そっ,そこにバス路線ですか…

京阪バスが攻めている.

新しくできた道路や高速道路経由の新規路線,はたまた大学等の学校を狙った路線開設など,老舗のバス会社の中では攻めの姿勢だ.

直Q京都号(松井山手(京田辺市)ー京都駅)は高速道路の第二京阪道路を経由して運行されている.それまでJR線と近鉄線とを徒歩連絡300mを介して乗り継いで,遠回りで結んでいたが,これを着席保証の上で結んだので,大好評.

当初は45分ヘッドという中途半端なものだったが,10年を経て,最近は毎時2本,ピーク時は10分間隔運転という路線に育っている.ドル箱らしい.

さてさて,その京阪バスの今秋の新作は…

「枚方津田大阪空港線」

大阪空港交通のバスとの共同運行路線のようだが,な,なぜ片町線津田駅

いや,個人的には大変ありがたいんですが…
(日々,電車の乗り継ぎが多そうな地域を探し出して検討してるんだろうなぁ…)

経路が結構ナゾで,津田駅を出て第二京阪道路を西進して近畿自動車道北行し,伊丹空港に向かうと思いきや,いったん京田辺を経由して京都方面に向かい,久御山JCT,大山崎JCT,高槻を経て伊丹空港へ.こっちの方が時間が読みやすいということか?

※渋滞ピーク時には久御山JCTの第二京阪北行-京滋バイパス間の連絡通路が渋滞で詰まるので,渋滞フリーというわけではないのが要注意ポイント.

#10/1朝,いつもと雰囲気違って,駅前にスーツ姿の人が大勢いるぞ…出発式でもするのか?

芳賀・宇都宮LRTただいま建設中(2)

2022年には走る芳賀・宇都宮LRTの工事の様子,Part 1につづいて,Part 2だ.

この小学校の横を通過する予定だが…6月時点ではその兆候無し.

そのまま,この集落の中を突っ切るはずだが…?

集落を抜けると…何か工事している.

おっ,これは何だ?

鬼怒川を渡る橋梁工事のようだ.

対岸から先ほどのクレーン方向を見るとこんな感じ.結構進んでいる.

鬼怒川を渡ると,さらに東につづく.この先も何か工事をしているようだ.

つづく

芳賀・宇都宮LRTただいま建設中(1)

他都市の市長さんや議員さんやお役人さん達が,LRT建設が困難な理由をいろいろと考えているうちに,宇都宮ではLRTの建設が始まっている.2022年には走るようだ.

…ということで,駅前で電動アシストチャリを借りて予定線に沿って行けるところまで行ってみよう.なお,以下の情報はサーバが止まっていた6月の様子なので,今行けばもう少し工事が進んでいるはずである.

最初に建設される区間は宇都宮駅の新幹線口側,つまり東側から郊外に延び,隣町の芳賀町までの約15キロ弱である.市街地を通過する欧州のLRTのイメージとは若干異なり,路面電車車両で運転される郊外鉄道といった感じのようだ.

駅から東に延びる太い道路では工事が…まだ始まってない.あえて言えば,中央分離帯がすでに撤去され,移動可能なテンポラリなガードレールになっていることくらいか?

路線はまだまだ先に続くので,チャリンコに乗って進んでみよう.

しばらく進むと,交差点部で道路が立体交差している.ここはどう通過するんだろう?

3分割されているようなので,すでに対応済みで設計? それとも中央部分を取り替え?

さらに進んでみるが,うーん,何も工事が始まっていない?

ベルモール付近を過ぎると…これってLRT工事の一部だよね.中央分離帯の撤去工事.

田んぼが見え始めると,LRT軌道は道路を離れ,専用軌道で東進する模様.田んぼの中で盛り土工事をしている.車両基地予定地のようなので,転圧か?

宇都宮市の環状道路の一部となる国道4号のバイパスの東側に出ると,田んぼの中をさらに東進するはず.

この視線の方向にLRTの軌道が延びてゆくと思うんだが…現時点では単なる田んぼだよね.ここで合ってるんだろうか.

写真中央の田んぼの中には,よく見ると黄色いリボンの付いた杭のようなものが見えるが,もしかして軌道中央線? 奥の小学校の手前に停留所ができて,学校のすぐ左側を通過するようなんだが,まだ工事始まってないねぇ.

つづく

英旅行大手トーマス・クック破産申請

創業178年の英旅行代理店トーマス・クック・グループは23日、ロンドンの裁判所に破産を申請した。追加の資金調達交渉が合意に達しなかったため。英民間航空局(CAA)は、同社が「直ちに営業を停止した」と発表した。トーマス・クック・グループは、「近代ツーリズムの祖」とも言われる実業家トーマス・クックが19世紀に創業した老舗旅行代理店が母体だった。

情報源: 英旅行大手トーマス・クック、破産申請 旅行者15万人の帰国作戦が開始 – BBCニュース

トーマスクックというと,日本では「ヨーロッパ鉄道時刻表」でおなじみだったブランドだが,その時刻表の版権もとうの昔に手放されている.

