模様.つまり「リーマンショック級」だ.これは増税後の去年末頃までの話で,その後,景気が上向いたという話は無いので,不況継続中.消費増税不況

加えて,この話はまだ「新型肺炎」の話は織り込まれていない.中国の様子を見ると,日本でも外出機会の大幅減少(観光や娯楽を中心とした産業への大打撃),購買の減少(小売りおよび製造,貿易への大打撃),製造業やサービス業の停止などが予想されるので,さらなる大幅な景気減退は必須.新型肺炎不況

さらにオリンピックの中止などもあれば,戦後最大級の大不況がまもなく到来する可能性あるかも.幻の東京五輪不況

令和の大恐慌=
消費増税不況(リーマンショック級)  (+暖冬不況) +新型肺炎不況 +幻の東京五輪不況」か?

それでも「財政規律」を守りさえすれば「幸せな将来」が待っているんだろうか? その政策に勝算はあるのかい? まだ「ゆるやかな経済の拡大」って言うの?

※東京五輪中止か延期の可能性は大きそう.SARSは終結まで8ヶ月かかったらしいので,7月ではまだ新型コロナ継続中だろうなぁ.政府は日本だけ新型コロナ終結に至れば開催可能と考えてると思うが,欧米,南米,アフリカなどで日本よりも時期が遅れて感染爆発中だと,東京に人が集まれないので中止か延期になる可能性大きそう.AKIRAの予言が再び当たるのか?
※コロナ騒動が沈静化したら,(単なる金融緩和じゃなくて)相当思い切った経済対策しないと,平成が日本国停滞の時代だったのにつづき,令和は日本国完全衰退の時代になる可能性あるかも.
※(3/7追記)去年10-12月期の成長率は,実はさらに下だったという話も出てきた模様.さらにコロナ騒動が加わって,恐ろしいことになりそう.

パンデミックへの国内準備・続々

ついに日本でも新型肺炎の死者が出始めた.感染経路も明確では無いので,既に市中にウイルスが広まっている可能性は高いかも.

中国の公式な発表では初の死者は1月初旬.つまり,わずか1ヶ月ちょっと前だ.その後のなりふり構わぬ封鎖,隔離策を講じたにもかかわらず累計の死者数は1500人近くになった.(下の図,横軸は1/1からの日数,縦軸は死者数累計)

中国の公衆衛生の水準が…医療の水準が…封鎖方法が…などという話はあるものの,何もしないとなりふり構わない対策をしても同じような推移をたどる可能性はある.つまり,日本国内でも来月末頃には1000人以上の死者が出ている可能性があるということだ.10分の1でも100人以上死亡だ.今月末には海外諸国から「日本人の入国禁止」のお達しが出ても不思議ではない.

予防方法がインフルエンザと同様だとすると,多人数が一堂に会する機会を減らすとともに,唾液や飛沫等への接触機会の減少が必要であり,考えうるのは…

    • 学校の休校,コンサート・演劇・映画等の中止
    • 修学旅行の中止,研修会の中止
    • 講演会,集会等の中止
    • 試合や競技会の中止
      • どうしても実施するなら無観客試合
      • オリンピック等の世界大会はなおさら要注意
        • 世界中にばらまく可能性あり
    • レストラン等での店内飲食の中止(持ち帰りのみ)
      • 宴会中止,パーティー中止,花見中止?
    • テレビ会議の推奨,在宅勤務の推奨
    • 工場やオフィス等の閉鎖
    • 鉄道の「乗車制限」
      • 通勤列車1両あたり乗車数を20-30人程度に
        • 密室防止のため,空調の停止と非常換気窓の開放,長時間停車時の半ドア停止(JRWなど)
      • 特急列車1両あたり乗車数を15-20人程度に
        • 全列車全席指定席,乗車中の席移動禁止
      • 新幹線1両あたり乗車数を20-25人程度に
        • 全列車全席指定席,乗車中の席移動禁止
    • 航空便の搭乗制限
      • 定員の1/4程度を搭乗数の上限に
    • バスの「乗車制限」
      • 1両あたり10-15人程度に
      • 窓を開けたまま走って密室にしない
    • 通勤鉄道であっても乗車を予約制に
      • あるいは,個人番号の末尾2桁で制限 
        • 駅で大人数が待機しては意味が無い
        • 不要不急の移動は制限
    • マイカー通勤の推奨
      • 家族以外は相乗りしない
      • 駐車場が確保できる場合のみ
    • 「超」時差出勤
      • 勤務時間帯を広げ,職場にいる平均人数を減らす
    • 店舗への入場制限
      • 多人数が同一店舗内にとどまるのを防ぐ
    • 疎開の検討
      • 人口の一時分散で接触機会を減少

実際にどの程度計画が進んでいるかというと,例えばJR西日本では(インフルエンザを想定したものだが)業務体制についての取り決めはしているようだが,具体的に何をどうするということまでは判然としない.(JR東も同様)

相変わらずSARSよりも致死率が低いとか,豚インフルエンザの時は日本の感染率は低かっただとかを論拠に高をくくっている医療関係者が少なくないようだが,いくら日本の公衆衛生水準が高くて,医療機関の水準が高くても,医療機関の処理できる人数を患者数(あるいは患者疑い者)が上回った時点で放置せざるを得なくなるので「負け」である.

