日本では,これを「BRT」と呼びたいらしい.
どう見ても,「バス」だよね.
かつて鉄の塊に「お前は鳥だ,飛べるんだ」と何度も語りかけていると飛行機になったという漫才のネタがあった.
バスに「おまえはLRTだ」と何度も語りかければ,何万年か経過するとそうなるんだろうか?
(写真は,プラハのバス)
今年も行くぞ,欧州調査…と言うと,「あぁ〜いいですねぇ」などと言われることが多いが,もしも実際に同行したならば,初日の昼過ぎには別行動の提案をされること請け合いである.
調査中に横でじっと待たれても困るので,基本的には単独行動である.
今年の訪問都市はこんな感じ(天候により急遽変更の可能性あり).
さてさて,どうなるかな.
#旅の途中,自動小銃持った男が取り押さえられた国際特急タリスに乗るんだが大丈夫かな?
日本には本物のBRTが無いという話は結構何度も繰り返してきた.
東北に行ってみた(BRT編)
日本に本物のBRTは出来るか?(オタワのバス専用道路)
日本に本物のBRTは出来るか?(PARK&BUS乗車)
日本に本物のBRTは出来るか?(バス専用高速道路車線)
日本に本物のBRTは出来るか?(ゴムタイヤトラム編)
日本に本物のBRTは出来るか?(ナントの専用道)
日本に本物のBRTは出来るか?(優先信号)
日本に本物のBRTは出来るか?(完璧なバリアフリー)
日本に本物のBRTは出来るか?(台北編)
日本に本物のBRTは出来るか?(ガイドウェイバス)
日本に本物のBRTは出来るか?(基幹バスシステム)
茨城県のBRT(かしてつBRT編)
茨城県のBRT(ひたちBRT編)
日本に本物のBRTは出来るか?(連節バスは十分条件か)
これは日本的基準ではBRT?
BRT = Bus で Replace した Transit
これなら,実態と合っていると思う.BRTがローカル線の転換バスの新形態だというのなら,納得である.
一時期,LRTの整備方法の一つとしてゴムタイヤトラムが注目された感がある.いくつかの方式があるが,その一つとしてTVR方式というのがあり,フランスのナンシーとカーンで採用されている.
ところが,開発元のBombardierがこの方式からの撤退を表明し,カーンについては将来的に通常型のLRTに敷き変えるそうな.結果として,安物買いの銭失いになってしまった.
ナンシーも同じTVR方式である.軌道がずいぶん劣化していたが,早晩車両も含めて設備更新が必要で,何らかの判断が迫られるところ.どうするのかな.
特殊な方式を採用すると,メーカーの都合が大きく影響する例である.トラムに限らず,特殊な都市交通システムを導入すると常にこの手のリスクがつきまとう.(が,往々にしてお役人様は新手の都市交通システムが大好きなのが困ったところ)
連節バスの方がマシかも.(でも,それってもはや単なるバスだよね)
いささかしつこいシリーズだが,半分意地なので続ける.
この辺まで来ると道路幅員にも余裕が出てくるのだが,特段路面電車に優先的な地位が与えられているわけではない.走りたければ自動車は軌道敷内を通行しても良い状態である.
そして,忠節橋へ.今やこの橋は連節バスが走っていることはご存じのとおり.
この橋についても,優先的取り扱いはしてもらえない.
空いていればわざわざ軌道を走るクルマは少ないと言えばそうなのであるが,問題は込んできた場合である.
こういう光景,岐阜が地元の人には懐かしいかも.
そして,ここのも「命がけの電停」.徹底して冷遇されていた.
こりゃぁ,廃止になるわな.今や名古屋でもLRT導入検討する時代なんだけどな.先見の明が無かった,と言うことで.