「令和恐慌」が始まってしまったか?

すでに消費増税後の昨年第四四半期がマイナス成長だったことが報じられているが,その後の暖冬による消費の低迷,武漢発祥の肺炎の蔓延による経済活動の低迷は誰が見ても明らかなレベルになっており,日本に限らず世界的な状況になって来ている.さらには東京オリンピックの中止や延期といった話まで現実味を帯びつつあり,1ヶ月ほど前に書いた話はまさに現実のものとなって来た.

与党の中でも昨今の状況を鑑みて消費税を当分0%にすべしという人も現れたが,肝心の金庫番が否定的な見解を述べており,日銀総裁の発言も以前と代わり映えしない発言ばかりであり,かといって画期的な案もなさそうなので,財政や金融の面から不況の入り口を回避できる見込みはなさそう.

つまり,令和の大不況の第1原因となる消費増税不況は当面続きそう.

続いて天候不順による消費の落ち込みであるが,地球温暖化に対する積極的な取り組みが我が国では見られず,たとえ取り組みが行われても即座に結果が現れるわけでも無いので,異常な気象は今後も続く可能性は高い.寒い夏,暖かい冬,超大型台風,(…そして不意を突かれた大地震?)etc.

つまり,令和の大不況の第2原因となる異常気象不況も当面続きそう.

新型肺炎の蔓延状況についてはまだ先が見えないものの,中国が大感染状況に陥ってから昨今の落ち着きに至りつつある状態までが3ヶ月半.完全終息までにはあと1ヶ月くらいはかかるとして4ヶ月半(最初の患者は11月という情報もあるようなので,その場合は約半年).日本で大騒ぎになり始めてからそろそろ1ヶ月なので,4ヶ月半目は7月(終息に半年かかるなら8月半ば以降).この辺までは経済活動がかなり低迷する可能性あり.また,欧米で大騒ぎになって来てからまだ半月といったところなので,4ヶ月半目は7月半ば(終息に半年かかるなら9月以降).日本だけ肺炎騒動が落ち着いていても世界中が大混乱だと経済は停滞状況のままだろうから,世界経済が回復に向かうのは夏以降か? 耐えきれずに潰れる産業も出てくるだろうから,完全復旧までには数年を要するかも.

つまり,令和の大不況の第3原因となる新型肺炎不況も当面続くかも.

肺炎が夏まで続くということは,競技別のオリンピックに向けての予選相当の試合も終わってないかもしれないし,肺炎の収束時期は後になってからわかるもの(後年に振り返ると,あぁ,あの時が終息時期だったとわかる)なので,オリンピック実施の可否判断をする5月段階では実施の判断は難しそう.まぁ,中止か延期かなぁ.消費などの景気の盛り上がりは期待できなくなるし,オリンピック後の観光需要も期待できないだろう.これも1-2年続きそう.

つまり,令和の大不況の第4原因となる幻の2020五輪不況もありそう.

ということで,これら4つの合成である令和の恐慌はやって来そう.そして,しばらく続きそう.

令和恐慌=
消費増税不況(overリーマンショック級)
+異常気象不況
+新型肺炎不況
+幻の2020五輪不況

#今だに「軽症にしかならない若者はどんどん感染すればいい」などという人がいるが,世の中が若い人だけで構成されているのなら確かにその通り.実際には無症状or軽症のままお持ち帰りして各ご家庭に持ち込むことになり,高齢者に感染させてしまう.高齢者1000万人のうち半分が感染して致死率5%でも25万人死亡.広島と長崎の原爆を合わせたくらいの死者が出てしまう.
※一律減税しても景気刺激にならないということを述べてらっしゃるようだが,増税しても景気に影響はないと言っていたはずなのに,実際はそうではなかったので,あまり説得力は無い模様.たまには新幹線の普通車にでも乗って東京から地元の福岡まで行ってみると色々わかると思うぞ.取り返しのつかない状況に陥っているということがわかりますよ.現実見ようよ.
※五輪を「延期」じゃなくて「中止」にしてしまったら,ただでさえ少なくなってきている候補地に手を挙げる都市が更に減ってIOCの首が絞まるかも.

始まってしまった模様

中韓からの入国者全員を停留・隔離へ

新型コロナウイルスの感染防止策として、中国と韓国からの入国者全員について、検疫法に基づき、医療施設などで停留するか、政府指定の施設で2週間隔離したうえで入国許可を出す方向で調整に入った。

情報源: 【独自】中韓からの入国者全員を停留・隔離へ…政府方針 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン

誰もが頭をよぎった言葉…

遅せぇよ!