感染力は強いが持病等が無ければ軽症だから大丈夫,などと言っている医療関係者もいるが,裏を返せば軽症者がキャリアになって高齢者や持病のある人たちが多数犠牲になる可能性があると言うことだぞぉ.

だいたいやねぇ,googleで「パンデミック_鉄道」のキーワードで検索すると当サイトが最初に出てくる時点で,この国の準備態勢が残念な状態であることが証明されてしまっているぞぉ!

※(追記)2/15現在,死者数は中国外含めて1522人.三次式y = 0.0379x3 – 1.0817x2 – 0.3747x + 135.11(xは1/1を1とする日数)で近似したときのR² = 0.9999である.「中心地」から日々一定の速度で外側に拡がっていった場合,面積は距離(日数)の二乗に比例するので二次式で近似できるはず.外に拡大するとともに,中心から順に沈静化すれば面積は距離の一乗に比例するはず.だが実態は,三次式が一番合っているようなので,立体の体積が日々膨らんでいるような状態.つまり「感染の中心地」自体が増加中ということ.明日は1663人か? 死者数1000人に達するまでの時間は約1ヶ月だったが,そこから2000人になるにはわずか1週間.1万人超は3/15頃,5万人超は4/29頃,10万人超は5/28頃,オリンピック開始頃には27万人超という勢いである.
※(追記)現状程度の対策で防げると思っている人たちの頭の中身がおめでたい.大本営発表によると致死率2.5%らしいが,感染率については,WHOがいずれ世界の2/3が感染するかもとか言い始めている.日本の人口1.2億人×2/3×2.5%=200万人(太平洋戦争の戦没者数級).感染率が1/10 &致死率も1/10でも2万人が死亡するんだが(東日本大震災級).大災害が起ころうとしているのに,悠長すぎる.
※(追記)2/16現在,中国外含めて死者1668人.明日は1814人か? 死者数推移の増分(微分値)はプラス,2階微分も移動平均とるとプラス,3階微分の移動平均とると数日前からややマイナス.
※さっきTVで元政治家のコメンテータが「粗い検査でいいからさっさと検査しろ」的な発言してたが,今のところPCR検査しか方法が無いからそうしてるんじゃなかったけなぁ.(→もしかしてレントゲン撮れという意味かな.それって自覚症状があるレベルじゃないとわからないんじゃ無いかな.)
※(追記)2/17現在,中国外含めて死者1775人.明日は1950人か? いちおう増加が鈍ったが,これまでの推移でも3-4日増加したら1日減というパターンが繰り返されているので,しばらく様子見.昨夜になってようやく日本政府も重い腰をあげた感があるが,もう国内での急速拡大は防げないだろうな.来月末頃には日本でも死者数が数百〜千人くらいになっているかも.花見の話ばかり国会でしている輩は間接的に何人の人間を葬ろうとしているのだろうか?
※(追記)2/18現在,死者1873人.数式による計算値との乖離が大きくなり始めた.本当に減ってきているのかは,もうしばらく観察必要そう.そろそろ三次曲線からロジスティック曲線での近似に変更した方がいいだろうか? 明日あたりに2000人になるか,それともさらに増加がマイルドになるかで判断できそう(大本営発表が正しいという前提だが).

※(4/末追記)その後の日本の日々の発表数から考えて,中国についてはやはり数字がきれいに数式に乗りすぎだな.発表される数字がほとんど信用できないかも.

全幹法改正のポイント(建設指示〜土地立入編)

つづいて建設線の建設の指示である.現行法の全文そのものはこちら

第8条(建設線の建設の指示),第9条(工事実施計画),第10条(行為制限区域の指定及びその解除),第11条(行為の制限),第12条(他人の土地の立入り又は一時使用),このへんの内容は,現行法のままでも差し支えないかなぁ.

あえて言うと,第9条で登場する「営業主体」については,第6条とか第7条の変更に対応させることかな.

(つづく)

近鉄生駒線の停電

近鉄生駒線が昨日(2/10)停電で運行が止まったらしい.
そして,今朝(2/11)も停電で止まったらしい.

