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超有名な橋

エジンバラ駅からローカル列車で10分ほど.まぁ,一生のうちで二度と降りないであろう駅で降車.

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こういう位置にある駅である.ローカル列車が2つ写ってるだけだって?

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向こうに写っている赤いのを拡大.トンネルつきのタワー?

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駅から外に出て,横にまわり込むとこんな感じ.建設系の人で橋関係の授業を受けたことのある人なら必ず紹介されたであろう「超有名」な橋.エジンバラのすぐ近くにある「フォース橋」だ.

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変わった形をしている.トラス橋の一種らしいが,一部の部材がワイヤ?いや,よく見ると細かいトラスかな.

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列車が走ってきた.

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橋でけぇ.列車小ちぇぇ.

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なお,この橋,2両編成のローカル列車のために架けられたものではなくて,幹線の一部である.たまに長大編成の特急列車や急行列車が走ってくる.

この工事…LRTの新設工事でした@Birmingham

2013年の3月のBirminghamの写真.NewStreet駅付近である.

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なんか工事してるなぁ,と思いながら何となく撮った写真.

今夏再訪することにしたのだが,どうやらこの工事はLRTの新設工事だったようである(たぶん,関連工事).

さて,どうなっているのかな?
(この投稿が公開される頃は,英国に着いたあたりかな?)

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ここでも緑化軌道

豊橋駅前である.ここでも緑化軌道が導入されはじめている.

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次の信号までの区間だけ,しかも片側だけなので,試験施工かもしれない.以前は試験施工はひどいものが多かったが,最近はレベルが上がってきており,なかなかきれいである.

鹿児島では鹿児島中央駅前だけやってみて,市民の反応がよかったので,ケーサツがゴチャゴチャ言ってくる前に全線一気に緑化軌道にしてしまったらしい.

この緑化軌道,なかなかきれいなので,この際全部しちゃえば?
(誰が緑化費出すか,という話もあるが)

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高津波

名古屋から豊橋方面へ約20分.逢妻駅の手前の鉄橋である.海からはだいぶ遠いはずなのだが…

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…この付近は津波襲来時の浸水要注意区間だったと思う.

地図でこの橋の付近を見ると,北東(右上)方向の地名に「高津波町」というのがある.知多半島の東側の逢妻川を津波が遡上してくるようである.

なお,逢妻駅の所在地は「愛知県刈谷市高津波町1丁目」である.

内陸だと思ってたら,実は内陸ではなかったということ.

(海から遠い,というのがそもそもの認識の誤りで,河口は実はかなり北で,川だと思っていた部分は奥地まで入り込んだ衣浦湾だという話もある.)

路面電車の軌道保守

路面電車の線路はレールの頭部分だけが路面に出ているのでどうなっているのか構造が分かりにくいが,最新式のコンクリート板に溝を掘ってレールをはめ込むタイプでない限り,通常の線路と基本的には同じである.

通常の線路は道床,マクラギ等むき出しなのでそのまま保守できるが,路面電車は舗装されているので厄介である.そもそも運転速度が遅いので,少々軌道が傷んでいても脱線はしにくいのだが,時折こういうレベルの線路を見ることがある.

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よく脱線しないな,と感心してしまう.

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こっちはレールはマシだが,表面がぼろぼろだね.

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構造的に保守しにくいのが一因,あと,保守にお金をかけられないのがもう一因.

道路へのダメージが大きい交通というと,実はトラックやバスもあり,こちらは保守は行政がやってくれる.一応,トラックやバスは自動車重量税というものを払っており,道路保守費用を負担していることになっている.だが,道路舗装へのダメージという点では実はトラックやバスの与えるダメージは一般の乗用車の10倍くらいなので,形式的には保守費用を払っているが実はちゃんと払っていない.一種の産業政策,国策なのである.

じゃぁ路面電車はというと自動車が踏みつける部分については行政が保守費用を負担する制度が大正時代からあるのだが,上の写真を見ると十分とは言えない.実態としてトラックやバスとは扱いが違っているのである.

この際,路面電車のトラックやバスなみの重量税を支払う代わりに,軌道の保守費用は道路保守の完全な一部として取り扱うようにしてしまう,などという方策はないものかなと考えてしまう.

 

きびだんご屋の前の電停

岡山の有名なきびだんご屋さんの前の電停である.

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どこが停留所かって? 道路上の緑色に塗った部分.ここが電停である.

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もちろん,車道の一部を緑色に塗っただけなので,車が通る.交通量がやや少ない道路だということが救いか?