「要人」の訪日延期と同じタイミングなわけやね.
流行り病には…

SONTAC

パンデミックへの国内準備・続^7(換気悪い密集空間?)

政府は、密閉空間など換気が悪く、人が密に集まって過ごすような場所が集団感染の共通点と判断。こうした場所を避けるよう国民に呼びかけた。

情報源: 「換気悪い密集空間を避けて」 感染場所の特徴公表:朝日新聞デジタル

詳しくは,厚生労働省のこのファイル参照だが,避けるべき場所の特徴としては…

      • 換気が悪く

それって,もしかして通勤電車やないか.その特徴は満員の通勤電車.朝の快速電車とか急行電車は停まる駅が少なくてなかなか扉が開けへんのよ.窓開けるやつなんかおらへんし,空気がよどんでんのよ.

      • 人が密に集まって過ごすような空間

やっぱり,電車やないんか.朝の通勤時間帯とか終電間際のやつとかギチギチやねん.ドアの近くとかやと鞄を手ぇから放しても落ちへんくらい混んでんのよ.後ろのおっさんの吐息が耳元にかかって気持ち悪いんよ.

      • 不特定多数の人が接触するおそれが高い場所

それって,通勤電車やないんか.友達どうしとか家族連れではあんまり乗らへんで.毎日同じようなおっさん見かけることには見かけるけど,名前も知らへんし,どこに住んでるんかも知らんで.隣に座ってる姉ちゃん眠りこけてワシの肩に寄掛かってくるけど,どこまで行くんか知らんで.それって,やっぱり通勤電車やろうが.

どうする? 学校は休校にしたけど,通勤電車はそのままやで.通勤電車は経済活動に影響があるからウイルスは忖度してくれて感染せえへんのかぁ? そんなウイルスおらんやろぉ

※乗客に窓開けを呼びかける鉄道会社が出始めた模様

パンデミックへの国内準備・続^6

ただいま東海道新幹線乗車中だが,金曜なのにエラく空いている(昼過ぎだからか?).途中駅からの乗車も少なく,次は新横浜という時点で座席の埋まり具合は4割弱か? 都市間交通の旅客流動はかなり減っているかも.新大阪駅のコンコースも客が少なかったし,昼飯時だったのに食堂も空いていた.

※北海道-首都圏間の航空もガラガラらしい.東海道新幹線の客数は全体で-15%らしい.その割には,相変わらず山手線も京浜東北線も昼間から相応に混んでいて,新型コロナネタの愚痴というか談笑も漏れるなど,特に緊張感はなさそう.ヤバい培養空間は残存中.首都圏のような人口密集地帯で感染が蔓延すれば,致死率低くても阿鼻叫喚の様相になりそう.(4000万人×感染率10%×致死率1%=4万人死亡)

昨日小中高校に対して休校の要請が出たが,予想通りというか,大騒ぎである.「前もって予告しておけ」的批判が多いようだが,こういった中止要請が出る可能性は十分あったので,自身が関わる事態になることを想定していなかった教育機関等が多かったということだろう.政府に対しては”後手後手だ”とよく批判があるが,現場である各教育機関も後手後手である.

※休校対象外である保育園園長の話によると,「保育士来ねぇ〜!」「行政からガンガン電話かかってくる〜!」「保護者からもガンガン電話かかってくる〜!」らしい.

さて,次なる教育機関に対する予想される「衝撃波」は,このまま休校の要請が継続し,授業再開が5月のゴールデンウィーク明けになる可能性である.感染拡大の封じ込めに失敗すれば,十分あり得る.

中国の武漢が閉鎖されたのが1月下旬.1ヶ月を経過して湖北省以外では活動再開の兆しがあるものの武漢の閉鎖はまだ当面つづきそう.来月半ばまで閉鎖されたとすると,閉鎖期間は2ヶ月近くになる.

日本で学校休校が3月からとして2ヶ月ほど休校し続けざるを得なくなるとすると,GW付近まで休校ということになる.最悪ケースとしては十分あり得る話である.

そうなった場合の年中行事および授業スケジュール等について,学校関係者はそろそろ検討を始めるべきかもしれない.