以前,暑い日に,生駒線のとある踏切で…警報器の鳴動なしに遮断機がいきなり閉まって,そのまま無音で1分くらい…そして鳴動開始,数秒して鳴動停止して遮断機上がる.

…というナゾの現象に遭遇したことあり.関係あるかも.

季節が違うので,鳥とかヤモリが原因ではなさそう.海も遠いので塩害でもなさそう.どこかで地絡してる? 電気系統の老朽化進んでる?

 

全幹法改正のポイント(営業主体及び建設主体の指名編)

つづいて営業主体及び建設主体の指名編である.現行法の全文そのものはこちら

現行法ではこうなっているが,やはり問題がある.結構アンタッチャブルな話題である.

「第六条 国土交通大臣は、建設線について、その営業を行う法人(以下「営業主体」という。)及びその建設を行う法人(以下「建設主体」という。)を指名することができる。」

一見何の問題もなさそうだが,日本国有鉄道から民営化された直後の旅客鉄道各社だったころは,国鉄時代の名残で各整備計画線の営業主体はどこがするのか,(どの法令にも書かれていないが)半ば「予約」されていた.

ところが四国と北海道と貨物を除いて各旅客会社の株式が民間に放出され,法制上は南海や東急や阪急や京成等々の鉄道会社と全く同じ扱いになっているにもかかわらず,なぜか国は旅客鉄道会社の営業権を気にしており,今後建設される新幹線の営業主体は当然○○本線を営業している鉄道会社が引き継ぐかのような雰囲気になっている.

新幹線は公設民営になっているので,税金で建設されたインフラの使用権は,入札であってしかるべきなのに,なぜか誰も何も言わない状態である.まぁ,入札を実施しても応札者がたくさん現れるとも思えないが,形式すらそうしようとしていない.プロセス不明なまま,大臣が営業主体を指名してしまうわけである.

当面は問題は無いと思うが,欧州と完全な経済の自由化が行われたとすると,あちらは幹線鉄道であっても上下分離されて,「上」については自由に参入できるのが原則である.日本の旧来の慣行のままだと,いずれ「税金で建設されたインフラを特定の事業者に使わせている.EUにも高速列車の運営会社があるので,技術基準を公開した上で参入させろ」というクレームが来るのは時間の問題かもしれない.

それどころか,すでに各旅客会社が国から買い取った新幹線インフラですら「独占的営業を認めているのは問題である.インフラ企業と運営会社を上下分離して,上については新規参入を認めるべきである」と言われても不思議では無い.

…そんなことは無いよ,と言われそうだが,NTTも,電力も,ガスも,既にそうなっている.幹線鉄道だけが特別だと考えるのは正常性バイアスがかかっているからかもしれない.

「2 前項の規定による営業主体及び建設主体の指名……」
「3 第一項の規定による建設主体の指名は、……」

このあたりまでは,現行の条文そのままでもOKだが,第四条はこういう風になるかな.

「4 国土交通大臣は、第一項の規定により営業主体の指名をしようとするときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、指名競争入札を行って営業主体を選定しなければならない。」

現在は,在来線の営業主体にお伺いを立てることが前提になっているが,第5条はこういう風になるかな.

「5 国土交通大臣は、第一項の規定により建設主体の指名をしようとするときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、指名しようとする法人(機構を除く。)及び指名しようとする法人以外の同項の規定による営業主体として応札しようとしている法人と協議し、それぞれの意見を得なければならない。」

第6条はそのままかな.

「6 第一項の規定により営業主体又は建設主体として指名しようとする法人は、その営業又は建設を自ら適確に遂行するに足る能力を有すると認められるものでなければならない。

(つづく)

パンデミックへの国内準備・続

肺炎の拡大が中国で止まっていない.公表されている数字が真実かどうかさえよくわからないが,日々の死者数を3次式で近似するとR2=0.9999という,まるで数式の計算結果を公表してるかのような状態である.趨勢が衰えなければ,この式によると半年後には30万人の累計死者数になる.

さて,今のところ日本国内では爆発的拡大には至っていないが,準備は必要である.人と人との間の感染は飛沫感染のようなので,口から口へ.人の噂のようなものなのかもしれない.人の噂は75日で収束するらしいが,流行病はいかに?

…と思って,ネットで調べてみると,こういうシミュレーション結果とインタビュー記事があった.URLにGISという文字があるので,GISソフト関連の記事だろうか.インフルエンザの拡大と収束に関するシミュレーションである.

これによると,何もしないよりは学校閉鎖をした方が患者数が少ないものの,収束は若干遅くなり,学校閉鎖に加えて外出自粛が行われた場合は患者数は少なく,拡大が緩やかな分収束は遅いとのこと.地理的に広まってしまったあとでは都市封鎖はさほど意味が無いとも書いてある.