本業は旅行代理店で,日本で言うとJTBみたいなポジションかな.

昨今はネットで列車も航空もホテルも直接予約・発券が可能で,旅行代理店の存在価値が問われており,ついにやってきたかという感じ.

日本の旅行代理店も戦々恐々としていると思うが,ネットと価格競争をしても勝ち目のないのは目に見えており,ネットでは得られない価値を提供できるかどうかが生き残りの重要ポイントのはず.

おそらくそのポイントは,「優れた企画力」「信頼性」あたりではないかと思う.

ネット予約の難点としては,画面上からしか得られないサービス内容を信じて現地に行ってみると,何ともまぁ欺された感の強い現実が待っていることが少なくないこと.もう一つは,いちいち自分で全ての旅程を立てなければならないので,面倒なこと.

決して客に向かって「あさま号ってどこ走ってましたっけ」とか「うちでも○×○×.comの扱い商品の予約ができるようになりました」とか言っていてはいけないわけで…わかってない旅行社が少なからずあるような無いような.

#そういえば,数年前に “てるみくらぶ” が破綻してたっけ.あそこも廉売中心だったかな.

新交通に知事疑問「近場でも車で移動」

ずいぶん前の記事だが…

 金沢市が導入を目指す新交通システムについて、石川県の谷本知事は28日、「県民は近場でも車で移動する意識が染みついている」と述べ、「マイカー好き」の県民が乗り入れ規制が不可欠となる新システムを受け入れるのは困難との見方を示した。

情報源: 新交通システムに知事疑問「近場でも車で移動」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

(システム障害で長らく下書きを放置してあったので,リンク切れてるかも…)

北陸の新幹線駅設置都市で,お城のある(あった)まちを並べてみまーす.

富山市,高岡市,金沢市,加賀市,小松市,福井市,敦賀市,小浜市

グループ分けしてみまーす.

Aグループ:富山市,高岡市,福井市
Bグループ:金沢市,加賀市,小松市,敦賀市,小浜市

あらぁ……小さな都市と同じ政策なのかな.

偉い人は運転手付きの車で移動することが多いので,公共交通よりも道路と自動車の方が気になっている人が多い傾向があるような印象…気のせい?

#どーでもいい話ですが,私ICa持ってます.

 

飛ぶのは恥

ちょっと前に経済系の名の知れた先生から伺っていた件がネット記事になっている…

情報源: 欧州で伸びる鉄道利用、理由は「飛ぶのは恥」 | 東洋経済オンライン

政策と価値観が「昭和のまま」の行政や事業者ばかりの日本では即座に実行できる状況には無いが,当サイトでも時々取り上げてきたとおり.

ドイツでは,ドイツ鉄道とルフトハンザ航空が手を結んでおり,例えばシュツットガルト中央駅のホームの時刻表はこんな風にICEとルフトハンザ便が「コードシェア」している.駅には「ZWS」というIATAの3文字コードも割り当てられているようだ.

 

もちろん,フランクフルト空港駅の電光掲示板もこんな感じであり…

 

専用チェックインカウンタまである.(日本でほぼ失敗した「シティエアターミナルではない」)

実現するには,空港に幹線鉄道が乗り入れている必要があるが,新幹線でなくとも在来線特急でもいいわけで,「京都空港行きコードシェア便(=はるか)」ならすぐにでも実現できる.

なお,今なお「きょうと」を連想できるスリーレターコードは「KYO」「KTO」「KYT」いずれも空いているようだ.

サイト再開

今年初頭にランサムウェアにやられてサイト運営不能になっていたが,サーバを大学のファイアウォール内に移して再開しました.

旧URLにアクセスすると,新URLに自動的に転送されます.

“ http://rtpl.ce.osaka-sandai.ac.jp/ByRail/?p=8234 ”

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

“ https://rtpl.ce.osaka-sandai.ac.jp/ByRail/?p=8234 ”

うーん,サーバ維持って難しいな -again & again

再び「データベース接続エラー病」発生.

とりあえず復旧したが,11月末頃以降の記事のデータ番号(p=xxxx)が変わってしまったかも.

ついでに各種アップデートもしたので,しばらくは稼働できるものと信じたい.


…と年末に書いたものの,再びダウン.

※その後,サーバのデータベースシステムをよく見ると,データベースファイルそのものが消失していることに気がついた.同時に「READMEなんちゃら」というデータベースが作成され,よく見ると「ビットコイン送れ」と書いてあった.

 

どうやら,これっぽい.設定に心当たりがあったので,ただいま対策して様子見中.