※日本の新型コロナ死者数(クルーズ船含む)の推移を,y = 0.0618x2 – 0.8552x + 3.7862(R² = 0.9622,xは2/13を1とする日数)で近似すると,このままの推移では3/27頃に100人に達し,4月末には340人くらい.
※(3/1追記)日本の死者数(船含)は12人になったが,y = 0.0559x2 – 0.7334x + 3.2583(R² = 0.9778)で近似すると,3/29頃に100人に達する.中国の場合,概ね死者10人を超えたあたりから爆発的に死者数が増加し,2週間ほどで500人以上に達したので,応急で休校措置をとったのはタイミング的にはGJ.ただ,混雑した通勤電車はあまり解消できていないので,次なる対策は何らかの強制的な通勤電車対策.「時差通勤してね」「在宅勤務してね」程度ではあまり変わらないかも.相変わらず “致死率低いから大騒ぎするな” と言っている声の大きな有名人が少なからずいるが,この肺炎は感染力が強力なことがわかっているので,声の大きさに惑わされると死ななくてもいい人が千人単位万人単位で死んでしまう可能性あり.

※その後,「軽症者は家で寝てろ」と言っていた声の大きな人は,自身の微熱でPCR検査を受けて自身が第一線で仕事していたときに削ってしまった医療リソースを消費してしまった模様.まぁ,非難はしないよ.人間ってそんなもんだもの.その程度だもの.

パンデミックへの国内準備・続^5

新型コロナ対応で乗車制限をする場合の新幹線や特急の座席指定の売り方.
新幹線普通車のシートピッチは前後方向は約1m,座席間は0.5m弱,通路幅は0.6m程度のようなので,人と人との間を2m程度空けて座るならこういう感じか? もちろん全席座席指定.

◆◇(通路)◇◇
◇◇(通路)◇◆
◆◇(通路)◇◇
◇◇(通路)◇◆

乗車効率は特急の場合で約25%,新幹線で約20%.クロスシートの近郊電車もこんな感じか?

通勤通学電車が問題だが,私鉄を含む在来線型車両の場合,車両の幅が2.8〜3m,車長が18〜20mで,ロングシート車の場合,向かい合わせで座るとすでに2m程度の間隔になるので,こういう感じか?

◆◇◇(ドア)◆◇◇◇◇◆(ドア)◆◇◇◇◇◆(ドア)◆◇◇◇◇◆(ドア)◇◇◆
---◆-(通路)-◆---(通路)--◆--(通路)---◆-(通路)-◆---
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1両あたり20人くらい.立ち席も位置指定.非常用の換気窓全開で.

政府は国民の生命と財産を守れるか?

※すでに日本国内で検査のキャパを超えている模様.すでに感染症用のベッドのキャパも超えている模様.「負け」確定は近いのか?
※中国の死者数がまた大幅増.あかん.中国以外も死者が増えてきたので,増減の分析難しくなってきた.

基本方針の素案” では「重症患者重視」らしい.軽症者は家で寝てろという方針だが,確かに思惑通りならば拡散の機会は減る.だが,本当に軽症で済むのか重篤化の入り口に立っているのかは一般人にはわからないので,有効には機能しないんじゃないかな.この方針は武漢市と同じ方針だな.軽症者は通常治療で治癒という報告もあるようだが,それは事後の結果論であって,目の前の患者が重篤化するか否かはドラえもんのみ知る話である.

それから,一般人の日常活動を制限するつもりはなさそうなので,感染症の拡散はこのまま進行するということになりそう.”不要不急の外出は控えて人混みには近寄らない云々” の呼びかけをしたところで,「不要不急」ではない用事で動いていると思っている人が大半なので,感染拡大に急ブレーキがかかる見込みはなさそう.客観的基準や不要な目的を仕分けして明示しないと外出行動は止まらないよ.(震災後の渋滞と同じ)

特に学校関係は「混雑した交通機関に乗車」「(ほぼ)時差通学できない」「密室に大勢長時間」「教室では教員か生徒がほぼ必ず口を開けて音声発生」「しゃべりながら昼食」「生徒同士が至近距離でコミュニケーション&接触」「自分は大丈夫だと思って養生しない若者集団」「欠席すると進学に不利になるので無理して登校」「公衆衛生の知識や経験が乏しい集団」「大勢いるので自覚症状のないキャリアが隠れている可能性」「そのまま家庭にお持ち帰り」など,”ヤバイ条件のオンパレード”なので,「負け」確定は近そう.