さて,新型肺炎が日本で流行し始めたらどうするか.

学校閉鎖…つまり大人数が一堂に会する機会を減らすということなので,類似の対策としては集会,会議,コンサート,映画鑑賞などの中止.長時間室内にいるという点では長距離列車や長距離バスも運行中止か? マスクをしていれば短距離のバスや電車はOK? 電車1両あたりの乗車人員を20人程度に抑えながら,人と人との間隔を2m程度以上に保ちながら運行という方法もありそう.どうしても移動したい人は自家用車推奨,という世界か?

#オリンピック無観客試合という話も出始めた模様.

外出自粛…自宅学習,在宅勤務,外食中止,対面販売禁止,あたり? 人口密度が小さい方が人と人との接触機会が減るので,「疎開」というのもアリなのかも.ただし,感染していないことが条件だが.意識の高い企業だとBCPの一環としてパンデミック発生時のマニュアルが策定されているのかも.

国土交通省には検討をしようとした形跡があるんだが,具体的な交通事業者等向けのマニュアルのようなものはなさそう.

#二次式では,日々少しずつ上方にずれてゆくので,今日から三次式で近似してみる.死者数yは,1/1を1日目とする日数をxとすると,1/22以降の死者数(累計)は次の式で表せる.「y = 0.0217x3 + 0.4453x2 – 47.468x + 608.19」なおR² = 0.9999である.本日までの死者数は中国以外を含めて634人.明日は723人か? この趨勢では,死者数1万人は3/19頃,5万人は5/11頃,10万人は6/14頃,50万人は10/12頃である.なお,そもそもの死者数の発表値が真値であるかどうかはわからない.

※(追記)2/8現在.死者数は724人(中国外含む).三次式による近似ではR² = 0.9999のまま.明日は813人で,予想通りSARS,MERS超えか? なお,日々の”増加数も増加中”で,こちらは二次式で近似した方がいい状態.「加速度的」という言葉があるが,加速度的なのは二次式で表現できる場合を言うので,死者数増は「加速度的」よりもひどい状態の模様.このままの状態では,オリンピック開会までに死者数約20万人.
※(追記)2/9現在,死者数は813人.R² = 0.9999のまま.予想通りSARS超え.湖北省では日々の増加数が落ち着きつつあるとは言うが,「湖北省では」なので,全体としては増加の歯止めはかかっていない.明日は907人か? そろそろ日々100人ずつ増えるようになるかも.
※(追記)2/10現在,死者904人.R² = 0.9999のまま.明日はついに1000人超えの1007人か?
※(追記)2/11現在,死者1013人.日々の増分が100人を超えた.R² = 0.9999,明日は1120人か.2000人超は1週間〜10日後.
※(追記)2/12現在,死者1112人.R² = 0.9999,明日は1232人か.落ち着きつつあるという報道もあるようだが,死者数はまだ3次曲線,日々の増分は2次曲線で近似するのが適当な状態.
※(追記)2/13現在,今日はなんだか発表が遅い…と思ったら死者数は1357人へ.ここ数日,日々の増加が「落ち着いている」様子だったが,一気に増えた.数字の「調整」に時間がかかったか? きれいな曲線に乗っかったり,不連続だったりと,死者数の推移は不審なので,日々発表される数字の信頼性は低そう.実際の死者数は10倍くらいと言う話も時々あるよね.明日は1441人か? 2000人超えは来週,5000人超えは2月末頃,1万人超えは3月半ば,5万人超えは4月半ば,10万人超えは5月半ば,オリンピック開会頃は40万人超え,9月下旬には100万人超えのペース.致死率低いので大丈夫だなどと高をくくっている医療関係者が今でも少なからずいるが,誰も免疫持ってない病気って怖いのよね.(→この日の死者数の発表には「誤り」があったそうで,真値不明.混乱しているのか,再び隠そうとしてるのかは不明.)
※(追記)2/14現在,中国外含めて死者1486人1380人.R² = 0.99800.9999 (2/13の値は欠損値で処理).明日は1626人1507人か.ついに日本国内でも死者発生.感染経路の不明な人が出始めた.具体的な施設閉鎖や交通機関の運行計画等々の方針を立てないと間に合わないぞ.今日現在も高をくくっている医療関係者がいるが,パンデミックの恐ろしい点は医療の処理能力(≠水準)を超える可能性があるという点だ.SARSより致死率が低くても感染力が強ければ,いずれ医療機関の人数的な処理能力を上回るようになり,高度な医療を誇る日本であっても中国の様子が対岸の火事では済まなくなる.

(続きはこちら)