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その次の電停も,車道の一部を緑に塗ったタイプだ.欧州のLRTに見慣れると,まだこんな危ない電停があるのが奇異に見える.だが,これが日本の現実である.

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ぐるぐるぐる

敦賀駅から北陸本線で米原方面に出発すると,しばらくして米原方面の線路が金沢方面の線路を乗り越す.この辺は山が険しいので,特に貨物列車が勾配を楽に登坂するために,米原方面の線路が山の中をぐるっと時計回りに1周して高低差を稼ぐ.

ループ線だ.

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半周すると,地図上は小浜線の近くを走っていることになっているが,高低差がずいぶんついており,こんな感じだ.よく見ると眼下に小浜線の線路が見える.

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ここまでは,北陸線をよく使う人なら見たことのある光景.

じゃぁ,下から上,つまり小浜線から北陸本線を見上げると,こんな感じになる.

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結構上を走ってるね.小浜線自体がやや標高高めの場所を走っており,さらに写真に写っている二階建ての家屋は小浜線よりも高い位置にある.その家屋のさらに上,6階か7階相当のところを走っている.これでループ半周.

さらにもう半周して米原方面へ.北陸新幹線が出来ると,このループを特急で通ることも無くなるのかな.

北陸新幹線ただいま工事中(なのか?)

敦賀までやってきた.そろそろ日が暮れそうだ.

敦賀といえば,2022年頃の開業を目指して北陸新幹線の工事がまっただ中になっているはず…だが,駅の南側の車両基地はまだ何も手つかずのように見える.ここに新幹線の駅ができるんだよね?

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市街地を今庄方向に線路と並行に歩いてみる.今は使っていない敦賀港線の踏切があった.新幹線の工事をしているのなら,この辺のはず…だが,工事をしている様子が無い.

工事はしていなくても,主要道路との交点には杭が立っているはず…だが,見当たらない.本当に工事中なのか?

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敦賀港線に沿って,少し敦賀駅側に行ってみる.この写真の方向に新幹線が通るはずなんだが,杭すら見当たらない.どうした?

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もういっぺん戻って,写真の小山のふもとに行ってみると…

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もしかして,これ? 付近には他に工事をしている箇所は見当たらないようだ.これだな.白い覆いがしてあるが,「新幹線工事を行っています」などという類の看板類は見当たらない.

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ほんとにこれなのかなぁ?

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北陸新幹線ただいま工事中(なのか?)

 

軍用引込線跡

東舞鶴駅を降りて右方向,NTTや共済病院のあるところへ歩くと,遊歩道の入り口がある.

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なんだか匂う.この微妙な曲がり具合.通常の道路じゃぁ,わざわざこんな緩い曲線にせずに,真っ直ぐに道路を敷いて,必要に応じて割と急角度で曲がる.

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さらに歩くと,あったあった.トンネル.ここまでに沿道には玄関をこの道路に向けている建物がほとんど無い,というのも,「なんだか匂う」原因だな.

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どう見ても鉄道トンネルです.

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遊歩道化しているので,現役時代にはなかったであろう街灯がついている.

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トンネルを抜けて振り返ると,こんな感じ.どう見ても鉄道トンネルです.ここにたどり着くまでに通ってきたトンネルと,構造やサイズがほとんど同じじゃないかな.

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まだ遊歩道は続く.ここは踏切跡か?

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そして終点.病院横の入り口から800m,ぶらぶら歩いて15分ほど.

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地下道を抜けると…レンガ倉庫跡地利用の商業施設であった.

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電化区間のちっちゃいトンネル

比較的最近になって電化した区間に,古いトンネルがあるとこんな感じになっていることが多い.

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以前,予讃線のトンネルを紹介したことがあるが上の写真の舞鶴線のトンネルも同じような感じだ.

高度成長期頃までに輸送力増強の一環として電化するような場合には,狭小トンネルは掘削し直すなどの対応がとられることが多かったが,近年の電化では線路の下の地面を掘って高さを稼ぎ,上部の電線についても高さがギリギリになるのでパンタグラフの押し上げの力が強くてそれに対応できるようにトンネルの部分だけ別の電線が添えられている.

上の写真もよく見ると,本来の給電用の架線の左右にパンタグラフの押し上げ対応の電線が添えられている.

まぁ,一応は電化という所期の目的を達成しているが,かつてはそれに合わせて行われることの多かったインフラそのものの更新が行われなくなってしまったわけであり,この先,いつまで使えるのかといった点が少々心配ではある.

もっと鉄道のインフラ投資しようよ.

#今日は「架線」の話でした.