※(2/27追記)小中高校が全部休校になる模様。なお、放っておくと街に繰り出してしまう模様。
※(3/5追記)やはり早めにやってきた春休みを堪能しているガキんちょが少なからずいる模様.
※(3/6追記)「m」の店内が平日の昼なのに,ガキんちょだらけだ.「m」の店員もマスク付けずに応対してるし,スマイルはいらんから何とかしてくれ.ヤバいぞ.

北海道等で学校関係者が罹患しており,世間では生徒に感染しないかどうか心配していると思う.しかし,可能性としては自覚症状の無い健康そうな”キャリア”の生徒→免疫力の低い学校関係で働く人に感染,と考えた方がすっきりとロジックが建てられると思うんだけど,学校等の集団感染状況の監視だけでは感染拡大防止は不可能では?

今回のウイルスは「自覚症状の無い(or薄い)キャリアの存在 & 長い潜伏期間」が特徴のようなので,集団感染が発覚した時には,すでに手遅れだと思う.

 

バス路線を共同経営「運賃プール」解禁へ

運行本数などに応じて各社に運賃収益を再分配する「運賃プール」制度を認める。

情報源: バス路線を共同経営 政府「運賃プール」解禁へ  :日本経済新聞

バスだけじゃなくて,バスと電車,地下鉄,etc.とか異種混合でもOKにしようよ.

そうでないと,MaaSは誰かが一括して料金を集めて,それを元に各社と個別の契約をするような形態になってしまい(都市内交通を対象とした一種の旅行業),IT事業者の独壇場になるぞ(≒交通事業者はITの下請け状態).

パンデミックへの国内準備・続^4

もはや中国の死者数増加は,日本国内では話題になりにくくなっているが,若干増加はマイルドになったものの毎日100人以上亡くなっている状態である.

日本国内でもあちこちで新規の感染者が見つかる状態であり,1週間以内に感染ルートを追うのが不可能になるだろうと思う.

こうなると感染拡大を防ぐ方法は半ば強制的に人と人との接触機会を減少させるしかない.集会等を主催者の責任で開催/中止の判断してねと言うだけでは防ぎきれない.お役人の頭の中ではこれで防げることになっているんだろうか? あれだけ強権的に封鎖しまくっている中国でもひどい状態なのに,強権発動が難しい日本ではどうするんだ?

集会等の人混みが生じる催しの開催条件を「人と人との間隔が○m以上,全体での人数が○人以内,継続時間が○分以内,換気は○分ごと」などと明示しなければ,公衆衛生の専門的基礎知識がない人たちが正確に判断できるわけがない.感染拡大が発覚した後で「ほら,言った通りにしていないから拡大したじゃないか」などと言っても,あとの祭りだ.

交通機関についても,国内の感染状況がどのような段階になったらどの交通機関を止めるのか,どの交通機関をどのような方法で乗車制限をするのか,などのわかりやすい基準数日程度内で決めて示し,国民に準備を促さないともう間に合わないんじゃないの?

会社等の事業所についても「経営者の自己判断で」では良好な公衆衛生を保つのは難しいはずだが.社畜状態が標準の日本の多くの企業では「出勤は社員の自己判断で」などと経営者の判断を避けて従業員に押し付けて,結果として何も有効な策が実現しない状態になりそうだ.

学校についても授業休止の条件を明確にして,今月限りで春休みに突入させたほうがいいのでは? 卒業式や入学式も開催するかどうかを考える時期に来ている.新年度の授業開始時期はどの程度遅らせることが可能だろうか.夏休みを潰せばGW明けくらいまで延期も可能ではないか? 授業日数が足らないのなら,2020年度限定で「休日」の返上,半ドンの復活でさらに半月分くらい捻出できないか? (初動の失敗で,もはや「オリンピックがー」と言ってられる時期は過ぎてしまったんじゃないかな)

中国で初の死者が出てから100人死ぬまでは約3週間,1000人死ぬまでは約1ヶ月,さらに1000人増加して2000人に達するのが約5週間目,約6週間目で累計2500人になろうとしている.

日本では初の死者発生からまだ1週間ほどだが,中国でも1週間程度までは死者数は2〜3人程度だった.もしかして,この国の政府も国会も,何も判断できない状態に陥っているんだろうか? ”インバウンド客” が気になって何もできなかった現政府は,第二第三の過ちを冒すのか? (経済失策も含めると第四,第五の過ちかも) 国民の生命と財産を守れるか?

※新型肺炎は国家公務員には忖度して感染しないらしい.すごいな.科学的な判断能力が欠乏しているんだな.当事者意識が無いってのはエリートの要件を欠いてるんだが.(→その後,ポロポロと感染者が発覚した模様で,当事者意識はなかった模様.)
※テレビでは次から次へと感染者がみつかった速報が出るようになってしまった.