…と書いたものの,再びダウン.ランサムウェアとの日々の戦いである.

今までやったこと.

  • サーバのOSを比較的最新のものに変更. →ダメでした.
  • サーバソフトを最新のものに変更. →ダメでした.
  • WordPressを最新のものに変更. →ダメでした.
  • サーバ管理ソフトとデータベースソフトの間のやりとりをする際のユーザアカウントを必要最低限まで削除するとともに,パスワードをデフォルトの決め打ちのゆるゆるのものから長いのに変更. →ダメでした.
  • 同,WordPressとデータベースソフトの間のやりとりをする際のユーザアカウントについても類似の対策. →ダメでした.
  • OSのファイアウォール設定をきつい目に設定.// ←昨日はここまで. →ダメでした.
  • OSのファイアウォール設定をかなり厳しくして,設定以外のポートを使う際にはいちいち確認を求めてくるように変更.
  • セキュリティ対策ソフトをインストールして常時監視.//←今ここ

→ 結局,何をやってもダメなので,8ヶ月間電源を切ったわけで…

 

また「都構想」らしいが…

何度も何度も同じ話が繰り返されるのもなぁ…

「府市統合」なのに,大阪市民だけが住民投票する不思議.首長選挙で代替しようとすると,他の論点も混ぜごちゃになるんで,単一論点の採決の代わりにはならんのやけどなぁ.(しかもいっぺん否決されてるし,前回から何が抜本的に変わったのかわからんし.)

意見が鋭く対立する案件で,きわどい差で決した場合,後々対立構造が残ってしまい,何かと余計な困難を背負い込むことになりかねないので,重要案件であればあるほど圧倒的多数の賛成状況になったのを見極め,満を持して,最後の儀式的意味合いを添えて採決するというのが理想やね.

賛否の数の大小を知りたいだけなら十分なサンプル数のアンケートで十分という話もある.

ところで,昔々その昔,大阪が大変栄えていたのは日本の中心付近にあったから,というあたりが大きい.地理的中心付近にあって,瀬戸内海の最奥で水運が便利で,琵琶湖+淀川というシステムも使えて,そして米という穀物が我が国が生み出す富の源泉だったので大阪が栄えた.昔のインフラでは,陸路で大量の米を運搬するのは難しかったからねぇ.

米中心の社会が終わったあとにも大阪が再び活気を呈したのは,関東大震災の発生があったから相対的に浮上したという点も忘れてはいけない.

つまり,富が集まるためのシステムが存在したから大阪が活気を呈していたわけだ.米経済の時代が終わったあとは富を生み出すのは高次産業に移り,人の往来が不可欠になった.その点,東京は航空,高速鉄道ともにハブの中心に位置するようにインフラが築かれてきたが,大阪は航空ネットワークは羽田中心のシステムの劣化縮小版,鉄道は東海道・山陽新幹線だけ,という状況になってしまっている.今や人が集まるためのインフラは東京と比べるべくもない.

…という冷静な状況分析があって初めて,次の一手の方向性が決まるはずなんだが.そこら辺の議論はあんまり無くて,なんだか内向きの話ばかりのような気がしてならない.

以下,同じような話を繰り返すことになるので,リンク参照.

第1話-新幹線偉大なり編,第2話-産業振興VS交流編,第3話-他の交通網編
第4話-東海道VS中山道編,第5話-新幹線駅が都市圏形成編
第6話-駅アリ>駅ナシ編,第7話-20年差が命取り編,第8話-後手必敗編
第9話-東密西粗編,第10話-リニア編


VOL.5編,VOL.6編,VOL.8編-その1,VOL.8編-その2,VOL.8編-その3
VOL.9編,VOL.10編, VOL.11編, Vol.12+Vol.13編


あれ?住民投票できるんじゃなかったの??
大阪府市統合+道州制=関西総大阪化計画??
毎年2200億円あったらできること
「2200億円」は無かったんや・・・で?
大阪府市統合+道州制=神戸市が州都?
大阪府市統合+道州制=地図に残るは「大阪駅」のみ?
ドーナツの認識方法について

北陸新幹線敦賀以西調査に12億円

敦賀と名古屋を結ぶ北陸・中京新幹線、四国新幹線といった基本計画路線を含む「幹線鉄道ネットワーク」の整備手法の調査に、18年度とほぼ同額の3億円を計上した。

情報源: 北陸新幹線敦賀以西調査に12億円 沿線の環境アセスメント着手 | 政治・行政 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE

基本計画線を含む幹線鉄道ネットワークの整備手法の調査に18年度は3億円を計上したと書いてあるけど,一体誰がどこで何の調査したんでしょうねぇ.

何か新しい成果はあったっけ?

1000万円クラスの調査×30本…もしてるわけないか.地質調査とかの物理的な調査でもしない限り,そんなに調査費かかんないと思うんだけど.