※(追記)相変わらず「季節性のインフルエンザでも感染者が毎年多数出て,死者も出ているので,慌てるな」というような旨のことを言っている政治家がいるようだが(今日23日だけで二度見た),季節性のインフルエンザは抗体を持っている人が少なからずいるので感染の規模が一定レベルで止まるのに対し,新しい感染症は誰も抗体を持っていないので,放っておくと際限なく感染する.感染者数が医療機関のキャパを超えたら,そこから後は放置状態&やられっぱなしになるので「負け確定」.同じじゃない.指導者層の認識としては大きな誤りである.

「軽症者は医療機関に来るな」という医療関係者もいるが,軽症なのか,死に至る病の入り口なのか判断できるのは医者だけである.(特に高齢者や持病のある人&その家族は)心配なので,結局は医療機関に押し寄せる.最初から感染させないようにすることが最重要だ.

※(追記)2/23現在,日本での死者4名(初の死者確認から11日目).ちなみに,中国で死者4名は初の死者確認から12日目.中国はここから1週間ちょいで死者100人に達した模様.
※日本人お断りの国がで始めた模様.

パンデミックへの国内準備・続^3

2月や3月は通勤以外の移動が多く,新型肺炎が拡がりつつある今日この頃,あぁやだなぁ〜.

かつて東北の震災の後,発電所事故の際に「直ちに影響はない」という言葉の裏にいろいろと ”隠し事” が一杯あるのを感じてイヤな気分だったが,今回もそんな感じなのか?

https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds&feature=emb_logo

(…削除されちゃったよ.代わりに “偉い人” がいろいろアピールしてる.死者出ちゃったんで,もう遅いけど.)

その客船から本日以降多数の客が市中に解き放たれたわけだが,海外の祖国に帰った人々は祖国で再び2週間の観察期間を迎えるのに対し,そうではない人はそのまま日常生活に入るわけやね.

この動画を見た後だと(人権がー,とかいう話はあるものの),「うーん,ええのか?」と感じてしまう.

日々観察している死者数であるが,やはり2000人を超えてしまい,「死者増の増加」が幾分マイルドになったとはいえ,まだまだ二次式や三次式で近似するのが適当な状態.

初の死者から「マイルド」になるまで約1ヶ月.そこから概ね沈静化するのにさらに1ヶ月,最終的な死者数は3000人くらいか? 同じ推移とすると,日本では卒業式シーズンに阿鼻叫喚状態で,そのまま入学式入社式シーズンに突入.概ね沈静化するのはGWくらいか? 隣国の要人の訪問は厳しそうだが,管理が理想通りなら五輪は何とかという感じか?

学内でも,「多人数が集まる集会やイベント等どうする?」という話になってきている模様.

厚労省は「テレワークや時差出勤」と言っているが,首都圏ほどの密度だと時差出勤しても電車内での人と人との間隔がさほど離れるわけでもないので,焼け石に水じゃないかな.(みんな時差出勤すると,別の時間帯に混雑のピークが移動するだけでは?)

#国会中継聞いてると,ようやく桜じゃない話に入った…かと思ったが,誰某が会議に出てたかどうかを追求するというアホな展開に突入.もういいから,具体的な対策の話しろよ.まもなく日々死人が発生するかもしれないという状況なのに.東京という都市は,斯くも危機感を感じさせない,つまりコンディションが整えられすぎた都市なんだろうな.
#(追記)クルーズ船でも死者発生.このまま中国の1ヶ月遅れの推移をたどるのか? もしそうなら,今後1週間は日々数名,そのあと1週間は日々10-30名ずつ死者増加し,3月になる頃には3桁か?
※(追記)桜の次は「コネクティングルーム」らしいが,野党の先生方はコネクティングルームの部屋間の扉が常に解錠されているとは限らない,ということに気づいてないかも.ホテルが鍵を締め切り操作すれば,単なる2つの別々の部屋にもできるのが「コネクティングルーム」(*).そうでないと,隣の知らないおっさんが入ってくるかもしれないので,怖くて寝てられない.隣同士で行き来できるように開けてもらえば1つの大きな部屋.そこがスイートルームとの大きな違い.国会で突っ込むなら解錠されていたことまで押さえておかないと証拠不十分.海外のホテルでは隣あうツインやダブルの部屋が「コネクティングルーム」になっているのは珍しくないし,複数名での出張の際には同行者が隣同士の部屋にしてもらうようにチェックイン時に頼むのも珍しくないゾォ.詰めの甘い質問に時間を費やすより,もっと大事な話があるだろ.死人がで始めてるぞ.
(*)ドアが二重になっていて,ドア間が超短い廊下になっている場合もあり.こっち側とあっち側のドアがともに部屋側から開けない限り1つにはつながらないようになっている.あと,「ツインがー」とか「ダブルがー」とか騒がないこと.欧米だと旧市街の古い安宿でもない限り,シングルのベッドしかない部屋の方が珍しい.

 

進む鉄道の自動運転

近年はJR各社が相次いで自動運転の走行試験を実施。国土交通省も実用化に向け、国を挙げて技術向上を図る。

情報源: 進む鉄道の自動運転 JR各社が相次ぎ試験、人手不足背景(1/2ページ) – 産経ニュース

子供の憧れの職業の一つが,消え始めているということか…?

運転が簡単そうな路線(…といっては失礼だが)は「ちょっと練習すればオレでも運転できるかな」などと思ったりするので,割と簡単に自動運転化できそうだ.

けれども,「オレが運転したら脱線転覆させて列車を谷底に落とす自信がある」的な路線もあり,こういうところは職人技的運転で,当面は自動化無理かも.こういうやつ(↓)

えーと,鉄道の運転を自動化したら,人件費の分,運行経費が低下するはず.タクシーを自動化できたら運賃半分くらいに出来るなんていう話もある.なので,鉄道の運転を自動化したら,その分を列車本数増に充ててほしいところ.

ローカル列車の自動運転化で本数確保が理想だが,ローカル列車は運転の自動化そのものよりも運賃収受の方が問題になりそう.科学技術的な問題というよりは社会的問題に近いかなぁ.

#自動運転に最も近い鉄道は,実は新幹線だったりする.減速→停止時はすでにほぼ自動化されているし,加速も許されている最高速度まで達すれば自動で加速が止まるし,速度を一定に保つ装置もあるし,巡航時の安全確保は人間の神経頼みではない.(寝てても駅まで安全に達してしまったことが何度かある…と書いたら怒られるか)

 

令和の大恐慌到来か?

内閣府が17日発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質GDP(季節調整値)が前期比1・6%減、年率換算で6・3%減で、5四半期ぶりのマイナス成長となった。

情報源: GDP年率6・3%減、5四半期ぶりマイナス成長…19年10~12月期 : 経済 : ニュース : 読売新聞オンライン

すでにマイナス成長かもという話があったが,どうやら年率換算-6%超の模様.つまり「リーマンショック級」だ.これは増税後の去年末頃までの話で,その後,景気が上向いたという話は無いので,不況継続中.消費増税不況

加えて,この話はまだ「新型肺炎」の話は織り込まれていない.中国の様子を見ると,日本でも外出機会の大幅減少(観光や娯楽を中心とした産業への大打撃),購買の減少(小売りおよび製造,貿易への大打撃),製造業やサービス業の停止などが予想されるので,さらなる大幅な景気減退は必須.新型肺炎不況

さらにオリンピックの中止などもあれば,戦後最大級の大不況がまもなく到来する可能性あるかも.幻の東京五輪不況

令和の大恐慌=
消費増税不況(リーマンショック級)  (+暖冬不況) +新型肺炎不況 +幻の東京五輪不況」か?

それでも「財政規律」を守りさえすれば「幸せな将来」が待っているんだろうか? その政策に勝算はあるのかい? まだ「ゆるやかな経済の拡大」って言うの?

※東京五輪中止か延期の可能性は大きそう.SARSは終結まで8ヶ月かかったらしいので,7月ではまだ新型コロナ継続中だろうなぁ.政府は日本だけ新型コロナ終結に至れば開催可能と考えてると思うが,欧米,南米,アフリカなどで日本よりも時期が遅れて感染爆発中だと,東京に人が集まれないので中止か延期になる可能性大きそう.AKIRAの予言が再び当たるのか?
※コロナ騒動が沈静化したら,(単なる金融緩和じゃなくて)相当思い切った経済対策しないと,平成が日本国停滞の時代だったのにつづき,令和は日本国完全衰退の時代になる可能性あるかも.
※(3/7追記)去年10-12月期の成長率は,実はさらに下だったという話も出てきた模様.さらにコロナ騒動が加わって,恐ろしいことになりそう.